やる気が出ない「気」を吐き出す
気がつくと3月に入っていて、昨日は東京マラソンなんかもあったのだが、とにかくこのところずっと毎日毎日やる気が出ない。
まず、1日中睡い。いくら横になっても睡い。
何かをやろうとしても、その行為に意味が見いだせない。調子がいいときはそんなことを考える前に手が動くんだけれどな。手を動かす、脳をフル稼働させる前に「そんなことしてもど~せ……」という気持ちに支配されてしまう。
脳の劣化がひどくて、何かを思いついた先から、あるいは覚えた先からポンポン忘れる。名前(名称)や言葉(動詞とか形容詞とかも含めて)を怖ろしいほど忘れて、いいたいことがスッといえない。このままどんどん惚けてしまうのかと思うと、本当に怖い。
俺は今までどんな「意味のあること」をやってきただろう。他の人ができないことをいろいろやり遂げたという気持ちは持っているんだけれど、あまりにも「社会」に対して残せていない。
しょぼ~んとしながら「新唱歌」のページをjinsoda.comだけでなく、tanupack直下に作ったりした。
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この(仕事にならなかった)仕事、ほかの誰ができるだろうか、なんて思いながら……。
「馬鹿が作った明治」は、なんとか続けようとしているのだけれど、内容が暗くて……というか、ほんとに馬鹿で、気が重くなる。結果、進まない。明治までをまとめたときの10分の1のスピードと熱意に下がってしまった。
歴史を学び直すと、今の社会が見えすぎてしまう。ああ、世の中ってもともとこんなに馬鹿だったんだ、まともな人たちは理不尽に消されてしまったんだ……と。
そのことを、これでもかというくらい再確認させられる作業なので、どんどん気持ちが落ち込む。
何日か前から廃仏毀釈のことを書こうとしているのだが、考えただけでどんよりしてしまい、書き出せない。
今日(さっき)ようやく最初の何行かを書いたところで息切れして逃げた。
……ね。書いているうちから気分が重くなるのは分かるでしょ?
日本人(というか、人間一般)は、何かの拍子にファナティックになって暴走したり、すべて諦めて従順になったりする。
その原因を作る一部の人間が、まあ、ほぼみんな悪党か馬鹿でねぇ。
今の日本は怒り狂う人がいなくなり、一億総羊化。それが結果的には巨悪を許し、形の見えづらい巨大な暴力を生みだしている。
そんな時代に、古稀になって能力ががた落ちした自分にできることはあるのか。
……というわけで、少し吐き出したところで、今年20回目の日記終了。
愛読していたブログのいくつかが有料化されたりしているけれど、そういうのを考えるのもなんだかな~……だし(あまり大っぴらに書けないことを金払って読みたいごく少数に向けて書く、というのもねえ……)、もうしばらくはこのままだな。
ちなみに日記のすべては⇒こちら
『馬鹿が作った日本史 縄文時代~戊申クーデター編』
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。