見出し画像

新興国・フロンティア国投資の個別株やってみたい人へのフィリピン株投資

最近はアメリカ株でも中国株でもない新興国・フロンティア国投資にチャンスがあるという記事を見るようになりました。

投資対象国は経済的規模などで大きく4つに分かれています。
・先進国 
・新興国(エマージング)
・フロンティア
・スタンドアローン

スタンドアローンはフロンティアよりさらに下のグループで外国人投資家が参入しにくかったり、政情不安だったりと投資に向きにくい国が含まれています。

かつては新興国のBRICSに含まれていたロシアは今回の戦争をきっかけにスタンドアローンになってしまいました。新興国には、ブラジル、インド、台湾、中国、南アフリカなどが含まれます。

最近はフロンティア投資の可能性についていろんな記事が出ていますが、フロンティアに分類される国は、ベトナム、ナイジェリア、バーレーン、バングラデシュ、ペルー、ルーマニア、カザフスタン、エジプト、モロッコ、フィリピン、コロンビア、ケニア、パキスタン、ヨルダンなどが含まれます。フィリピンについては新興国に含まれている場合もあります。

新興国、フロンティア国に投資する一番簡単なやり方は日本で利用できる証券口座を通して、ETF(上場投資信託)を利用することです。東南アジアの新興国、フロンティアに分類されている国のETFは多くの証券会社で扱っていて、日本の証券会社を通して買うことができます。ETFは投資先に分散されているので個別株に比べてリスクは低めです。
ただし新興国、フロンティア国のETFは米国ETF(VOOやVTI)に比べて手数料は高く設定されています。
フロンティアにまるっと投資できるETFも販売されています(FM)。

たぬき所長調べ。間違っているかもしれません…

一方、ETFではなく、新興国、フロンティアの国の個別企業に投資にするには、一部の国では日本の証券口座(SBIやアイザワ証券など)を経由する方法がありますが、為替手数料と取引手数料がかかり非常に高いです。

そこで手数料をできるだけ抑えて、新興国またはフロンティア国に投資するには直接現地証券口座を開設することが一番ですが、直接現地の証券口座を開設するのが難しいことが多いです。
今のところ簡単なのはフィリピン証券口座一択だと思います。
・非居住者でもオンラインで証券口座を開設できる
・現地の銀行口座がなくても証券口座を開設できる

海外の証券口座開設には現地の銀行口座開設が必要なものもあり(シンガポールなど)、海外の銀行の多くは現地に居住していないと口座開設が厳しいですが、銀行口座開設が不要なフィリピン証券口座開設はかなりハードルが低いです。(フィリピンの銀行口座も現地にいないと開設できません。また旅行者ビザでは原則的に開設できません。)

フィリピン証券口座で扱うファンド購入には現地の納税者番号が必要ですが、個別株だけであれば納税者番号は必要ありません(2022年9月時点)。

フィリピンの証券口座と、送金のためのwiseがあれば比較的手数料を抑えてフィリピンの個別株を買うことができます。

フィリピンの証券口座開設には日本のコンサル会社などに手数料を払うと楽かもしれませんが、英語が苦でなければオンラインで自力で口座開設可能です。

ここ最近はフィリピン株も少しずつ上昇しています。ようやくプラスに転じる用になりました。

投資は自己責任で。