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パピーミルと保護団体

今ペットショップでの生体販売を禁止しようという動きがどんどん強くなっている。
一部のきちんとしたペットショップ以外の安売りをしているペットショップやホームセンターにいる生体はパピーミルと呼ばれる劣悪な環境で無理やり繁殖をさせられ、麻酔無しで帝王切開をしたりするような悪人が金儲けの為だけに子犬や子猫を作り出す行為をさせない為だ。命を物として扱うパピーミルから仕入れをして平然と例え病気を持っていてもそれを隠して売ってしまうようなペットショップはダメだというのが極論だと思う。

パピーから生活を共にしたかったら、きちんとしたブリーダーから自分の欲しい犬種、猫種を選び譲って貰うしかない。きちんとしたブリーダーは年に何回も出産させないので、順番を待たないといけない。でもきちんとしたブリーダーは産んだお母さんがきちんと育ててくれるので同じ3ヶ月でもペットショップに並んでいる3ヶ月とは中身が違う。母親から犬や猫の世界を学んでいるから…

うちのかおは繁殖犬だった。声帯を切るという行為の出来るクソ人間の所にいて何回も出産させられたと思う。それで5歳で保護団体の所に放り出された。もう必要無かったという事だ。
きちんとしたブリーダーは引退犬をリスペクトしグランドマザーとして子犬、子猫たちの教育係となりブリーダーの元で最期の時を迎えられる…

ブリーダー以外だと保護団体から保護犬、保護猫という話になる。
かおと出会う前にいくつかの保護団体と話をしたり、個人で手放したいという方に会いに行ったりした。
買うよりも保護犬、猫を!! という声は多い。
正論だと思うけれど保護犬は大変だと思う。
複雑な過去を抱えていたり虐待されていたり…
いつも散歩中に会うワンちゃんのうち5頭が保護犬だけれど、うちのかおを含め全ての仔が一切慣れる事はない。
うちもかおが来てから2年半になるが最近やっと僕と家内に甘えるようになってきた。
保護犬と暮らす事は甘くないと思う。
又、こんな事を言うのもなんだけど、団体によっては高飛車すぎて話しにならない。
忙しいのもわかるし、バタバタしているのもわかるけれど対応が悪すぎる…
玄関の前に2重扉をつけろとか犬が暮らす部屋の間取りと写真を送れとか…
こういうやり取りで面倒くさくなって保護犬、猫を諦めている人は沢山いると思う

かおの保護団体は唯一きちんとした対応をしてくれた。最初は遠いからダメだと言われたがこちらから行きます の言葉でOKを頂いた。
愛知まで行き一応、1週間のトライアル期間があるのでダメだったら戻して下さいといわれたが僕も家内も何故か自信があった。運と縁を信じていたので愛知から家について、そのまま正式譲渡のお願いをして今がある。

買うよりも保護犬、猫を!!って気持ちは凄く良くわかる。だけど大変さも伝えなければいけないと思う。でないと保護犬、猫の里親探しをしなければならなくなるから…

芸能人で保護活動をしている方は著名な方含め何人もいる。
だから誰にでも出来るんじゃないかなんて思うのは大間違いだ。
果てしない経済力があり、良い環境がある。
保護活動は凄く良い事だけど自分が苦しくなったら意味がないと思う。

最後に…
保護活動をしている方々の苦労は図りしれないと理解しています。
だけど、ほんの少しだけど肩の力を抜きませんか?

ではまた…

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