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【導入事例:全国8箇所に展開する営業拠点の活動を本部へ集約。1928年創業の老舗が、TANOMUを選択した理由は

こんにちは!タノム・PRチームです。
当社では、「卸業者の仕事をシンプルに」をコンセプトに開発したB2B SaaS「TANOMU(タノム)」を提供しています。

私たちのチームでは、売り手(業務用販売をしている卸業者さん)を対象として、「現場目線で使いやすい受発注システム」をコンセプトに開発に取り組んでいます。

私たちのプロダクト思想についてはこちらの記事をご参照ください。

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今回は、株式会社ユニマットキャラバン 商品本部 商品調達室 部長 櫻澤紀章さん(写真右)と主任 新井槙之介さん(写真左)のお2人にお話を伺いました。
90年以上の歴史を持つ老舗企業がなぜTANOMUを選んだのか、そしてTANOMUの導入でどのように変わったのかを教えていただきました。

🙌TANOMUを導入してよかったこと🙌
 😆既存の基幹システムに対応する受発注システムを導入できた
 😆エンタープライズ向けの機能により、全国の営業所と情報連携することができた
 😆既存顧客の世代交代を見越してデジタル化を進められている
 😆デジタル化することで、特に若い世代のショップ・カフェオーナーの開拓につながる


ー事業概要ー
90年以上こだわりぬいたコーヒーの味

私たちユニマットキャラバンはコーヒー豆の輸入、焙煎、加工、販売を行っています。まだ今ほどコーヒーの流通がなかった1928年に創業し、90年以上変わらずコーヒーの質に磨きをかけてきました。
安さや量よりも、高品質のものを提供することに重きをおいており、豆の選定から焙煎までこだわりぬいたコーヒーを提供しています。

一流ホテルや、レトロ喫茶と呼ばれるような老舗の有名喫茶店とも長いお付き合いがあり、光栄なことに長年当社の豆をご愛顧いただいています。また、一般販売は直営店舗&オンラインショップと、質販系スーパーをメインに展開しており、たくさんの方にご愛飲いただいています。

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ーこれまでの業務の状況や課題ー
業務の属人化と、拠点独自ルールの標準化が課題

当社の課題は、各拠点の営業活動を本部で集約できないことでした

私たちのお客様は、地域の喫茶店やホテルに入るレストランです。小さなカフェから大手チェーンの購買担当まで多様で、注文のタイミングや方法も様々でした。膨大な情報を本社で一元管理することは難しく、各拠点に人材・在庫・物流・そして顧客の管理を任せるようになっていったのです。

そんな折、コロナによって業務の属人化が深刻な問題になってきました。
業界の特性上電話やFAXでの注文が多い事からも、注文をシステムに入れる受注処理は事務スタッフの記憶と経験値に頼っている部分が大きくありました。
結果的にスタッフのお休みや入れ替わりのタイミングでミスが発生してしまうことがどうしても避けられなかったのです。

こうした課題に対応するために、受注のデジタル化が急務の課題となりました。
今まで中長期的な課題として捉えていたものが、コロナの影響で一気に直近の課題になった印象ですね。
いつ何かのきっかけで電話やFAXが使えなくなる日がくるかもしれない。そのためにも今から運用実績を作っておくことが大切だと考え、システムの導入に至りました。

ーTANOMU 導入の経緯・きっかけー
既存の基幹システムに対応する柔軟な開発体制

受発注システムを導入する際にまず直面する課題が既存の基幹システムとの兼ね合いでした。

当社は一般的な卸業者さんとは異なり、メーカー機能を有しています。そのため製造工程までをカバーする基幹システムがあるため、そことの繋ぎ込みがカギになってきます。新たに導入する受発注システムのために基幹システムの仕様を大幅に変更することができないわけです。

そんな頭を悩ませていた折に出会ったのが、TANOMUでした。
TANOMUはスマホファーストの使いやすいUI(ユーザーインターフェース)が特徴ですが、私たちにとって最もありがたかったのは、裏側の開発体制です。

