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介護職と、相談支援職の、あいだにある荒波海峡。

コロナ後、新しい仕事について、一月。

介護支援系の部署で覚えることだらけなのだが、ベテランの年上ケアマネ女子先輩方に囲まれて、ちょっと異邦人な壁を感じる自分のスタンスをどうしたもんか、そもそも、ケアマネ先輩方のチームワークやノリに感ずる、壁をどうしたもんか、、、

現場でガテンな仕事経験積んできた人は、

現実に役立たない、わかりにくい知識や

勉強の印籠を、嫌がりがち。

大学院で勉強して、、、なんて話、聞きたくもないだろう。

現実に身体と知恵と専門知識からめて、気遣いして仕事こなせて、ナンボなワールド。

わからないこと多く、緊張して、固まりゆく私の言動、、。

しかし、必要以上に、固まっている感あり。

この必要以上はなぜ?

、、、

深掘りしたら、出てきた言葉は、

(せっかく変えたのに、元に戻すの?)

非常勤ヘルパーしながら、大学院で学んでいた時、厳しい週1回、10カ月の実践的な心理実習に行く許可が、もともと、クライアント経験多く、派遣やバイト以外の職歴に乏しい主婦の自分に降りず、希望の心理実習先に行き、晴れやかに卒業し、活躍するクラスメイトの豊富な社会性や有能さが、眩しくて、自分が悔しくてならなかった。

高い学費とエネルギーを使ってクラスメイトと同じように勉強して単位取得しても、「修論など勉強カリキュラムの単位はとってもよいが、専門家として研鑽する心理実習だけは行かずに退学するようにしてはどうか。介護実習とは違い、心理実習なのだから、今まで堅実な職歴や社会経験に乏しく、現在、嬉々としてヘルパーしている状態では、とても、専門家としての心理実習に行かせられない」という内容で、何回も呼び出しされた。

(今は、そこまで、現実社会を踏まえて、真剣にエネルギー使い関わってくださったこと自体が、既得な経験と思うようになっている)

迷惑にならず、困っている人の役に立てる自己効力感を感じられるヘルパー業務に、感動してるレベルでは、他のクラスメイトみたいに、心理実習に行かせてもらえないし、ただの高額アカデミックな勉強で自己啓発する主婦のまま、卒業できない、、、

くそーーー!勉強に浪費する生殺し主婦か!?

(変なところで、負けず嫌いで、火事場の馬鹿力だし、打開策の知恵を絞り出す自分になることに気づく)

ヘルパーで生活のお役にたてる喜びに酔う主婦感覚をやめ、

専門家として、心理的支援をする姿勢を持つ覚悟で、実習に行かせて頂きたい、その為に、その覚悟を、見える化して担当教員にプレゼンする必要がある、、、。

そこで、火事場の馬鹿力で、ネット検索しながら、戦略を練った10年前の40代な私。

●見える化、その1

クライアント経験があるため、クライアント経験を生かす仲間的ビアの支援の効用に興味があり、専門家実習に相応しくないと判断されがち。ならば、クライアント経験をビア的に生かしたメソッドを開発し医療機関で採用されている先生の講座で、クライアント経験を治療効果として生かす手法を学ぶと、自分のクライアント経験を前向きに心理実習に生かすスキルとして、主張できる。

●見える化、その2

派遣やバイトやクライアント経験が多いため、きちんと長期間の心理実習の質を維持し、先生方の信用に傷をつけない学生であるかを証明する必要がある。よって、現場の直接支援の介護職のみでなく、相談業務を、真摯にこなす意欲があるかを見える化する必要がある。ヘルパーしながら、社会福祉士受験資格を通信教育で2年かけて取得し、

社会福祉士の相談援助実習をきちんとこなした実績をもって、大学院の実習許可をいただきたくお願いしよう。

変に頑固で負けず嫌いな自分は、

そうして、ヘルパーしながら大学院と社会福祉士の通信教育と、クライアント経験を生かすメソッド取得講座の、トリプルスクールを経て、

限界突破気分で、

直接介護で人のお役にたつ喜びを感じる主婦から、

相談援助の視点をもつ覚悟ある、実習許可の出る人間へと、大きな壁を超え、2から3年かけて、荒波海峡越えをしたのだった。

直接援助で役に立つヘルパーっぽい言動から、全体の構造を俯瞰して社会的心理的視点を持てる姿勢へ、シフトチェンジの仕事意識への荒波海峡を、ハーハー限界突破しながら、渡り切った感じだった。

