場末バレと「安め。16000オール。」
こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。
先日、そこそこマナーの良いフリー雀荘で、
久しぶりに場末感のある若者と同卓しました。
なぜかメンバーも彼には寛容で、
彼は彼で同卓者を見て発言を選んでいる節もあり、
若いながらうまく楽しんでいるなという感じ。
ぼくは通い始めたばかりのフリー雀荘では超絶良マナ客として振る舞い、
場末感は一切出さないよう強く意識しているはずなのに、
彼の嗅覚によれば、
メンバー:「ちょっとあんまり煽らないでくださいよ、ご新規さんもいるんですから」
若者:「田ノ倉さんは大丈夫だよ。超慣れてるよ。むしろこっち側の人でしょ?」
速攻でバレた。
なんでや。
最近は清廉潔白な真面目系雀士を貫いていたはずなのに、
なぜバレたのか。
田ノ倉:「いやいや初めてで緊張してるんだからそんなこと言わないでくださいよ~、チー。」
若者:「緊張してる人がそんな喋りながら流れるようにチーできないでしょw ていうか初めての店で卓についたトンパツの一巡目から普通ポンとかできないですよ。あと、俺と同じくらい早く打牌する人この店だとほとんどいないですよ」
それは場末感と関係ないではないか。
あと、打牌は早い人に合わせるというポリシーがあるから、
無理矢理合わせているだけである。
打牌速度が合わないと思われると、
最悪の場合同卓拒否もありうる。
フリー雀荘での同卓拒否は、
デメリットしかないのでそれは避けたいのである。
ともかく、バレてしまったものは仕方ない。
メンバー2入りのこの状況で、
ここから場末麻雀を回避する術はもう無い。
ここから、この卓だけ場末感マシマシの戦いが始まる。
基本全員前掛かり、
煽りもマシマシの半マナ悪卓と化した。
メンバーも乗ってくるからタチが悪い。
さすがに新規開拓した店でいきなり本性をすべて曝け出すのははばかられるので、
プチ場末バージョンで適当に流しつつ進めていく。
あまりにノリが悪いと思われるのもシャクなので、
手持ちのネタの中から悪質度が高く無いものを適宜繰り出してなんとか凌ぐ。
道中、親番で3巡目に発と白と7pが暗刻な手が入った。
中は一枚。
2巡目に何やら下家のリーチが入っていたが、
これはもう無視。
ドラも赤も全部叩き切って、
7巡目にこのテンパイ。
高め大三元四暗刻のテンパイ。
出てもいいので即リー。
もちろん最高なのは中をツモっての大三元四暗刻での和了だが、
場況に合っているのはもちろん、二萬をツモって
「ツモ。安め・・・・16,000オール」
である。
次点で二萬が出て
「ロン。安め・・・・24,000。」
だろう。
いずれも煽り要素MAXである。
結局流局間際までめくり合い、
最終的に下家のカン8p待ちに放銃して終了。
中は下家の雀頭だった。
ちなみにあとでわかったのだが、
この雀荘は、純粋な複合であってもダブル役満は無いらしい。
だったらダマでもよかったかな?
という気もする。
ドラ一萬も切ってたし赤五萬も叩き切っていたので、
ダマツッパなら二萬は出てたかも。
それならそれで「安め、24,000」はイケた。
今回、久しぶりのダブル役満テンパイで、
和了は逃したものの、
最近のフリー打ちではレアな煽りOKな状況で、
渾身の煽りを入れられなかったことが最も心残りである。
次に煽りOKの卓で打てるのは、いつになるだろうか。
これはこれで面白いが、
明日からはまた良マナ真面目系雀士のフリをしてフリー雀荘をふらふらしていこうと思う。
正常な時間に仕事が終わった日限定、ですが。
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