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第5回子どもの権利条約ハンドブックゆるゆる読書会の振り返り

ずいぶん経ってしまいましたが、第5回子どもの権利条約ハンドブックゆるゆる読書会の振り返りを。
この日は赤ちゃん含め、子どもが3人参加してくれました。
テーマは「大人と同じように持っている権利」
本文には「男の子だから」「女の子だから」と言われて育つ子どもが出てきます。

「男の子だから」「女の子だから」は最近言われなくなってきたようですが、例えば伝統芸能のお家の中にはあると聞いたことがあります。
「女の子の方が精神的な成長が早いから」と、
学校の中で男の子の面倒を見ることを期待されることはまだまだありそうです。
逆に、「女子がうるさい・怖いから」「女子に任せとけば安心だから」
前に出ていけない・出て行かない男の子たちもいるらしい。
うーん、共学化が進んでいる昨今だけど、一周回って別学にも意味があるのかも?
ちなみに、春から女子校に通う高校生ちゃんは、
「女子校は恋愛を学校に持ち込まないのがラク」だそうです。
おお、リアルJKライフ!
(中学時代は共学なので、身近な男の子を巡ってあれこれあったらしい)
そもそも「男だから/女だから」という考は大人である私たちに染み付いていると思います。
私の大学時代の友人は獣医になりたかったのだけど、
「女の子が6年も学校に行ってどうする!」
とお父さんに言われて進路を変更したらしい。
その変形バージョンで今は
「女の子が結婚しても/出産しても働けるために薬剤師か看護師に!」
みたいの、ありそうだなあと思います。
悪くはないのだけど、子どもの可能性や気持ちを性別でそいでしまうようなことはなくなるとよいなあ、、、。

で、この日印象的だったのは、赤ちゃんと参加してくだった方の
「慣らし保育じゃなくて、慣れ保育」
という言葉。お子さんは4月から保育園に通っているそうです。
そこでの言葉なのですが、
子どもについての言葉って、多くは大人の視点から語られているのですよね。
子どもの視点に立ってできている言葉がどのくらいあるのだろう?
それを増やしていったら見えてくるものが変わるのかもなあと思いました。

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