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仲川翔プロ 雑すぎ紹介VTR、謎入場ポーズ、賛否生んだトップインタビュー 目が離せない謎の若獅子【Mトーナメント2024】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

Mトーナメントが絶賛開催中です。
MトーナメントはMリーガーではない選手が登場する際、
その選手の紹介VTRが対局前に流れます。

6月21日(金)の予選K卓に登場した、
RMU推薦 仲川翔プロの紹介VTRを見てみましょう。

ペロッといただきます!RMUの若獅子

仲川p「去年優勝はできなかったんですけど、A1リーグで準優勝だったので、選ばれたからには“やってやるぞ”っていう気持ちですね」

トーナメントは自信あり!

仲川p「トーナメントっていうシステムが、練習が必要なものだと。思ってるんですけど、もう、バッチシです」

対戦相手にひとこと!

仲川p「本当失礼なんですけど、出場者皆さんのね、お名前を一覧で見て、ご馳走に見えました。もう、おいしそうだなあ、と。ペロッと頂きたいな、と」

多井さんと当たることになったら?

仲川p「多井さんは本当もう、強いと思います」

ですが、同卓したら?

仲川p「ペロッといただきます!」

多井p「正直、結構強いです。RMUの選手の中で、他の団体の、一番上のリーグで、全然戦えますよ、っていう選手になりつつありますね。本人が、浮かれて、こんなことできるんだ、みたいな、ヒーロー効率とか、そんな余計なこと考えなければ、通用すると思いますよ」
仲川p「僕の食べっぷりを、ぜひ、ご覧ください!」

Mトーナメント2024 団体推薦選手 紹介VTR 仲川翔プロ

以上。

終わり。


このVTRをみてわかったことは以下です。

・RMUのA1リーグで準優勝だった
・トーナメントの練習はバッチリ
・多井隆晴プロが認める実力がある
・ただしお調子者の気がある
・ビッグマウスで愉快なオジサンである

以上です。

他の選手は、
「自分は面前重視で・・・・」
とか
「鳴きを多用する参加率の高い麻雀を・・・」
とか、
色々自分の麻雀についてちゃんと説明している人ばかりなのに、
その貴重な枠の中で
「ペロッといただきます」
を二回もカマして来ました。

クセになる表情

この表情たまりません。

ちなみにたぶん、トーナメントの練習は他の選手もやっていると思うので、
結局わかったことは、
「お調子者でビッグマウスな麻雀の強い愉快なオジサン」
ということだけです。

麻雀の内容には触れずも、このドヤ顔

まさかのキャラクター紹介に全振りした紹介VTR。
これはどんな麻雀を打つのか、対局に注目せざるを得ません。


K卓第一戦。
「愉快なオジサン」が入場シーンで普通に登場するはずがありません。
注目しましょう。

・・・・・

・・・・・

これ。


謎の入場ポーズ


謎。
謎すぎる。

一体このポーズは何なのか?

そしてそこからの、ひそかな背面プチダブルピース。


背面アングルからの謎ダブルピース


これも謎。



とりあえず謎なのですが、
ただまあ、とにかく何かをやってやろうと、
見てる人を楽しませてやろうと何かしら企んでいる感じが非常に好印象です。

しかしここから、対局が始まると
「愉快なオジサン」キャラは崩壊していきます。


第一戦はとにかくトップとれると相当有利になるので、
ここまでのキャラ設定どおり、
豪快な押しやトリッキーな仕掛けなど、
トップ目指して色々な特殊技を繰り出してくるかと思いきや、
めちゃくちゃちゃんと打っています。

攻めるところで攻め、
リーチ打つべきところで打ち、
鳴くべきところで鳴く。

みたいな感じで、
ここまでのフリをすべてひっくり返すような、
ちゃんと麻雀強い人
です。

同卓していた高宮まりプロがあまりにもトップ傾倒な打ち方で、
実況解説から「過激派」などと言われているような状況だったため、
仲川プロはむしろ常識派、堅実派にすら映りました。

しかも対局中はこの表情。

さっきまで「ペロッと」とか言ってたとは思えぬガチ感

ガチです。

「ペロッといただきます!」
とかチョケていた人とは思えません。


オーラス、高宮プロのウラ3での6,000オールが出て、
オーラスまでのガン攻めの姿勢も相まって、
この半荘の「トンデモ枠」は完全に高宮プロのものとなってしまいましたが、
結局そこから追撃は許さず、トップで初戦終了。

ちゃんとした人がちゃんとした麻雀を打って、
ちゃんとトップを獲りましたと。

そんな印象でした。


その後のトップインタビューでも、
紹介VTRや入場シーンのイメージとは異なり、
麻雀打っているときのイメージに近い感じで、
わりとちゃんとしたやりとりが行われていました。

しかし最後に一言、のところで状況は一変します。

「Mリーグスタジオを、ぶっ壊す!」

やはりやってくれた。この顔である。

とブチかましました。


都知事選の真っ只中というタイミングもあり、
当時のSNS等を覗いてみると否定的な意見もちらほらありましたが、
そんなの関係ありません。
こっちからしたら、待ってました、ですよ。

あれだけ紹介VTRや入場シーンで「なんかブチ込んでくるぞ感」を出しておきながら、
トップインタビューで何もなかったら肩透かしもいいところでした。

時期的にアレなネタかもしれませんが、
とにかくぶっこんでくれたことに満足です。


二戦目については有料放送部分なので詳細は省きますが、
仲川プロは初戦トップ者として当然の打ち方や立ち回りをしっかり行い、
対局中は例のガチ表情を見せながら、
オーラスはまたまたラス親の高宮プロに手を出させずしっかりアガりきり、
K卓の通過を決めました。


2戦目終了後のインタビューでも、
「Mリーグスタジオをぶっ壊す!」
をカマしていましたが、
このときのインタビューについては敗退したはずの高宮プロの最後の一言が強烈すぎて、
持っていかれてしまっていた感はありました。

ただ、このとき高宮プロは仲川プロの紹介VTRから拝借したネタでキメたわけなので、
内容不明な紹介VTRだったにも関わらず、すでに多くの人に刺さっていたであろうことが伺えます。


MトーナメントってMリーグしか麻雀対局見てません、
みたいな人がけっこういて、まあそのために団体推薦選手紹介VTRがあるのですが、
Mリーグしか見てない層に対して
「仲川プロ?誰だっけ?」
ってなったときに、

「ペロッといただきますの人だよ」
とか
「Mリーグスタジオぶっ壊すの人だよ」
ってパッと説明できるネタができたのは相当強いです。

しかもちゃんと勝ち抜けまでできていて。


唯一謎なのが、どういうタイプの麻雀が本来の仲川プロの麻雀なのか、
というところでしょう。
今回の対局ではわりと個性を出しづらい展開だったと思うので、
いまだ謎のままです。


まあ今回の放送で、仲川プロが
愉快で麻雀の強いオジサン
ということはわかりました。

愉快さを重視するあまり紹介VTRでは犠牲になった、
「仲川プロの本来の麻雀とはどういうものなのか?」
という点と、
今後勝ち進む中でさらに出てくるであろうファンを楽しませるような愉快な言動、行動が要注目です。

次戦以降も、RMUの若獅子 仲川プロの動向から目が離せません。

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