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麻雀見てて、2回も震えるとは

 友達と話してて、「最近Mリーグ見てるよ」なんて話をしたら、「えっ、麻雀見るん?」「麻雀見て何が面白い?」みたいなことを何度か言われたことがある。でも、はっきり言いたい。麻雀は見るのもやるのも面白い。

 麻雀はやっぱりそんなにいいイメージは持たれないし、運ゲーだのなんだのと言われがちだけど、ドラマがめちゃくちゃ生まれる。

 今日は麻雀最強戦を見て1日何もできなかったけど、めちゃくちゃ震えた。ファイナルに残った8人を見た時に、やっぱり瀬戸熊さんがスーパースターになって優勝するのかなと思っていた。
 A卓、序盤から宮内プロがリードする中で最後は醍醐プロの6s切りからのフリ点リーチツモ。B卓、いろんな選択、どこまで押せるか、いろんな選択の中で最後は一瀬プロからの打ち込みで瀬戸熊プロの勝ち抜き。

 ファイナル。なんというか、誰が勝っても本当におかしくないなという雰囲気。ずっとジリジリした展開の中で徐々に宮内プロが引き離していく展開。混一色の12000でかなり最強位が近づく。
 瀬戸熊プロの親番、ツモれば一気に逆転のリーチをかけるも、宮内プロの当たり牌を掴んで2600放銃。あー、これは流石に宮内プロ最強位決まったかなと思った。

 とはいえ、倍満ツモ条件が残っている。一瀬プロが連荘もある。まだまだわからない。
 1回目のオーラスからしっかりドラをのせて倍満条件を作り上げる瀬戸熊プロ。一瀬プロのツモ上がりでまだまだ続くオーラス。涙ぐむ一瀬プロ。そりゃそうだ、デビューしてまだ4年とかのプロがあんな大舞台で、ミスも許されない展開。自分も勝ちたいけど、大事な試合をぶっ壊してもいけない。泣く。

 2回目のオーラス。1回目と同じドラ8p。また、瀬戸熊プロに8pが2枚乗る。宮内プロの手も悪い。瀬戸熊プロの手が仕上がってくる。ドラの8p暗カン。新ドラ中が一瀬プロに対子。一瀬プロリーチ。一瀬プロも和了すればわからなくなる。

 そして、瀬戸熊プロ、一発か裏ドラの条件でリーチ。もしツモっても、和了せずに次局の跳満条件にすることもできる。ツモった、和了した、裏ドラを捲る。カン裏が、のった。震えた。

 こんなにも、一人が勝つことによってみんながいろんな思いを抱えて、涙して、いろんな人が泣きながら喜ぶ。自分も、こんな人生を送りたいと思わせられる。

 ちなみに、麻雀で最初に震えたのは、近藤プロのMリーグの大逆転倍満ツモ。どっちも倍満ツモだな。

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