見出し画像

自分では信じてない話2

 ばあちゃんちからお墓に行くまでの道について、少しだけ気になることがある。

 右側にある竹林の中に、道路に対して垂直に交わる道が走ってる。道っていっても整備されてるような立派なもんじゃなくて、小動物が踏み固めたくらいの獣道。

 その獣道の奥、といっても道路から丸見えなくらい手前にだけど、そこに獣道を遮るようにして小さいほこらみたいなのが建っている。この前、久々にそこを通ったらなくなってたけど。

 獣道はほこらの奥にもずーっと続いてて、それをたどるとブロック塀にぶち当たる。その道が続いてるであろう、ブロック塀の裏側はまた別の道路になってて、道はブロック塀のところで不自然に途切れてるわけ。

 その道は今でも残ってるっぽいけど、あんなギリギリまで踏み固められてる行き止まりの道なんか、いったい誰がつかってるんだろうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?