\探偵になって12年が経ちました/なったきっかけ、と、今おもうこと
こんにちは、ソラリス探偵事務所の代表のツカモトヒロシです。
今回は、自分のことで、ちょっと恥ずかしいのですが、わたしが「探偵を仕事にしたきっかけ」、と、「探偵になっておもうこと」、です。
会社を知って貰うためには大切なことかと思い、お伝えしてみようと思います。
おそらく、40秒くらいで読める内容なので、ほんの少しだけお付き合いください。
探偵を仕事にすることになったきっかけ
それは「転職に失敗したから」です。
探偵になるまでは、『芸能関係』の仕事をしていました。『裏方』というやつです。
芸能関係の仕事をして16年が経った頃、ひとつの転機がありました。「会社を移る」という転機を生かすことができず、おもいっきり失敗をしました。
年齢も40歳になったころで、芸能の仕事しかしてこなかったわたしには、選択肢が無くなっていました。
でも、今思えば、この失敗が、逆に転機だったような気がします。
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わたしが探偵になったきっかけは、あるテレビ番組に、10名ほどの探偵が出ていて、「リアルな探偵に聞く。探偵の本音はこうだ!」、といった内容の番組でした。
もともと、スーツを着る仕事が得意でなかったこともあり、その番組を見て、一気に探偵に興味を持ったのです。
動機はとっても単純ですが、どうやったら探偵になれるのかなど全くわからず、目についた探偵社に、片っ端から電話をした記憶があります。
そこで、出会ったのが、11年間勤めることになった『大手』の探偵社でした。
探偵になっておもうこと
素直に、探偵は『天職』だと思っています。
探偵になる前は、「困った人の役に立ちたい!」などと、キレイ事を言っていた気がしますが、実際に、探偵を仕事にしてみると、こんなにも人の人生に深く関わるとは、思ってもいませんでした。
依頼人さんは精神的に疲れている方が多いので、ほんの少しの言葉の使い方の間違いで、さらに深く、傷つけてしまうこともありますし、調査の内容によっては、人生を大きく狂わせてしまうこともあります。
それでも、経験を重ねて行く中で、「どんな状況であっても、真剣に依頼人さんと向き合えば、力になれる」、ということがわかってくるようになってきます。
依頼人さんの中には、誰もが知る有名な企業の社長さんや、赤ん坊が生まれたばかりの母親もいます。
探偵に足を運ばれる誰もが、人には言えない悩みを抱え、悩みと向き合っています。
その誰にも言えない悩みを、「はじめまして」、で会ったばかりの探偵に話されるのです。
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・・・正直言って、不倫の現場を撮られた人にしたら、われわれの事を恨んでるでしょうね!
でも、その、一方には、不倫をされて悩み苦しんで、人生の帰路に立たされてしまった人がいます。
探偵は、その悩み苦しんでいる人の側(がわ)にいます。
以前、とある企業の社長さんから、「こんなこと(妻の不倫)、顧問弁護士にだって、ましてや部下になんて言えるワケないだろ!。だから、あなたたち(探偵)に話すしかないんだよ!」、と言われたことがあります。
「探偵ですが、あなたの悩み、話してみてください!。きっと、何かのお役に立てると思います」。
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つくづく、「人の人生に深く関わる仕事だな」と思いますし、たまに、悩んでいる人の話しを聞くと、こちらが「どよ~~~ん」と落ちてしまうこともあり、なかなか、ヘビーな時もあります・・・。
それでも、12年も続けられていられるのは、純粋に探偵の仕事が「好き」なんでしょうね!
・・・これが、探偵になって、12年経った今、おもうことです。