見出し画像

Mリーグファン歓喜の激アツ卓を制した仲林プロが強すぎる【麻雀最強戦2024】

Mリーグが終わったと思ったらすぐに
麻雀最強戦2024 Mリーグスペシャルマッチ
が行われ、ここ1,2週間よく見ていたメンツでまた麻雀が行われていました。

Mリーグのファイナルと違う点といえば、

・ファイナル進出しなかった伊達プロが出ている
・同チームの選手が同卓する可能性がある

ということです。


伊達プロ・鈴木優プロ・瑞原プロ・鈴木たろうプロが同卓した予選A卓では、
優勝チームのパイレーツ同士での同卓が実現され、
さらに久しぶりに伊達プロが登場。

いきなり盛り上がりそうな卓組ですが、
ファイナル進出できず鬱憤が溜まっていたであろう伊達プロが圧倒的な展開でトップ通過。

個人的にはいまだに「最強戦の申し子」というイメージのある鈴木優プロがいつも通りの攻めた麻雀で2位通過。


勝又プロ・仲林プロ・園田プロ・岡田プロが同卓したのが予選B卓。
こちらは経験も実力も十分な勝又プロ・仲林プロ・園田プロ相手に、
今年かなり上昇気流に乗っていた岡田プロがどこまで食い込めるか、
という点が個人的な見どころでした。

結果としてはファイナル決勝で辛酸をなめた勝又プロが解き放たれたようにアガり倒してトップ通過。
さっきの伊達プロのときも圧倒的だったと思ってましたが、
勝又プロはもっと圧倒的でした。
全部自分で局回すつもりなのか?と思うレベル。
そして仲林プロが園田プロ同卓時との特権裏3をキメてきっちり2位通過。


決勝卓は、
伊達プロ、勝又プロ、鈴木優プロ、仲林プロ
の四名となりました。

本編では実現できない激アツの卓組

Mリーグではファイナルに進出できなかったものの、
予選では圧倒的にゲームを掌握した三冠王伊達プロが、
Mリーグ屈指の実力者3名を相手に赤なしトップ取りルールでも無双するのか?

予選A卓で伊達プロが圧倒的なゲーム展開をしていたと思ったら、
直後のB卓で「これが本当の圧勝だ」と言わんばかりに、
さらに圧倒的なゲーム回しを見せた勝又プロ。
確かな実力と予選の勢いそのままに、Mリーグ本編ではあまり見せなかったアグレッシブな麻雀で決勝でも圧倒するのか?

オフィシャルな対局でははじめてのお披露目となる、
「UKコンビ」
の直接対決。
瑞原プロVS鈴木優プロの対戦が予選であったものの、
やはりUKコンビ対決というのは最注目。
圧倒的安定感の仲林プロとどこまでも攻め抜く鈴木優プロ。
パイレーツ対決を制するのはどちらか?


といった感じで、Mリーグファンにとっては楽しみしか無い超激アツな卓組が生まれました。


東1局から親リーにみんな無スジをツッパってアガりに向かうバチバチの展開で、
いきなり超オモシレーって感じなのですが、
ここで唯一伊達プロだけテンパイ入れられずにおいていかれてしまいます。

全体的に伊達プロだけ打点もスピードも間に合わない展開で、
最終的にはベテラン3名の戦いとなっていったわけですが、
このメンツ相手に伊達プロのキャリアで
「伊達プロも全然あるぞ・・・・!!」
と思わせた戦績とMリーグスタジオでのオーラは十分称賛に値します。


Mリーグ本編同様独特の読みで見事に手を組み上げていき、
逆に本編ではあまり見られないような押しで和了をとっていく軍師勝又プロ、
と思ったらもはやリアル三國健次郎ばりのシャンテンからの無筋連打で軍師とオナテンを引き勝つ鈴木優プロ。

そして横でバチバチやっている中で退くべきときはステルス性能MAX、
いけるときは要所をしっかり決め、
いつの間にかトップに立ち最後は魂のカンチャン即リー一発ツモで優勝をさらっていった仲林プロ。


大注目の対局で3者の個性が存分に発揮され、
とくにMリーグファンにとっては大満足の試合となったのではないでしょうか。


それにしても仲林プロは本当に強いですね。

ぼくは麻雀において運を持っているかどうかは打ち手の重要なスペックだと考えている派なのですが、
いまの仲林プロは技術も運もあらゆるステータスが最高水準の、
まさに「強い」といえる打ち手だと思います。

有識者の方からみるとひょっとしたら
「仲林プロは◯◯にスキがあるからそこを突けば対応できる可能性がある」
とかいうのがあるのかもしれませんが、
ぼくくらいの雀力の人間からすると、
「これ仕上がりすぎてるぞ、いまの仲林プロに勝てるやついんのか・・・?」
くらい戦慄してます。

いくらなんでも強すぎだろ。
ダントツでの親満アガるとかアガらないとかそんなことはもはやどうでもいいレベルに強い。


なんとなくめちゃくちゃ吹いて無双するとかいう感じはないんですが、
気付いたら勝てる位置にいて、ワンチャンスを逃さず捉えていくイメージ。
んで結局勝ってると。


そういえば、日吉プロの実況は基本的に嫌じゃないんですが、
仲林プロとか勝又プロとかがしれっとひっそりとうまく手を回しながらしっかりシャンテン数を進めているときに、
そこにほとんど触れずになんか別の話をしていて、
「ちょっと待ってください・・・・仲林しれっとイーシャンテンですよ、いつの間にか」
という展開が多いのがちょっと残念です。

他家が攻めてきている中、仲林プロがどういう思考でそのターツを外していて、
なぜそこのターツを残していて、その思考がうまくハマった結果手を回してアガりきった、みたいなことを知りたいです。

仲林プロや勝又プロみたいな、スルスルといつの間にかテンパイしているような選手がいるときは、
もう何度もそういうシーンに遭遇しているのですから、油断せずもっとそのへんのところを解説の人に振ってほしいですね。

現状だと、仲林プロの打ち回しがいかに優れているかという点について、
自分のように雀力が低い人たちは、イマイチ理解できないまま終わっている局がけっこうあるように思えます。
雀力高い人たちは
「なるほど、ここで2s3s落としていくわけね、さすがだわ」
とかわかると思うんですが。


とまあ話は逸れましたが、
いま最も脂の乗っていると言って良いMリーガー仲林プロが、
最強戦2024のファイナルでも颯爽と優勝をさらっていくことになるのか、
対抗馬は誰になるのか。

要注目です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?