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GRという写真機

珍しく機材ネタである。

作品制作には僕はRICOHのGRlllと先日手に入れたGRlllxというカメラをここ最近使用している。
基本的にあの謎エッセイに載せている写真はGRで撮ったもので、GRシリーズとは高校2年ぐらいにお年玉で買ったGR digital IVからの付き合いなので8年近い付き合いとなる。学生時代、ストリートスナップをバリバリに撮っていた頃は大活躍した。

GR Digital IV

僕はいつもGRを「身体に応えてくれるカメラ」と友人知人に言っている。

GRシリーズといえば1996年のフィルム時代から変わらぬコンパクトなボディと単焦点のレンズは被写体へのアプローチを極めてスムーズにしてくれてストレスがなくてとても良い。

慣れてしまえばもはや体の一部として画面で構図を決めなくてもなんとなく感覚で撮れてしまう。「あっ」と思う間も無くシャッターを押せる。

GR Digital IV・高校時代は1日に2000カット撮ることもあった。

近年、撮る写真が変わってもその感覚は衰えることはなく「GRがあればいい」なんて言ってここ最近はほとんど一眼レフは持ち出していないのである。

この傘は数秒後には片付けられている。GRlllx

もちろん画質的にも申し分ない。一眼レフと同等のaps-cのセンサーに2424万画素。しっかりデータを作れば大判プリントもこなせる。

最新のGRlllに加えて40mmのレンズがついたGRlllxが最近出てきたがこれもまたとても良かった。
最初は「GRといえば28mm」といったイメージが強かったためどうにも馴染めないかと思っていたらGR meetで触らせてもらったところものすごく撮れてしまった。また、lllxの良さは一眼レフと同等サイズのAPS-Cセンサーとの相性もある。開放で撮れば被写界深度浅めのボケ感を活かした写真も撮影可能だ。

f3.2。解放気味程度で撮るのが僕の好みである。GRlllx

そして、どちらのGRも共に代々受け継がれる「シャープな描写」も素晴らしく本当に安心感がある。

秋とGRの相性は最高。GRlll
2台の使用率は五分五分。GRlll

ここ最近はGRlllとGRlllxの2台を常に持ち歩いている。
それでもコンパクトなボディは2台合わせても一眼レフの重量に満たない。

クロップ機能なんかも非常に便利でこれは前の世代から機能自体はあったが、ようはトリミングしている状態だったので前の世代だと画質には不満が少しばかりあった。しかし、GRlllになってから高画素化が進み、非常に使える機能となっている。

僕はGRlllで28mmと35mmをカバーし、GRlllxで40mmと50mmをカバーしている。一眼レフだと4本のレンズを付け替えてやりくりしないといけないがそのストレスがないのは本当にありがたい。

もち歩きがストレスじゃないので散歩にちょうどいい。GRlllx


家の中でも手軽に。GRlll

レンズ交換の手間がない、コンパクトで軽いというのは被写体や自分の感覚とシームレスでストレスのないやりとりができる。これは僕は自分の作品に一番重きを置いていることで、絶対に欠かすことはできないのだ。

無論、機材の選択が写真家には必要不可欠で、レンズも含め選択肢が増えるのは一眼レフのいいところだし、僕もたまに一眼レフは持ち出すが、被写体や感覚や速写性が優先の人には絶対にGRシリーズをおすすめしたい。直感的に写真が撮れるというのはそれだけで一つの強みだ。

なんせ、思い出深いカメラなのでまだまだ熱く語れるが、この辺に。
みなさん是非とも興味が湧いたらお近くの家電量販店なんかでGRに触れてみてはいかがだろうか。

そして僕とGRの日々はこの後も続くのである…。

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