ミスミソウを見て

私の感性はおかしいのかと思うほどにこの映画に絶賛の人が多い。
いじめの本質?現実はこう?
冗談じゃない!どこがリアルなのかおしえて欲しい。

家を燃やすのどこがリアルなのか。しかもその主犯格は捕まらない。

家をもやし、両親を殺してまで、まだいじめを続けようとする人達。どれだけ性格が腐っているんだ。リアルさが伝わらない。

しかも、犯行動機が意味不明であるし、主犯格が悪びれもしないところが腹が立つ。私は直接手を下していないからだ?なぜとめない。

さて、ストーリーへの言及はこれぐらいにしといて、どうしても許せないポイントがある。
家が燃やされ、主人公はそのショックで声が出せなくなる。
しかし彼氏から少し優しい言葉をかけられた途端また喋るようになる。

喋れなくなる要素必要だった?なんのため?

私の好きな映画に、「桐島、部活やめるってよ 」がある。
これは、桐島が出てこない。
桐島がいないために様々な問題が起きるにも関わらず、映画の最後まで出てこない。

実際はこれがリアルである。というか、そこにこの映画の面白さがある。

だから、今回も喋れなくなった主人公が戦っていくものだと思っていたら、あっさりと喋ってしまう。あぁ、見る価値なかったなと思ってしまった。

しかし、出演者たちの演技は素晴らしかったと思う。下手にはそれほど感じなかった。
主人公に関しては可愛さの裏に隠れる狂気が良かった。

最後にこの映画でもたくさんの人がバンバン死んでいく。人の命をどう思ってるんだ。

またひとつ胸糞映画を見つけました。