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【読書メモ】 「 そろそろ左派は経済を語ろう 」 ブレィディみかこ・松岡匡・北田暁大

読んだ。「 そろそろ左派は経済を語ろう 」


. ・経済成長と再分配は対立しない。

・消費税は逆進性が高く、平等性が低い。

・経済成長には二種類あり、供給能力の成長と需要側の成長である。前者が「長期の成長」後者が「短期の成長」。

・総需要不足のまま供給能力を成長させても景気は良くならない。

・不景気になると将来への不安から消費や投資を避け、貨幣そのものを溜め込む傾向(流動性選好)が起こる。


・不況下には政府の財政支出(未来への投資)と金融緩和により需要を成長させる。

・アイデンティティ(内と外)的な物の見方をする人は右翼になり、階級(上と下)的な物の見方をする人は左翼になる。

・左翼が豊かになり、階級的な物の見方を捨てアイデンティティ一辺倒になった結果、お金の話が蔑ろになり存在感が低下した。

・貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」がある。階級による社会的なゾーニング「ソーシャルアパルトヘイト」による貧困の固定化が問題になっている。.

・労働組合や労働運動が強い国は極右が台頭しづらい。.

・反緊縮を提唱し労働者を組織する政治勢力が必要。組織化にはドブ板戦術が効果的。相手が求めている事も収集できる。

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