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コストコホールセールが好調な決算を発表!売上高30兆を超える来店頻度向上の理由とは?

 会員制倉庫型店舗のコストコホールセール(ワシントン州イサクア市)が、9月3日で終了した2023年8月期の第4四半期と通期決算を発表しました。通年では売上高2377億1000万ドル(30兆9023億円)で前年比6.7%増、営業収益2422億9000万ドル(31兆4977億円)で6.8%増と今期も好調でした。営業利益は81億1400万ドル(1兆0548億円)で4.1%増、純利益は62億9200万ドル(8180億円)で7.7%増です。

 既存店売上高では全体で3.8%(ガソリンの価格と為替の影響を除く)。エリア別に見ると、アメリカ国内は3.3%増(前年は4.2%増)、カナダが1.7%増(8.1%増)、その他国際部門が2.8%増(7.6%増)となっています。ECは5.7%減少(4.8%減)しましたがウクライナの影響もあったんでしょう・・・

 9月時点でコストコは、世界14カ国に861の倉庫店を展開しています。内訳はアメリカに591店、カナダに107店、メキシコに40店、日本に33店、英国に29店、韓国に18店、オーストラリアに15店、台湾に14店、中国に5点、スペインに4店、フランスに2店、アイスランド・ニュージーランド・スウェーデンにそれぞれ1店となっています。また、米国、カナダ、英国、メキシコ、韓国、台湾、日本、オーストラリアでECサイトを運営しているようです。

 今期は予想を上回る結果で、高額商品販売が伸びないなか、生活必需品の売上げ伸長が目覚ましかったようです。クリスマス・ツリーやホリデーのデコレーション、玩具などの在庫も整っていて、売れ行きは良好だそうで。

徹底的な低価格と、ロイヤルカスタマーに支えられ、客数は国内で約5%増加。また、ガソリンの低価格も来店頻度向上に貢献しました。有料会員数も約8%増えており、会員費収入は13.7%増加したようですが‥これも大きい。

ちなみにこの年会費というのは丸々収益になります。グローバル会員数は1億人、これが1人あたり5000円の年会費を支払っていると考えると、年間収益はそれだけで5000億円もの金額となります。すさまじい・・・
コストコ商品の原価率は調理商品を除くメーカー品などは90%代です。売っても売ってもそこまで儲けはありませんが、それも大量販売による薄利多売することに加えて、この年会費ビジネスが重要な収益源になっています。

それにテレビではこぞってコストコの食材を使った番組を流していますし、無料でPRが出来るのも大きいですよね。最近ではコストコで購入した商品を小分けにして販売する店舗も増えているようです。
まぁ本来コストコは卸売り業者なので、小口販売は転売にあたらないので正しい販売方法っちゃぁ販売方法なんですが・・・。

昨今の値上げでフードコートのご飯もだいぶ価格は上がってしまいましたが、いはやはどうなることでしょうか。

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