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東洋の哲学まとめ

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東洋の哲学(主に仏教、禅、儒家、老荘、神道)について書いた記事が増えて来たのでまとめました。哲学以外のも混じってるかも。
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2020年7月の記事一覧

「肘は外に曲がらない」-『自由』の本当の意味

前回に続き、禅ネタです。 『禅(ZEN)』が世界的に普及するまでに至った最大の功労者で、海外に思想的な影響を与えたもっとも有名な日本人、鈴木大拙博士が感銘を受けた言葉があります。 それは 「ひじ、外に曲らず」 です。 まぁ、当たり前ですよね笑 たまに「仰天ビックリ人間」とかでものすごい角度に曲がる人も例外的にいますが、ふつう肘は外に曲がりません。それは子どもだって大人だって同じです。日本人だってイギリス人だってブラジル人だって変わりません。みーんな同じです。それが

「と」から「の」の関係に変われば世界はもっとよくなる

先日、とある雑誌で、日本を代表する禅学者「鈴木大拙」の特集が組まれていたので読んだところ、思いがけずとってもステキな考え方を見つけました。 それは より多くの人が「と」から「の」の関係に変わっていけば、世界はより良くなる。 という考えです。 どうですか?ステキですよね! ・・・ってなると思うので、順を追って説明します。 そもそも鈴木大拙って誰? 鈴木大拙(本名:鈴木 貞太郎) 1870-1966 歴史上の日本人の中で、海外に最も大きな思想的影響を与えたのは間違

「青春」はレバーで、「四季」だと思ったら「五季」だった件

「青春」っていいですよね。 何がいいって、響きが。 だって「青い春」ですからね。 日清カップヌードルの「アオハルかよ。」シリーズのCM、流れるとついつい見入ってしまいます😅 。。。 いやいやいや。 おかしくないですか?🤔 何で「青」なのかと。 だって「春」は新緑の季節ですよ! 花が咲き誇り萌芽がはじまる、パステルカラーな季節です。 そんな季節に「青」をあてるってのは何かおかしくないですかね? まぁ日本では「緑色の信号」のことを「青信号」って言いますけど・