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【薬学検定1級】在宅受験を1発合格した私の勉強方法。

みなさん、こんにちは。tanoです。

このnoteでは、薬学検定1級を取得するにあたって、「合格した私から、知っておいてほしいこと」をまとめました。

  1. 薬学検定が気になっている

  2. 薬学検定1級を受けた方がいいか考え中!

こうした方に届いてくれるととっても嬉しいです。


この記事は

  • 薬学検定の一般的な概要

  • 薬学検定1級を受験した私の体験談

以上の2本立てでお送りします!

要点だけ見たい方には目次から飛んでいただけると、スムーズに読み進めていただけます。

薬学検定の試験概要

薬学検定の試験が気になっている方のために、この試験の特徴を概説します。

薬学検定ですが、個人で受ける場合には毎月実施の在宅受験(記述形式)がメインとなります。

  • 個人受験の試験会場での受験は終了している(マークシート形式)

  • 団体受験は年2回実施されている(マークシート形式)

ですから、ここでは私が受験した個人受験(記述形式)を中心に解説していきます!

  • 解答時間は月末まで。

  • 受験資格に特別な制限はありません。

  • 受験料1級8200円。3級6200円。

  • 在宅受験は1級と3級のいずれかのみ

  • 合格点は80点以上

  • 在宅受験型で1級受けて70〜79点なら2級合格扱い

  • 在宅受験型で3級受けて70〜79点なら4級合格扱い

  • 出題範囲は薬学検定HP参照ですが、1級はA〜Eまでの5分野、3級はA〜Cまでの3分野

薬学検定の難易度・合格率

合格率は

  1. 薬学検定1級 65%程度

  2. 薬学検定3級 65%程度

合格率は2023年の団体受験の結果を参考させていただきました。


受けようと思った理由

私が受けようと思った理由は2つあります。

  1. 医療従事者として薬学の知識を少しでも付けたかったから

  2. 医療系で手軽に受けられる資格試験が少ない中、薬学検定に出会ったから


私は臨床検査技師という仕事をしてきていて、医療従事者ではありますが薬学に関する知識はあまりありませんでした。

ただ、医療従事者でありながら薬のことを全く知らないというのも恥ずかしい話なので、(なんとなく、病院で働いている人はみんなお薬については詳しそうな印象ありますよね‥?)試験として目標を決めて受験しようと思いました。


私の試験結果

私の得点は、

  • 86/100点でした。

8割以上で合格となる試験で、なんとか1級に合格することができました。

あと、本当に驚いたというか、感動したのですが、

採点結果とともに、解答に対するアドバイスみたいなものが同封されていて、どこがどう減点されているのか、とても明確になているんですね。

とっても丁寧に私の解答を読んでくださっていることがわかって嬉しかったです。


実際にかかった勉強時間

こうして私は無事に1回目の受験で合格できたわけですが、在宅受験の形式上、事前対策としての勉強時間は確保していませんでした。


薬学検定の在宅受験では

  • 参考書を見ていい

  • インターネットで検索していい

という、「え、見ていいの?」な試験です。


これは公式に許可されています。

では、見ていいなら簡単かと聞かれるとそうではなくて、

  • 参考書を見られること前提に問題が作られている

  • ググられること前提に問題が作られている

  • 文章中の専門用語の使い方で、薬学に詳しくないことがすぐにバレる

こうした点から、結構難しいです。


というか、採点者が薬学に詳しい方に依頼されている?みたいなので、私が書いた文章のレベルでは到底、誤魔化せません。

勉強時間や解答時間についてですが、
薬学検定自体、認知度がめちゃ高い訳ではないので、いくら検索しても

「在宅受験の平均的な解答時間」が見つかりませんでした。

参考までに私は解答を仕上げるのに、20時間程度かかりました。

問題数が多いわけではないですから、結構かかったなーという印象です。


使用したテキスト・問題集

私が使用したテキスト・問題集は、「薬学検定試験対策&過去問1級・2級」という公式テキストと、「シンプル薬理学」という教科書です。

公式テキストはマークシート形式の過去問に準拠している印象を受けますが、在宅受験でもこれに関連する問題が散見されました。

ただ、1級合格には、この公式問題集だけでは不十分でしたから、薬学に関する読みやすい教科書を1冊、手元に用意しておくといいと思います。


私がおすすめしたい解答のポイント

実際に受けてみて、私が重要だなと感じた解答のポイントを一例として紹介します。

  1. 大学のレポートを書くようなスタイルで

  2. 「答え」を書くのであって、「説明」を書くのではない

  3. 論理的に文章立てて書く

  4. 専門用語を使うときは、しっかり理解してから書く

私はこの4点を意識しました。

すごく簡単にアドバイスするとすれば、大学生のときにレポート課題を提出したような、そういったイメージを思い出して解答するといいのかなという印象を受けました。

渡された解答用紙いっぱいになるまで、いくらでも書けてしまいますから、とにかく説明したくなりますが、

資格試験として「答え」になってないといけません。

ちなみに私は分からない問題があったので、つらつらと長く説明したのですが誤魔化しきれずに、減点されてました笑

採点者は自分よりも、ずっと薬学に詳しい方ですから、今知った専門用語を並べるだけでは、「理解していない」ことがバレてしまいます。

複雑な表現は出来るだけ避けるようにした方が減点をされなくて済みます。


おわりに

薬学検定1級の受験に至った経緯から勉強法、試験概要まで解説してきました。

  • 在宅受験で、

  • スマホやテキストを見てOKで

  • 時間も定められていない

という特殊な試験でありながら、その分かなり難易度が上げられているのが薬学検定です。

とくに1級は、医療従事者の私でも86点という、ギリギリの合格点でしたので難しい試験といっていいと思います。


この記事を読んで、薬学検定1級という資格に少しでも興味が出た方がいれば、嬉しいです。

挑戦される方にはぜひ、万全の準備をしてから、受けてみて下さい。

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それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

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