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小説 コーチ物語

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コーチングのコーチ、羽賀純一。 彼のもとには多くのクライアントがやってくる。 この物語は、羽賀コーチによってクライアントがどのように成長し、羽ばたいていくのかをクライアントの視点…
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#愛する人へ

コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その8

「……これが、羽賀がバツイチだってことの話しだ」  ここまで話し終えたオレが、ふと顔を上…

古賀弘規
7か月前
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コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その7

「こちらです」  警察からの電話を受けて、市民病院に駆け込んだオレ。そして受付から案内さ…

古賀弘規
7か月前

コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その6

「唐沢、ちょっと相談があるんだが……」  珍しく羽賀の方から相談とは。一体何なんだ? 「な…

古賀弘規
7か月前
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コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その5

「なに、レストランチェーンの買収計画を大幅に変更するだと?」 「えぇ、確かにこのまま行え…

古賀弘規
7か月前
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コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その4

「由美はなにを心配しているんだ。ボクはボクなりに四星商事の利益になる仕事を果たしただけだ…

古賀弘規
7か月前

コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その3

「羽賀さん、この前頼まれたあの資料の件なのですが……」  オレと羽賀が飲食店の新規開拓事…

古賀弘規
7か月前
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コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その2

「その紳士って、ちょっとガタイのいいどこかの会社の重役って感じじゃなかったか?」 「私は直接見てないのよ。でも運転手付きの車に乗っていたらしいから、多分どこかの会社のエライ人じゃないかって言っていたけど」 「じゃぁ間違いねぇな。そういやこの前命日だったからな……」 「命日?」  ミクはオレの顔をのぞき込みながらそう言ってきた。 「あぁ、この話はちょいと複雑なんだが……」  オレはちょっとじらしを入れてみた。口説きたい女の子の興味を引くときのテクニックだ。 「ねぇ、もったいぶら

コーチ物語・クライアントファイル7 愛する人へ その1

 ふぅ、ったくわかりづれぇところに事務所を出したもんだな。それにしてもこんなチンケなビル…

古賀弘規
8か月前
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