【読書メモ】 「たやすみなさい」 岡野大嗣

読んだ。「たやすみなさい 」岡野大嗣
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52ページ右の歌は、私が「放課後」というテーマでリクエストして詠んでいただいた短歌です。
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・ぼくの聴く音楽こそが素晴らしいと思いながら歩く夜が好きだよ
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・おろしたての憂鬱だからできるだけ光の届かない場所で履く
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・飼ってもらえなかった犬に似てるのに飼いたがった気持ちを再現できない
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・聴かせたい曲がYouTubeになくてさわりを歌うきみが良かった
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・アカウント名で呼び合う関係のまま海へ来て名前を話す
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・暗闇に光る涙を描けるのに蛍光ペンに黒があったら
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・良かった人を良く思えなくなっていく気持ちを白湯の喉ごしで消す
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・自動返信の候補に出た「ありがとう」で返したけど真意だよ
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・ぼろぼろのからだをひきずってあしたまたぼろぼろになるためにねる
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・落ちてきて画面に光る雨粒をスクリーンショットに撮りかける
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