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25年ぶりに役満あがりました

先月、25年ぶりに役満をあがりました。大学時代に2回あがったことがあるのですが、それ以来のことでした。

ここ5年ほどは麻雀牌を握っていなかったのですが、あることがきっかけで、今年の3月から健康マージャンに通い始めました。毎回三半荘の対局をこなすのですが、通い始めて7日目の最終半荘南3局にその時を迎えたのです。


不用意な振り込みで流れを断つ

この日の最初の半荘で、弧打MAXは自ら流れを断つような失態を犯してしまいました。
最初から配牌が良く自摸も効いており、2万点差のトップ目でオーラスを迎えました。南家だった弧打MAXは、適当に流そうと安牌候補を3枚ほど抱えて、あとは適当に立ち回っていた7巡目のことでした。
五萬を切って上家の親から闇テン満貫の直撃を喰らったのです。12,000点の放銃でトップ目は入れ替わり。私は2着でこの半荘を終えることとなりました。

この不用意な振り込みで、自らの良い流れを完全に断ち切ってしまいました。
次の半荘は配牌も自摸も効かず、一度もあがることができずしまい。振り込みはなかったので何とか3着。テンパイすら一度もつくることができませんでした。

ラス半荘で九種九牌

最後の半荘でも悪い流れはそのまま続きます。勝負したくても勝負手をつくるところまではまったく行き着きません。
そんな感じで2回の親番もあっさり終わり、ラス目で南3局を迎えます。
配牌は相変わらず絶望的。しかし、よく見ると九種九牌。トップ争いをしているのであれば九種九牌でも真ん中に寄せていく手作りの可能性はありますが、この時はトップ目と5万点差ほどのラス目。であれば国士無双一択です。

流れが悪いのが功を奏し、局が進むと同時に手持ちにない么九牌をどんどん積もってきます。七巡目に二枚目の北を引いて国士無双イーシャンテンとなりました。
この時点で、国士無双をあがれる確率は50%くらいとの予感がありました。誰も鳴いておらず、何となく場が硬直しているような空気感があり、早上がりはなさそうな感じがしたからです。
しかし、そんな期待が膨んでいた中、8巡目に対面の親から4索切りのリーチが入りました。両端はおそらく手が遅そうなのでベタ降り。私は役満のイーシャンテン。もちろん何を自模ってきても勝負です。

安牌の「中」が私の当たり牌

さて私の8巡目。引いたのは一筒。これで国士無双テンパイです。
しかし、打牌は8索。親リーチ牌の裏スジです。なかなかの危険牌です。最後まで置いていた牌が8索であることをこれほど憎んだことはありません。
でも、この8索が通れば、8割以上の確率で国士無双をあがれる予感がしました。

最後の1枚。弧打MAXの当たり牌は「中」。親と上家が一枚ずつ捨てており、親リーチの安牌となっていました。
まだ2枚残っている「中」。山の浅いところに潜んでいるのか。それとも深いところなのか。はたまた王牌にいるのか。弧打MAXが役満をあがれるかは「中」の居場所次第です。決して何の根拠もなかったのですが、意外と浅いところに潜んでいるのではないかとの直感がありました。

ちなみに弧打MAXの捨て牌は中張牌のオンパレードです。ほぼ間違いなく国士をやっている河ですが、両端は親リーチにしか目が行っておらず、弧打MAXへの警戒心はゼロのようでした。つまり、親があがる前に4人の誰かが「中」を引いたら、弧打MAXの国士無双が完成するという状況でした。

「ロン」と発生し冷静に牌を倒す

9巡目。親は自模れず、弧打MAXは8索を自模り安牌。
そして10巡目。意外と早く、その時がやってきました。
親は自模れず。そして次順の上家が迷うことなく自摸切り。その牌が「中」。私の直感通り、近いところに「中」が潜んでいたのです。

「ロン。32,000点」。私はサクッと牌を倒し、自分でもびっくりするくらい冷静に点数申告をしました。
この日、弧打MAXが国士無双をあがった最も大きな要因は、自ら悪い流れをつくったということです。配牌と自模牌が絶望せしめたおかげで、一、九、字牌を重ねることなく集めることができたのです。役満のあがり方としては、あまり褒められるものではありません。

そんな訳ですから、役満をあがっても、この半荘はトップを取ることはできませんでした。自摸あがりかトップ目からの出あがりであれば逆転していたのですが、悪い流れはこうした因果にもかかわるのでしょう。

次、また役満をあがるまで、弧打MAXの闘牌は続きます。

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