見出し画像

情報は向こうからやってくる Google Alerts の有用性に気がついたこと

帰宅した時にポストを覗く。夕刊の下に宅配便の不在票が1枚。ああ、平日の昼間に配達されても一人暮らしだからなぁ…… と思いながらリビングの照明を点ける。

明日は土曜日だ。午前中はゆっくり寝ていた。午後一番にでも届けて貰えればいいかな。そんなことを考えてスマホを取り出し、再配達の依頼の手続きをする。

皆さんはだいたいこんな感じで荷物が手元にくるように手配しますよね。しかし、情報はどうでしょうか? 自分に興味のある情報は自ら調べていませんか。私もいうに及ばず自分で調べにいきます。

作家で精神科医の樺沢紫苑さんは興味のある情報は自分で調べるのではなく情報がこちらにやってくるような仕組みを作るべきだとその著書「インプット大全」で主張しています。その著書で紹介された仕組みの一つを構築してみました。

岩波新書の「ポスト資本主義」というタイトルがあります。その中で未来の話として仮想現実や AI の話から映画「マトリックス」まで先端のトピックが記されていました。そんな中で BS 日テレで「マトリックス」がタイミングよく放映されました。20年も昔見たとににはなんら興味もなかったので話の内容が理解できませんでした。今回は「仮想世界」と「現実世界」という映画を見るポイントを捉え見ることができその面白さに気付かされました。

その夜、私が興味のあることって何かと改めて考えてみました。「貧困」「差別」「環境」というような社会問題には以前から興味がありました。しかしそれに関連するように「AI」や「仮想現実」、「再生可能エネルギー」などはこれから先、以前から持っていたそれに深く関わるのではないかと考えるに至りました。

「今が一番の昔である」というように最先端の知見を得るためには、情報の配信化は避けて通ることはできません。そこで Google が提供している Google Alerts というサービスを利用してみることにしました。ちなみにこのサービスは無料で利用できます。

Google Alerts というサービスは自分の興味のあるキーワードを登録するだけで、google が自動的に Web 上にある関連記事の一覧をメールで配信してくれるサービスなのです。先ほど挙げた私が興味を持つキーワードを登録しました。登録時の設定によりますが、 google がWeb 上で集めた記事のうち50本ほどの見出しのメールが配信されます。例えば「仮想現実」というキーワードから fabcross というサイトの「 SF技術がまた一歩現実に、空気を用いてホログラムにリアルに触れている感覚を作り出す新技術」という記事を紹介してくれました。この情報はなかなか自分では辿り着けません。時間をかけて探すより、良質な情報の中から必要な情報をチョイスする作業の方が効率的で有用です。

これから先、自分で処理をすることが不可能なほどの情報(おそらくもうそのフェーズに突入していると思われますが)から正確で有用なものを取り出す力が必要になってくると考えられます。私たちにまず第一に重要なのはそのような情報が素早く自動的に集めることができる技術が必要です。その中で Google Alerts を私は試してみました。そして調べるためのサービスは他にもあるはずです。
AI との競争に勝たなければならない我々にとって、そのようなサービスを探し利用することで創造性を磨くことが必要とされているのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?