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【読書メモ】 「右翼と左翼」 浅羽通明

読んだ。 「右翼と左翼」

・フランス革命の議会で急進派が議長から見て左に、保守派が右に座ったという起源。

・「自由」と「平等」なら平等を目指す方が概ね進歩的とされ左扱いされる。

・王室や資本家支配を脱する流れがあったヨーロッパの左翼は国境を越えた「労働者の団結」を求める。

・一方でヨーロッパからの支配を脱したいアジアの左翼は「国民の団結」を求める。

・明治日本では尊皇攘夷派が右で開国派が左。

・アメリカ占領下で始まった戦後日本は右が親米的になる。

・高度経済成長下で左が求めた生活の向上はほぼ達成されてしまった。

・現代では左翼理念が崩壊してしまったため右傾化しているように見えるが、現状追認でしかなく現状否定は求められていない。

・戦後行われてきた計画経済から規制緩和などで自由主義的な改革を進めた小泉政権は保守政党でありながら「進歩的」であると受け取られた。

・進むべき道筋がない現代では右も左も力を失い、民族や宗教という別のベクトルが浮上してくる。

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