実習に行って卒業したいがために、まさかここまで粘って行動するとは、さすがに、実習担当の先生も思わなかっただろう。

実力というより、執念エネルギーに、驚かれたことでしょう。

その荒波海峡突破の、見える化の成果あり、数年後、やっと、実習許可が出た。

実習先は、社会的信用度の高い人がいく実習先として人気のあり競争率高い医療機関を避け、介護や福祉の経験が無理なく生かせる依存症リハビリ作業所に決まり、自助グループワークや、医療機関、地域との連携、ヨガやバレーボールや作業プログラムや、心理面接、就労支援含めた貴重な10カ月の多彩な経験をさせてもらえ、依存症の人に対する価値観が大きく変わった。

数年前に、父の再飲酒による泥酔徘徊があった時、冷静な判断と行動ができたのは、この時の濃い実習経験があったからだ。

私の覚悟や執念も知らず、お気楽ファッション感覚で実習に行こうとしていると判断され、実習却下したことを、謝ってもらいたく、

(最初に実習却下したこと、謝っていただけますか?)と、偉い先生に言っていた私。

(今、冷静に考えると、なんと、社会常識を知らないことを言ったのかと、勉強して卒業したい熱情麻疹にかかっていたようだと恐れ多い限り)

で、今、なぜ、そのことを、洗い出す必要があるのか、、というと、

社会の現実にぶつかっているからだ。

年齢的に、50代の子育て後の女子で、フルタイム雇用が多いのは、介護関連であり、私も、今、そこに足踏み入れた。

チームワークよく、周りに同調して、見習いして動かなきゃという思いと別に、

あれだけ、直接介護から相談援助専門家への、荒波海峡を渡り切ったけれど、また、介護の国に引き返し、荒波海峡を渡り切った徒労を無駄にして、振り出しに戻り、困りごとの直接介護に意欲と喜び感じる主婦感覚のチームワークの、

見習いから始める、、、という現実を、ココロが受け止めきれず、荒波海峡を渡った自分の記憶をどう成仏させればよいのか、フリーズしてしまっている感じなのだ。

この文章は、多分、誰にでも、共感される内容ではないから、書く整理ヒーリングライティングのつもりで書いている。

介護職っぽい言動を、せっかく専門家仕様に荒波海峡乗り越えて、矯正したのに、現実に仕事あるのは、介護関連職だったから、元に戻します、、とは、すんなりいかないのが、生モノとしての感情ある人間らしさなのだろう。

しかし、荒波海峡を渡る中で、得た大事な宝物や愛着、人間関係、簡単に断捨離できるような、薄っぺらなものではない。

だから、直接人の生活の役にたてる介護職と、相談援助プロ専門家の、ハザマで、どう落としどころをみつけるか、私は、周囲からは、ハテナマークな葛藤をしているのだ。

なぜ、壁があるのか、よくわからなかったが、ヒーリングライティングで、掘っていくと、なんとなく、壁の正体が浮き彫りになってきた。

書くキャラさん、どうも、助けてくれて、どうも、ありがとね。^_^

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こんな、破れかぶれ疾風怒濤に、大学院の卒業証書を、手にし、頑張りが世間に見える化したならば、待っていたのは、急に集まってくる世間の人たち。

しかも、なぜか、実力も努力もしないで、誰か黒幕に単位とってもらう楽やズルして美貌?や、金に物言わせ、枕営業で、裏口卒業したシンデレラ主婦のようなイメージで見られるという現実。

一般の定型ルートでないことをすると、世間一般の価値観でイメージできるもっともらしい理由を考えて、自分の今までの歩みを納得させるのが、人間なんだな。しかし、何を考えているのか、何を得たのか、一般や世間にわかりやすく実践や(見える化)しないと、勝手なイメージが一人歩きして、困る。

しかし、私の言動も、誤解を生みやすい。

世間体を気にする実家で、実情がどんなに修羅場であろうと、それらをなかったこと、見えないことにして、一歩玄関ドアを開けたら、何も苦労してない恵まれたお気楽お嬢として、振舞うのが世渡りだという表と裏の習慣を身につけてきたからだ。

シンクロナイズドスイミングの女子ペアが、水面上の優美な笑顔の下で、水面下で、必死に足漕ぎしているかのような、それが当然と思っていた。しかし、もう、年をとってもきたし、燃費よいシンプルな生き方にシフトしていく。

卒業までの、疾風怒濤の裏の足漕ぎを見て支えてくれた夫は、卒業したから、やりたい勉強やらせてあげたし、もう気が済んで、元の天然お気楽主婦に戻って平和に暮らせるよね、、と、思っていたようだ。

しかし、そうは思えない私がいて、独り身になった。

自分を知るプロセスは、尊く恐ろしい道のりだ。



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