根源を大切にする　（良い人生をつくる）

東洋思想の大きな特長として、東洋的視点というものがあります。
何から出来ているかといえば、次の三点です。
「根源的・長期的・多様性」をもって物事を見るとしています。

三点とも大切ですが、まず「根源的」です。
何事も帰るべきは、根源です。
日本人初の九秒台を出した桐生選手も、スランプの末に帰ったのは、身体の根源です。
表面的には見えない身体の中の中心を成す筋力の強化です。

良い人生も同じなのです。
人生の根源、つまり人間の根源の強化こそポイントです。
では、人間の根源とは何でしょう。

よくよく考えて下さい。
東洋思想は「生命（いのち）」といっています。
そうです。
生命の強化です。

生命の強化の最大の要点こそが「生命を喜ばすこと」です。
昔からいう「魂を喜ばす」ということです。

自分の好きなことを没頭没入してやっている。
美しいものに我を忘れて見入っている。
面白い本を集中して読んでいる。
などなど、必ず一日一回魂を喜ばすことこそ、良い人生への活力となるのです。