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言語力でAIを使いこなす!生産性UP#08

ずいぶんと間があいてしまいました。
年度はじめにはいろいろありますね。継続の難しさを実感・・

今年度は、いくつか新しいチャレンジ中なので・・探プロにさける時間が極限まで減りそうですが、早く元のペースに戻したいと思っています。
こんなときこそ生産性UPを考えるべき!

さて、年明けあたりからやたらと賑わっている生成AI。
chatGPTに続いて、GoogleがBardの日本語対応版をリリースしてくれたおかげで、AIが一気に身近なものとなりました。

ちなみに、個人的には今のところ、chatGPTよりBardの方が好みです。
なぜなら、「探プロって知ってる?」と聞いたとき、Bardの方が正しくこたえただけでなく、オススメです!って推薦までしてくれたから!
手懐けようと思います(笑)

そんな生成AI※に関しては連日のようにニュースが流れていますが、最近特に気になった記事がこちら。
※人間の言葉を理解して、自動的に文章やコードなどを作り出すことができる技術のこと

これらの結果に共通するのは、低スキルの人ほど生産性が大きく上昇する点だ。これはAIが、スキルそのものの価値を低下させかねないことを意味する。この結果は、AIが仕事にもたらす影響が、コンピューターやインターネットなど過去の技術とは全く異なるかもしれないということを示唆している。

なるほどなーと思いました。
この連載では、生産性を上げる、というテーマでプログラミング的思考を紹介してきましたが
その中のいくつかは、AIを手段として活用すれば済む話、なのかもしれません。
そうなると、これまではスキルの有無でついていた差がなくなって、その他大勢におさまる人が増えてくるのかもしれません。
そして、そこから抜け出すためにいくら思考力を磨いても、AIと大差ないとなれば、いやAIに追いつけないとなれば・・・

chatGPTのようなAIが日常に当たり前のように存在する毎日を送ることになる私たちは、これからどうすべきなのだろう?
と真面目に考え始めています。
コンサルタントというかなり専門的な仕事をしている私ですら、脅威に感じる部分が出ているので。

そうやって考える中で一つ、見えてきたことがありました。
それは、生成AIを使いこなして生産性を上げるには、言語力が必要、ということです。
生成AIを使いこなす、という文脈でよく語られるのは、ハック的な話です。
Excelの表を自動で作成したり、メールやレポートを"プロフェッショナル風"もしくは"面白く"代筆してもらったり。
もう一つは、AIはもっともらしく回答するので、人間は答えの正しさを判断できなければい、というもの。

先に書いたように、AIによって人間の能力はある程度のレベルに引き上げられるはずなので、個人だけでなく組織の生産性は、びっくりするくらいに上がる気がします。

ただそれは、みんな平等に同じように引き上がるだけなので、差別化には繋がらないのですよね。
いち早く始めた人は一歩先に進めるかもしれない。
でもあっという間に、みんな同じレベルになるはず。スマホが登場したときよりもずっと早くそうなると思います。
つまり、単に使いこなすための情報や手段を知っているかどうか、という話です。

生成AIを使って生産性を上げる、という話をするとき、恐らく3つの文脈があるのだと思います。

  1. ハック的な手段を駆使して、情報収集やアウトプットを作る時間を短縮する

  2. AIのアウトプットが正しいことを判別できるよう正しい知識をもつことで、アウトプットを仕上げる時間を短縮する

  3. AIに渡す指示(命令)に前提を置いたり、順番を工夫することで、AIがアウトプットにかける時間を短縮する(できるだけ少ない回数で正解に辿り着く)

私が注目しているのは3つめの文脈です。
ここからしばらくは、生成AIを使いこなす言語力、というテーマで連載してみたいと思います。

以下は、私がBing(chat GPT4)のBlog作成機能を使って、こんな指示を出してAIに作らせたものです。

生成AIを使うには言語力が重要、なぜなら生産性を上げられるから、というテーマで、その理由と、例えばこんなことができる例を合わせて紹介するBlog記事を書いてほしい。

ここから生成AIの作成文章

==
生成AIを使うにはなぜ言語力が重要なのでしょうか?
その理由は、生成AIは人間の指示や要望に応じて、最適な内容を生成するために、言語力が必要だからです。
言語力が高ければ高いほど、生成AIに対して明確で効果的なコミュニケーションができます。
それによって、生成AIの精度や質が向上し、生産性が上がります。

例えば、あなたがブログ記事を書きたいとします。
生成AIに「生成AIを使うには言語力が重要、なぜなら生産性を上げられる」というキーワードを与えるだけでは、生成AIはあなたの意図や目的を把握できません。
その結果、生成AIは関連性の低い文章や矛盾した文章を作り出す可能性があります。
しかし、あなたが「生成AIを使うには言語力が重要、なぜなら生産性を上げられるから、というテーマで、その理由と、例えばこんなことができる例を合わせて紹介するBlog記事を書いてほしい」というように、詳細に指示や要望を伝えることができれば、生成AIはあなたのニーズに合わせて適切な文章を作り出すことができます。

このように、生成AIを使うには言語力が重要です。
言語力が高ければ高いほど、生成AIとの協働がスムーズになります。
生成AIは私たちの創造性や効率性を高める素晴らしいツールですが、そのツールを使いこなすには私たち自身のスキルも必要です。生成AIと共に成長するためにも、言語力の向上に努めましょう。


生成AIの作成文章ここまで

だいぶ良い感じで意図を汲み取ってくれました。
とくに「生成AIとの協働」というワードを出してくれたことで、私の中にあったモヤモヤがすこしはっきりしてきた部分もあり、二人三脚でアウトプットを高めていく実感があります。

こうやって、生成AIのアウトプットそのものの精度を上げたり、最終回答までのスピードを早めたりして生産性を上げるためには、言語力が必要である
ということについて、次回以降、もっと掘り下げて考えてみたいと思います。


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