平和学第三夜-原爆から考える日本の平和-聞こえていますか、被爆者の声が(8月9日)
こんばんは、九大文学部3年のみくこと疋田弥紅です!
楽し樹では、6月より平和についてみんなで学びながら考える平和学という企画があります!今回でこの企画は3回目なので、楽し樹の中でも比較的御長寿になりつつあります!(と勝手に思っている)
言い出しっぺ私のくせに、やっている本人達も実は手探り!笑
手探りながらも、いろんな角度で平和について考えてみたら、実態が掴めてくるのではないかと言いことで懲りずにやっています!
第3回目は。ちょうど8月9日ということで、長崎の原爆から、平和について考えてみました!
今回の大まかな流れは、以下の通りです。
セクション1 被爆された方の体験に耳を傾けよう!
セクション2黒焦げの少年とその遺族の話を知ろう!
セクション3被爆者とその2世などで構成されている原爆の歌を聞いてみよう!
被爆された方の体験に耳を傾けよう!
まずは、セクション1について記します。
セクション1では、ピースウィング長崎が発行している『ピーストーク きみたちに伝えたいⅧ』より、奥村アヤ子さんと渡邉司さんというお二方を紹介しました。
奥村さんは、爆心地から500メートルのところで被爆され、奥村さんだけが生き残られました。「どんなに原爆で苦しくても、相談する相手もおらず、その苦しみは言葉で言い表せない」(要約)と記されていました。また、渡邉さんは、爆心地から1.3キロのところで被爆されました。仕事を退職されてからは、一人芝居「命ありて」を演じ続けられ、原爆の恐ろしさを伝える活動に精を出されていました。
黒焦げの少年とその遺族の話を知ろう!
続いて、セクション2の黒焦げの少年とその遺族の話について記します。
セクション2では、「黒こげになった少年」の写真で有名な、谷崎昭治さんについてお話ししました。谷崎さんは、長崎市内の旧制中学校で被爆しました。2016年に、この写真を見た遺族が、名乗り出ることで判明しました。「黒こげになった少年」の写真は、原爆投下の翌日に撮影されています。考えてみてください、もし、自分の大切な家族が、こんな姿で見つかったら…きっと、とても悲しい気持ちになると思います。
被爆者とその2世などで構成されている原爆の歌を聞いてみよう!
そしてセクション3では、被爆者とその2世などで構成されている、合唱団ひまわりによる「もう二度と」という歌を聞きました。そうです、冒頭の「聞こえていますか、被爆者の声が」という言葉はこれの歌詞から引用したのです。「もう二度とつくらないで、私たち被爆者を」という、平和への願いが歌われています。
その動画はこちらです。
今回は、長崎の原爆投下から平和について考えてみました!
また詳しくは、楽し樹に入って動画をみてもらいたいのですが( ‘ω’)
以下が参加者の皆さんからのコメントです!
・普段平和について話せる環境にないので、とても嬉しかったです。
・自分とは違う感性に触れられて参加してよかったです。
・長崎の方から見た平和や原爆の考えが、みなさんととても違っていて新鮮でした。感性・理性の両輪で平和を考えることの重要性を実感しました。
私が個人的に問題視していることとして、学校によって平和教育がなされているところとそうでないところにかなり大きな差があります。(土地柄的なものもありますが)
今まであまり原爆について学んで来なかった人も、今回のこの企画でただ1945年8月9日に原爆投下があった事実を知るのみならず、実際に被爆された方という小さなところにも目を向けて欲しいという思いで当日はお話ししました。
興味を持って頂けた方は、ぜひ、楽し樹内で限定公開されている動画をご覧ください。
こちら↓のFacebookグループに参加して、自己紹介の投稿をしていただけると過去の動画もご覧になれます。
https://www.facebook.com/groups/tanoshiki.profile/
次回は、9月27日にプロパガンダについて考えていきます。
それでは次の平和学でお会いしましょう!🍎
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