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「裏ドラ1pですよ」裏ドラ予想屋下石戟プロの解説が土田プロを超えたか?【Mトーナメント2024】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

7月15日に行われたMトーナメント2024、ファイナルステージA卓。

実況は古橋プロ、解説は下石戟プロでした。

下石プロは今回のMトーナメント2024では予選2nd STAGEで敗退してしまったのですが、
前評判はめちゃくちゃ高かったプロです。

そんな下石プロが解説に入ったわけですが、
ちょっと聞くと落ち着いたトーンの声に騙されてはいけません。

その落ち着いた声質でちゃんとした内容、むしろ他の人とはちょっと違う切り口もあり興味深い点も多く含むしっかりとした解説をベースとしながら、
突然軽妙なジョークを挟んできたり、
「裏ドラ2pですよ」
と謎のオカルトチックな予想を交えて見事に2連続で裏ドラを的中させたりと、
独特の押し引きで視聴者を一気に魅了しました。

古橋プロとの掛け合いも絶妙で、
下石プロがすでに敗退している自虐ネタを織り込んできたり、
「国士はまかせます、イーシャンテンになったら呼んでください」
「四暗刻はまかせます、イーシャンテンになったら呼んでください」
みたいなやりとりも、
鬱陶しくない程度に、かつ、麻雀の話だけだと飽きちゃう人が箸休めに楽しめるレベルで入っていて、
エンタメ性もガチ解説も両方いいバランスで兼ね備えている感じがありました。

下石プロは時折関西弁が出ているときがあったので、
関西の方なんですかね?
真面目に解説している中、
解説と同じようなテンションのままスッとジョークを混ぜ込んでくるあたり、
さすがといったところです。
ただ面白いこと言うぞ感を出さずにしれっと放たれるジョークを実況者がすぐ気づいて拾えるかってのも大事になってくると思うんですが、
少なくとも今回の古橋プロとの相性はバッチリだったと思います。


「こんなラス牌をツモれたらまだ1p残ってるし2pがウラ乗る」
とかそういう類のオカルト解説は土田浩翔プロの専売特許みたいな雰囲気がありましたが、
土田プロは真面目な解説要素の割合がやや少なすぎ、
ちゃんとした解説もしっかり楽しみたい層にとっては物足りない感じもありました。

オカルトも真面目な解説も両方イケる下石プロという存在がこの大舞台で白日の元にさらされてしまった以上、
ぜひMリーグ本編においては旧オカルト担当を少し減らしていただいて、
下石プロ解説がカットインしてくることを期待しています。


ちなみに下石プロのコメントで個人的に好きだったのはここまでに挙げたもの以外だと以下です。

・「(寿人プロの手が進んだか何かで)えらいこっちゃですね」
・下石プロ「まあ、背中の傷は、軍師の恥だ」
 古橋プロ「そういう系もいけるんですね下石さん」
 下石プロ「ええ、なんでもいけます」
・(A卓終了後最後のコメントを求められて)
「Mトーナメント2024での自分の出番はもうこれで最後になってしまうんですが、役満の親被りの動画がいっぱい流れてくると思うんで、ショート動画とかで、そこでたくさん姿を見せることができると思いますんで、皆様欠かさず高評価をお願いしたいなと」

よろしくお願いします。

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