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軽やかな存在

年始から精神が安定しないできごとが多く
どうにも考えこんでしまう.
自分がこんなに楽しんでいていいのだろうか?
という気持ちに支配されSNSもコーヒーの画像でさえまともに投稿できない.
かといって「支援しましょう」と呼びかけることも
押し付けがましいような気がする.
私にできたことは金沢にいる知人への安否確認.
いざという時の防災グッズの購入(非常用簡易トイレシートは売り切れ)
義援金はどこがいいか詳細の調査
くらいだった.

小さくても気持ちのこもった本を作りたいと考えていて
ある緑地公園の本屋さんを通じてその関連の本をネット注文した.
注文フォームには備考欄があるので
重たくないくらいの内容でメッセージを添えることが習慣になっていて
今回もいつものように注文内容とともに送信した.
しばらくして自動送信の受付メールが届き
それからまた1通メールがきた.
あれ?と思い開くと能登半島地震が起こったことによる
影響や安否を気遣う言葉があり
友人の少ない私としてはとてもうれしかった.

店主の方には行き違いでお店でお会いしたことはないが
毎回ネット注文で届く本には必ず小さめのお手紙が添えてあり
その丁寧さと誠実さに救われていた部分も大きかったと思う.
たとえ楽しさでわかり合えなくても
何かの傷や痛みでわかりあうことの意味を考えた最近のできごと.

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