『岸辺露伴ルーヴルへ行く』とアメジスト・エレスチャルをつなぐ物語・前編

クリスタル、あるいは鉱物のガーディアンと完全に意識の経路、経絡をつなげたまま生きる、ということがどういうことなのか。それは、実際に体験してみないとわかないだろう。
 
長年、クリスタルワーク、鉱物と意識のつながり、あるいは潜在意識、集合意識といった形而上学的な世界、宇宙を探究してきた結果、それは、この世というものがじつは肉体を持っている時間だけに縛られるものではない、ということが骨の髄まで染み入るような感覚でわかってくる。
 
わたしの鉱物術教室、あるいは誘導瞑想の講座を長年受けているひとならば、それは何となくわかっていることではないだろうか。
 
つい先日もそんな「鉱物界のガーディアンと完全に意識の経路、経絡をつなげたまま生きる」ことによる実体験ともいうべき出来事があったので、記憶の表層に発生するあらゆる俗世的な雑音によってかき消され、表層意識から消滅してしまう前に、記述しておこうと思った。
 
 
前回のブログの記事で「ひさしぶの運命的な出会いとなるクリスタル」について書いたばかりで、いきなり「運命的」な結晶のガーディアンから引っ張られようにして、ある映画を観にいくことになった。
 
その映画のタイトルは『岸辺露伴　ルーヴルへ行く』だ。
 
じつのところ、わたしはコミック全般にまったく興味がない。
 
高校卒業したのは1980年だが、わたしが10代を過ごした1970年代というディケイドは、日本のカウンターカルチャーの地殻変動がもっとも激しかったディケイドで、なかでも漫画は突出した才能を持った作家が申し合わせたかのように次々と世に出てきたときであった。
 
そのディケイドに10代というもっとも多感で創造性がはげしく爆発しはじめるときに、鬼籍に入った現在でもたくさんのフォロワーをもつたくさんの大家ともいうべき作家たちの作品の最重要作群をほとんど読み切ってしまったのだ。
 
漫画だけでなく、日本文学、あるいは日本映画についても同様のことが言えるだろう。あとはホップスも。
 
ゆえにカウンターカルチャーの黄金時代ともいうべき10年間を過ぎてからは、ほとんど無我夢中になって漫画を読むという習慣はなくなってしまった。
 
基本的にそれは日本での文学も音楽も映画も同じなのだが・・。
 
　そういうわけで、岸辺露伴という架空のキャラクターが、世界的に人気を博しているらしい漫画家荒木飛呂彦による創作キャラクターで『ジョジョの奇妙な冒険　PART4』である『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物であるということは当然知らなかったし、同作品のスピンオフ作品であることも知らなかった。
 
ただ、NHKで『岸辺露伴は動かない』という男優高橋一生・・・当然彼のこともほとんど知らなかった・・が主演のドラマが放映されていたのは知っていて、ちょっとだけ興味を持っていた。
 
では、なぜ、作品としての基礎知識をまったく知らないのに、わざわざ映画を観に行くことになったのか。
 
その理由がTVドラマの『岸辺露伴・・』に興味をもった理由につながるのだが、、、じつは現在、わたしがいまの日本でいちばん刺激を受け、かつ高く評価している音楽家がそのドラマと映画の音楽を担当しているのだ。
 
そして9月にリリースされることになっている『岸辺露伴　ルーヴルへ行く』のオリジナルサウンドトラックのCDをさっそくAMAZONで予約しているのだ。
 
つまり、音楽を聴くためにはその主題となる本編を観ておかなくてはなるまい、と思い、ひさしぶりに蒸し暑い梅雨の晴れ間の博多の街までわざわざ出かけたのだった。

 
さて、ここまで読んで、なぜ、映画『岸辺露伴　ルーヴルへ行く』を観賞することと鉱物界のガーディアンと完全に意識の経路、経絡をつなげたまま生きる、ということがつながるのか。
 
わかる人はほとんどいないだろう。
 
では、そのふたつの事象がつながることになった理由をこれから書いていく。
 
まず、一週間ほど前のこと、わたしのところにひさしぶりとなる『運命的な出会い』となったクリスタルが届いた。
 
そのクリスタルはジンバブエ産のアメジスト・エレスチャルだ。懇意にしているバイヤーであるEさんが大量のクリスタルをSNSにアップしているのを見た瞬間、、、、まさに瞬間であるが、、、、、わたしにとってとても重要かつ必要な鉱物であることを確信してしまったのだ。
 
さっそく、わたしはうちのクリスタルショップを運営している妻に仕入れを頼み、大量のジンバブエ産アメジスト・エレスチャルがわたしの元へとやってきた。
 
そのときにはまったく意識していなかったのだが、今年の秋に開催する予定の京都のスターポエッツギャラリーさんでのわたしの個展のタイトルが『アメジスト・タブレット・プロローグ』なのだった。
 
つまり、気づかないうちに秋の個展とつながるかたちで「運命的」かつ「特別」なアメジストが手元へとタイミングよくやってきたのである。
 
もちろん、秋の個展会場でそのアメジスト産アメジスト・エレスチャルを必要な方へ販売することになるだろうし、また今年か来年の前半くらいまでには、そのクリスタルをテーマにした新たな鉱物術ワークの教室も開催することになるだろう。
 
 
いささか話が逸れたが、手元にやってきたアメジスト・エレスチャルは、まずはその秘められたエネルギーを活字化、情報化しなければはじまらないわけで、さっそくわたしは毎日2時間くらいの時間を使って、クリスタルリーディングをはじめた。
 
通常ならば一回か二回のリーディングで全容から細部までの情報は活字化できるのだが、このクリスタルはそんなに単純な存在ではなかった。
 
すでに五日間くらいの時間が経過しているし、原稿用紙にして2000文字くらいは受け取っているのだが、まだまだ奥深い部分にたくさんの情報は保存されているようだ。
 
そして現時点で受け取った情報のなかに、今日、博多Tジョイの11番スクリーンで観た『岸辺露伴　ルーヴルへ行く』のストーリーの中で語られていた「キーワード」とつながる情報が散りばめられていたのだ。
 
後編へと続く。

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