当社は導入決定に向けて、競合サービスも含めたテスト利用を重ねたのですが、そこでTANOMUチームの底力というか、開発力を強く感じることができました。

私たちの基幹システムの仕様をいちはやく理解くださり、直接データを流し込めるようなカスタマイズを素早く対応してくれました。また、全国の拠点で利用をするにあたっても、拠点ごとの権限管理などの機能も素早く実装いただけたことにも強く感謝しています。

そして、こういった一つひとつの機能を開発されていく中でも、TANOMU本来の良さである「シンプルな操作感」が損なわれないようなデザインに仕上がっているのが、本当に素晴らしいなと。

こちらのリクエストをお伝えしつつ、それをより使いやすい形に昇華・実装されていくのをみていると、共同開発のパートナーのように感じることさえありますね。

ーTANOMUを導入してからの変化ー
受注処理を集約することで、拠点ごとのルールや業務の属人化を解消

TANOMUの導入にあたって、まずテストランという形で少数のお客様に利用いただくところから段階的に進めてきました。発注側・受注側でのシステムの機能の仕方を検証し、その後基幹システムへの取り込みを拠点別に運用を開始。徐々にTANOMU経由での受注を増やすという流れです。

DXは、ともすれば「多機能過ぎるが故に使いづらい」という抵抗が社内からもお客様からも生まれてしまいます。そうしないため段階的な設計が重要だと痛感していますが、この設計もタノムの皆さんが一緒に考え、必要な機能を素早く提供してくれるのでとても心強いです。

他社のサービスと比べても「シンプル、使いやすい」というTANOMUの強みは、現場に浸透していく上での鍵だと思いますね。

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TANOMU導入後、システム経由の受注は本部で一括管理することができるようになりました。まだFAXなどの一部取引は各拠点に任せているのですが、ここから少しずつ業務を集約させていき、最終的には受注センターのような機能を本部に持たせることも検討しています。

また、当社の営業スタッフは業務用のスマートフォンを携行しているため、TANOMUの「代理発注機能」を使うなどの新しい営業手法の開拓にも着手しはじめました。お客様に直接TANOMUを解放するのではなく、お客様からいただいたオーダーをその場でスマートフォン上で登録していく。

営業メンバーへの浸透もまだまだこれからですが、管理と営業の両面から、やっと前に進む手ごたえを掴むことができました。

ー今後の展望ー
新規顧客開拓の武器に。デジタル化で起業家に選ばれやすい仕組み作りを

まずはTANOMUの全社浸透を進めることですね。まだまだ社内には「自分の手で作業した方が早い」という方もいます。それでも、長期的な目線でみるとデジタル化・見える化を押し進めることによる効果は計り知れません。

これは、社内の人の入れ替わりや効率化に限った話ではありません。

まず、既存のお客様。当社は長くお取引させていただくお客様が多くいらっしゃるからこそ、いずれ世代交代のタイミングが訪れます。若い世代やITリテラシーの高いお客様が相手になった時、私たち供給側が置いて行かれないように準備しておく必要があるなと感じているんですね。

加えて、新規のお客様。カフェなどの業態は新規参入のハードルが低く、最近は大掛かりなレジシステムが必要なくなりつつあります。タブレットで決済が完了するような、固定費の低いモデルで開業されるカフも増えていますよね。こうした新業態のお店とお取引をしていくうえでも「電話とFAXしか対応していない」という供給者は徐々に淘汰されていくと思っています。

食品卸の業界はまだまだ古いと言われますが、世の中の大きな流れは確実にIT化に向かっており、その中でより良いサービス・より良い商品を提供しようという会社が増えています。そのような世界において私たちユニマットキャラバンが長く必要とされる会社であるための一歩目が、もしかしたらTANOMUの導入なのかもしれません。

今後もTANOMUと協力してノウハウとナレッジを蓄積し、短期的な課題解決だけでなく中長期的な戦略としても活用していきたいと思います。

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いかがでしたか?これからも売り手に寄り添ったプロダクトとして、実際のお客様の声を定期的に発信していきたいと思いますので、ご期待ください。

株式会社ユニマットキャラバン
https://www.unimat-caravan.co.jp/


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Tanomu(タノム)| 飲食卸の受発注をスマホでカンタンに

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