世話焼きの体力失い。

おはようございます。
前回自分の性格について書いたのですが、その中でも「世話焼き」についてお話ししますね。

世話焼き。

他の人の役に立つことが生き甲斐です。
自分が両手杖をついているのに、目の前でお年寄りが杖を倒してしまったら、多少無理をしてでも杖を拾ってしまいます(そして母に叱られるまでがワンセット)。
目の前で困っている人がいるとついつい動いてしまいますし、声もかけてしまいます。

世話焼きを見破られている?

何故か分からないですが、体を壊す前から、ひとに道を尋ねられることが多いです。
旅行先で聞かれたり(初めて行った県で証券会社の場所を聞かれて困りました)、外国の方に英語で聞かれたり(市内だけど、その場所がどこのことなのか分からず、ガイドブックを見せてもらいました。固有名詞を中途半端に英語にしないでください)。
旅先で、更に英語で「○○に行きたいんだけど、どの列車に乗ったらいい?」と聞かれたときには、まず地図を見て行先を考えて路線図を見て時刻掲示板を見て、と結構苦労しました。英語は苦手ですから単語が出てこなくって焦ったというのもあります。

雑用は率先して取り組みます。

社会人生活は3年弱でしたが、新入社員には雑用はつきもの。
同期が「先輩から仕事を振られたから雑用できない、電話取れない」と雑用を押し付けてくる中、黙々と雑用をこなしていました。

学生時代からグループ課題で雑用もしました。グループ課題の雑用なんて、アナログデータをスケール(定規)と一緒にひたすらスキャンしていくものでしたが、それをしないとレポートに添付できませんから、大事なお仕事です。まっすぐスキャンするのも大変です。

学生時代のアルバイトでサビ残を何十時間分もしたことだってあります。塾講師だったので居残りしている子の勉強をみて、間違えたところの解説や類題の準備までしました。もともと「講義を始める1時間前から就業しないといけない(ただし給与が発生するのは講義時間中のみ)」というブラック個別指導塾だったので、準備60分+講義90分×2コマ+残業120分overという就業時間の半分以上は給与が発生しない雑用扱いでしたが、生徒たちに真剣に取り組んでいるのが伝わっていたのか、「たに先生には逆らっちゃいけない」という不文律があったようです(笑)。教室長には逆らっても、学生アルバイトには逆らわない生徒たちって、どうなのかな?と思いつつ、そういう役目の人間も必要だよねと思っていました。
そして教室長にはすごく恐縮されて、講義中の時給が上がったり、生徒の面倒を見ている残業を講義扱いして給料が発生するようにしてもらったりしていました。

雑用の大切さは忘れられていくもの。

私は、雑用も大事な仕事だと思っています。それをしないと全体としてどこかで動かなくなるのですから。お片付けだって、放置していると部屋が散らかり放題になりますよね。それと同じです。
ですが、社会人時代の直属の上司には「どうしてたったこれだけのタスクが終わってないの?雑用に時間を取られすぎ」と毎日怒りの電話がかかってきていました。上司が他支店に在籍していたので、私の置かれている状況がどういう状況なのか見えてないので仕方ありません。同期が上司に雑用禁止を言われているからこちらに振りかかっていると言っても「じゃあ貴女もそうしなさい」と怒鳴られるだけ。それは上司として、あなたが他の同期とその上司に注意して雑用の割り振りをさせなきゃならないでしょと思いましたが、そこまでしてくれませんし、して欲しいと言いませんでした。だって、現場を見てない人間に何を言っても無駄ですから。
「私がやらなきゃ誰かやる」
なんて言葉を聞いたことがありますが、それはないです。私が雑用を後回しにしたら、1つ上の先輩方から連名で苦情が来ました。ついでに呼び出されて説教も受けました。
【雑用】も立派な仕事だということは新入社員時代なんて十年以上前の上司には分からなくなっていたのでしょう。
結局「残業していない申請」を出して残業してタスクを終わらせていました。いわゆるサビ残ですね。うん、ブラック!

見返りは求めません。

世話を焼くこと、雑用をこなすことに見返りは求めません。
そんなことを期待しても虚しいだけです。
相手は「やって当たり前」と思っていることだって多々あります。むしろ「どうしてしてくれないの?」と思われていることだってあります。
ですから、感謝の言葉がもらえるだけでものすごく嬉しいです。

そして、体を壊す。

ひとのために時間と体力を削っていることと同じなので、最終的には体を壊します。
それを「自己管理がなっていない」と責められるのが前職場でした。
自分が出来る量を把握していないと。
まあ、確かにそうなのですが、
「出来ない量を押し付けてきた上司と同期の責任は?」
とイラッとした覚えが……あれ?ないな。客観的に思った覚えはあります。結局割を食うのは文句も言わずに言われた雑用を黙々とこなす人間だったりするのかもしれませんね。
「お人好しすぎる」と産業カウンセラーさん(保健師)にも言われたので、恐らくそうなのでしょう。

実は、心も壊れていたらしい。

現麻酔科主治医に言わせると、私は「余りに環境がブラックすぎて、負の感情を切り離すことが上手くなりすぎている」そうです。実際、なんだか大変だった、ということは覚えているのですが、その頃の記憶はあいまいです。覚えていません。リアル「記憶にございません」です。
主治医にも「ここまで体調が悪くて状態も悪いのに、どうしてうつ病になっていないのかが分からない。言い方は何だけど、興味深い」と言われました(笑)。
そうか、うつ病になるレベルで私は精神的ストレスを受けていたのか、そういえば別疾患(神経内科系)で精神神経科を受診したら即入院と言われて安静を言い渡されたこともありました。
大学時代に1回。初診日に診察室で気絶したそうで、そのまま緊急入院。『知らない天井だ……』と呟きました(笑)。
社会人時代には2回。どちらも「明日から入院で」と医師に言われて、慌てて「ちょっと職場に連絡しますので待ってください!」と医師が入院手続きを進めるのを止めて、上司に電話して許可をもらいました。

合言葉は「体調最優先」。

今でも世話焼き気質は治っていませんが、それでも「体調最優先」と自分に言い聞かせています。言い聞かせないと倒れるまで動いてしまうのです。
気絶は日常です、なんて言ったら周りから奇異なものを見る目で見られますが、医師から「解離性障害」と診断名が付けられるほど気付いた時には自室の床に倒れています。
他人にバレない、自分のテリトリーでしか気絶しない辺りが中々根深いですね(笑)。

今日も誰かのために。

そんな私は、今日もひっそり、身近なところでは家族のために、そしてどこかの誰かのために世話焼きを続けています。
仕事をするようになったら、この性格を上手く活かせるようになりたいですね。

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