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【読書メモ】「シン・ニホン」 安宅和人
読んだ。「シン・ニホン 」
・データ×AI の世界ではすべての変化が指数関数的に起きる。5年、10年で数倍という変化ではなく、一桁二桁変わるということだ。
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・ディープラーニングは何にでも使えるAIだとよく誤解されているが、これだけではAIにならないし、汎用性の高いAIは今のところ出来る見込みはない。
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・技術の実装だけで未来を変えることは難しい。大切なのは、目に見えない特別な価値を生み出せるかどうかだ。
・情報が生々しく可視化されてくるため、人はより難しい問題に集中できるようになり、意思決定の質が上がる。
・AIではキカイが学習する元データが豊かになればなるほど正確さが増す。計算機×アルゴリズム×データ。
・単身を除く世帯の31%が貯蓄を持っていない。これは1950年代と同じ水準。
・日本人男性の家事・育児労働時間は日に41分。女性は他の主要国と同じレベル。日本の誇る家電が生み出した大きな余力はすべて男性の労働時間に回っている。
・「事業の成長を決める本当の4つの要因」
戦略・実行力・リーダー・そして市場。そしてその7割が市場によって説明できる。
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・Society5.0=狩猟→農耕→工業→情報→(価値)創造社会 = AI-Ready化
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・日本人の特殊能力「折衷主義」。不揃いをすり合わせアンシンメトリーから美を生み出す。
・「異人」が新しいゲームのカギを握る。"あまり多くの人が目指さない領域のいくつかでヤバイ人" "夢を描き、複数の領域をつないで形にする人" "どんな話題でも、それぞれ自分が頼れるすごい人を知っている人"
・本物の課題解決には「知覚」と「意思」のないAIは無力で、「知的体験」「人的体験」「思索」を持ち、見立てる・方向を定める・問いを立てる・率いる・奮い立たせる力が必要となる。
・国のような公共機関が行う取り組みの中でもっともROIの高い取り組みのトップが教育・人材開発であり、それに次ぐのが科学・技術開発である。
・大学の教育・研究者と中央官庁の国家公務員は労基署管理の枠外であるため労働時間の長さも改善されず、待遇も含め二大ブラック職場になりつつある。
・国家の一般会計と社会保険料の合計の約3%を社会保障費から大学の人材育成や研究開発に回すべき。
・上記を実現するために「社会の極相林化」の導入が必要。高齢者に無理なく働いてもらい ①生きがい ②エコノミクス ③ダイバーシティ を改善する。
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・今の人口では地球の持続可能性が維持できない。Society5.0とSDGsの交点を目指すべき。
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・変化の激しい世の中では、従来型の比較的変化の少ない静的な市場構造を前提とした戦略立案はあまり役に立たなくなりつつある。これを問題視し、イニシアチブ・ポートフォリオが生み出された。
・都市集中型の未来へのオルタナティブとしてオフグリッドな集落を作ることによって地方を再生する。
・一方で地方のシニア層のQOLを上げるために、地方都市への移住を促していく。
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