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SNSなんか知るか! 対局で魅せた渡辺史哉プロが面白すぎた【麻雀最強戦2024】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

先日、
麻雀最強戦2024予選 最強の遺伝子
が行われ、
見事内川プロ推薦の阿久津プロが優勝となりました。


今回はMリーガー8名が推薦する若手プロ雀士が集まっての対局ということでしたが、
推薦されるだけのことはあり、若手といえど非常に面白い対局となりました。


最終的な結果だけ見ると、
阿久津プロはすでにけっこう有名ですし、
対局以外の各種媒体でも活躍している実力者であり、
なんだかんだ前評判どおりの結果だったと言えるのかもしれません。

ただ個人的には、決勝卓まで進んだ、
猿川プロ推薦の渡辺史哉プロが非常に印象に残りました。


猿川プロの推薦ということで、紹介VTRの内容の雑さはお察しの通りで、
「他人に興味がない」
とか
「今回がラストチャンス」
とか好き勝手言われながら、
予選B卓をしっかり勝ち上がります。

予選終了後のインタビューでは、
謎にビーストポーズをかましたり、
みんな正装っぽい格好のなか猿川プロの服を借りパクしてるとかいうトークをかまし、
絶妙な雰囲気を醸し出していました。

全体的に真面目な感じのプロが多かった中、
いかにも猿川プロ推薦、という雰囲気でした。


そして決勝では、
東パツからいきなり遠い仕掛けを入れ、
実況の日吉プロから「カマしてるな!?」と言わしめる積極策を披露。

これをアガり切ることなく、
リーチにベタオリすることになり最後生牌の字牌まで打たされてるあたり、
持ってるなと思いました。

ここでアガり切っちゃうのはスター性高すぎ、
放銃しちゃうのは持ってなさすぎです。

せっかくカマしてんのに結局追い込まれてるやん、
みたいな感じがちょうど良い。


その後も染め手に見せかけた遠い仕掛けを入れてみたり、
かと思えば本手のドラ色染め仕掛けからリーチ相手にドラをぶった切ってみたり、
そしてラス前はきっちり本手を入れて阿久津プロとめくり合いをしてみたり。

手牌が悪くてもトップ獲りの勝負だから積極的に参加していこうという強い意志が見て取れ、
非常に面白かったです。


渡辺プロは以前も最強戦に出場したことがあるらしいのですが、
そのときはノー和了、ノー放銃だったとのこと。

その後悔があって今回の出場でアグレッシブさに振り切ったということなのであれば、
この大舞台でそれを最後まで完遂できるメンタルはなかなかのものです。

トップ取りなのに東パツからあんな遠い手で手短くして、
致命傷負ったらどうすんの、っていう。
普通はなかなかできないと思います。


決勝戦は残念ながら4位となってしまいましたが、
終了後のインタビューでは、おそらく本人的にはかなりのファインプレーだと思っているであろう、
リーチへのドラ切りについてのコメントは「ああ・・・」とほぼスルーされたり、
謎のタイミングでビーストポーズをかまして
「4着でもポーズ取るのかよ」
となったり、なかなかクセになる雰囲気を持ったプロだと思いました。


喋ったときの雰囲気だけでなく、雀風も普段からあんな感じなのであれば、
我々のようなライト勢視聴者からは少なくとも支持されそうな気もします。

あと、Mリーグでの功績があり、必然的に実況として登場する機会の多い日吉プロの実況スタイルとも相性が良さそうな雀風やキャラクターであることも、
今後少なからずプラスにはたらくのではないでしょうか。


ちなみにこの
「渡辺史哉プロ」
という名前、どこかで見覚えがあるなあ・・・・

とずっと思っていたのですが、
どうしても思い出せずついに検索してしまいました。


「もっとSNSやったほうがいいよ」
のnoteでおなじみの渡辺史哉プロでした。

文章と喋っているときの雰囲気が全然違いますし、
何より写真と映像が違いすぎて、全然わかりませんでした。

映像のほうが何倍も印象いいですね。
これ写真のチョイスをミスってるのでは・・・・?
とすら思ってしまいます。


で、このnoteではSNS頑張りますってことだったんですが、
ぼくはすみません、渡辺プロのXとかその他諸々まったく見たことがありませんでした。
(そもそもSNS自体ほとんどやってないのですが)

しかし、たった2半荘の対局とインタビューを見ただけで一気に応援したくなりました。

もちろんSNSは大事だと思います。

ただやはり麻雀プロですから、限られたチャンスの中で、
自分の打つ麻雀で魅せることができれば一気にファンはついてくるものだと思います。


これまで全然SNSをやってなかったということは、
おそらくそういうのが苦手なんだと思います。

苦手なことに時間を使いすぎて麻雀の練習がおろそかになるよりも、
SNSはそこそこにしておいて、
大事な対局でしっかりパフォーマンスを発揮するため研鑽することを最重要視する。

そんな方向性でも大丈夫そうなくらい、持っているものがある、
そんな気がします(超絶無責任です、スミマセン)。

今後も渡辺プロの動向に注目していきたいところです。

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