2022年のこと

環境や人間関係が大きく変化した年だった

ここ1.2年は(主にマッチングアプリで)小さな出会いや別れを繰り返してはいたものの、毎朝同じ駅で降りて出社し、休日は1人で映画を見に行くかサウナに行くか、ときどき馴染みの友達と遊ぶような生活だった

環境が変わるきっかけになったのは大きく言えばTwitterだった
もう少し厳密に、またドラマチックにいえばカネコアヤノとの出会いだったと思う

2021年の11月、武道館ライブに行った
興奮を吐き出すだけでは物足りず共有したくなった、1人では抱えきれない気持ちだった
もともと使っていた音楽アカウントで感想をつぶやき、同じ空間にいたであろう人のツイートを片っ端からいいねしてフォローした
あまり界隈とか、○○好きな人と繋がりたいみたいな雰囲気は得意でなく、むしろ避けていた方だったけれどその時はもうそういうことはどうでもよかった

気づけばそれがコミュニティになって、たくさんの人と出会った
そこはとても居心地が良く、実際に会う人だけでなく画面上のツイートの奥にいる人たちと使う言葉や感覚が合うと感じた
大袈裟ではなく初めて自分の居場所を見つけた気がした

それまで私は高校の同級生だったり、サークルの後輩や同期だったり、友人と呼べる人はいたけれど、所属する団体の中でほんの一握り気が合う人とだけ関わってその他はほとんど遮断している感じだったから、コミュニティに馴染めたというか、属せたという感覚は味わったことがなかった

自分の軸が定まるのが遅すぎたり、環境を選ぶのが下手すぎたりしてそんなことになってしまっていたのだが、25歳を過ぎてから新しい居場所を見つけられるとは思ってもいなかった
やっぱり人生は何があるかわからないしどこに転機が転がっているのかわからない

ここでは細かい恋愛事などは省くけれど新しい環境の中で出会った人と付き合うことになり、それから本当にたくさんの人と知り合った
私だけがそう思ってるのかも、という気持ちはいまだに捨てきれないが、友だちができた
この際相手の気持ちなんてどうでもよくて、ただ私が心から好きだなと思える人間ができた

何歳になっても友達はできるし、好きな人間が増える事はうれしい

学生時代に「青春」ができなかった私にとってみんなで海に行ったりドライブをしたり、そういうひとつひとつのことが涙が出るほどうれしかった
この気持ちを忘れないようにできたらいい

仕事のことだったり将来のことだったり現実的な問題、不安はたくさんあるけれど少しずつ人生がいい方向に向かっていると思えた2022年

2023年は地に足をつけて生きたいし、ていねいとまではいかなくても自分を嫌いにならないような生活をしたい

おいしいごはんをもっともっとつくれるようになって、落ち込んだときも自分のごきげんを取れるようになりたい

いい年にしようね


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