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アモスレックスⅢの点棒消え去り事件について【Mリーグ使用全自動卓】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

突然ですが、麻雀での点棒授受について。

とくにフリー雀荘は大人の社交場であります。

いくら5面待ちがクソカンチャンに負け裏3を食らったとしても、
カーっとならずに点棒は丁寧に支払わなければいけません。


さて、そんなとき、
点棒はどこに置きますか?



画面上方の人に点棒を払う場合。

下記の図でいうと、
マナーの良い人なら紫色の◯で示したあたりに置くと思います。

これ以外のわけのわからないところに置いてしまう人は、
色々考え直したほうがいいでしょう。

ちなみに場末雀荘なら「こっちは5メンチャンだぞ!」と点棒投げつけられるので、
卓上に置くだけマシとも言えますが。


それでここまではいいんですが、
問題が起こるのはMリーグで採用されている全自動卓、
アモスレックスⅢ
を使用している場合です。

あらためて、さっきの画像。

緑の場所に罠がある

この緑色のあたりにスキマがあって、
そこから点棒やチップをダイレクトに収納できる機能があるのです。

これが「ポケット」だ!!

こんな機能。
「ポケット」というらしい。

これが慣れていないとちょっと問題があり、
点棒を渡す人が
「相手が取りやすいようになるべく相手の近くに置いてあげよう」
として卓の縁ギリギリに置く思いやりのあるタイプの人だと、
置いた点棒がそのまま滑って「ポケット」へ消えていくことがあるのです。



以前、アモスレックスⅢを採用した雀荘にて、
海賊リーグなるものに参加したことがあります。

そのとき、上家が下家に3,900を放銃し、
上家が5,000点棒で支払い。
下家が1,100点バックをしたのですが、
バックの際、気を使いすぎて卓の縁ぎりぎりに点棒を置いてしまった結果、
1,100点が“スッ・・・”とポケットへ消えていきました。

上家も下家もそのことに気づかず、
「あ、1,100バック・・・」
「あれ、今払いましたよ」
「えっ」
「えっ」
となってしまったわけです。


その時、たまたま対面にて同卓していた某Mリーガーの方が、
「この局入る前はあなたが◯◯点、あなたは◯◯点だったので、
1,100点ちゃんと返してますね。
ここ(ポケット)に入っちゃったんだと思いますよ~」

と完璧な対応を見せてくれて場は収まりましたが、
これけっこうありえそうなトラブルです。


まだこのポケットっていう機能、
認知されていないと思うので、
知らないで点棒を支払うとこういう罠にハマる可能性があります。


自動配牌卓が広まったとき、
よく各雀荘の注意事項のところに、
「親は第一ツモをツモる必要があるので忘れないように」
みたいなことが書いてありました。

同じように、
「点棒を卓の縁に近づけて支払いすぎると点棒がポケットに飲み込まれていきますので注意」
みたいな注意書きをしておいてほしいですね。

ちなみに海賊リーグそんなに多数参加したわけではないですが、
3回このトラブルと遭遇しました。
(うち1回は自分の支払い時です・・・注意してたのに・・・)
100点棒が一本だけ入っていってしまう、とかが起こると、
払い忘れなのかどうなのか、
なかなかわかりにくいので、
けっこう面倒でした。


おまけですが、トラブルのあと、
その某Mリーガーは、
「ここ(ポケットを指して)、実はMリーグで使ってる卓だと埋まってるんですよね。この機能無いの。フリーと違ってそんな急がないし、毎回ここから点棒入れてたらガチャガチャガチャガチャうるさいですからね笑」
と言ってました。

これが本当の理由かはわからないですが、
理由があってあえてMリーグでは搭載されていないこの機能。

たしかにうるさいですし、
5,000点棒と1,000点棒と100点棒を自動で仕分けして点箱に入るというわけでもないので、
一度ポケットから入れた点棒を、またあとで揃え直す作業もいるのです。


・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


こんなこと言うとアレなんですけど・・・


この機能、いらなくね???


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