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贈り物考

たぬきのねどこat flowersは、生花で季節の移ろいを愉しむ教室です。

場所は埼玉県比企郡嵐山町。
嵐山町は里山が程よく残る、武蔵野の丘陵地です。
そんな地で花教室を開いて18年目。



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このブログをはじめたのは、花の仕事で気がついたコト。
失敗や悔しかったこと、辞めたくなった時のこと。
この苦い体験は、誰かのお役に立てられたらうれしいと思い書いています。



プレゼントをするのが上手な人がいる。
「あの人が喜ぶから」
と記念日に関係なくスマートにプレゼントを渡す。
実に羨ましい。

プレゼントも渡す人に負担にならない、スッと受け取れるモノなのだ。


娘から記念日でも何でもないけど、ハンカチをもらった。
近沢レースのハンカチ。
横浜にある老舗のレース屋として広く知られているお店。

写真では分かりにくいが、ハンカチの端にぐるりと熊がシャケをくわえている。
そしてその下にはレースで「くまとしゃけ」と書かれている。

ハンカチを見て一瞬で心が撃ち抜かれた。
この遊び心のあるデザイン。

娘は
「かわいい!と思って。絶対喜んでくれると思ってプレゼント」
と言うのだ。

それにくわえて
「山の上ホテルのパーラーのランチョンマットと一緒のレースだと思って。
ママ、山の上ホテル大好きだと言ってたから」
娘と2人で行った山の上ホテルでの会話を覚えていたらしく。

参りました。

わたしはこれがなかなか出来ない、言えない。

よし、プレゼントをするぞと肩に力が入るとぎこちなくなる。
渡したあとで、良かったのか迷惑で無かったのかウジウジ考えてしまう。

プレゼントの才能が無いのだろう。

出先で素敵なモノに出会っても
「あ、かわいい」
で終わる。
後で、そうだあのかわいいのをあの人に渡せば良かったと小さな後悔が度々ある。

山の上ホテルのランチョンマット「hilltophotel」とレースがあしらわれている

その人の顔を思い浮かべて、何を喜んでもらえるのか。
モノだけでなく、コトもそうなのだろう。

「夢をかなえるゾウ」というベストセラーの本に、プレゼントをするという教えがあった。
人に喜んでもらえるモノやコトがビジネスの基本。
だから何が人に喜ばれるのかを、常に考えていましょうという内容だった。

モノに限らずコト、言葉まで含めて、喜んでもらえるプレゼントを今年は身につけようと思ったのである。


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