学生時代に友達が1人もできなかった人の末路
私は高校時代、大学時代に1人も友達ができなかった。
私は友達がいないことは必ずしも悪いことだとは思わないし、友達がいるからといっていいことばかりだとも思わない。
どうでもいい話を聞かされて面白くない時間を過ごしたり、興味のないことに付き合わされたり、時には無神経な発言に傷つけられることもあるかもしれない。
それに、今の世の中には1人で楽しめる娯楽がいくらでも用意されている。
学生時代も社会人になった今でもほとんど人と遊ぶことはないが、全く不自由は感じていない。
しかし、学生時代はやはり友達がいないと大変だった。
高校で昼休みに1人で弁当を食べていると目立つ上、文化祭などの行事で1人だと居場所がない。(私はこっそり外に出て本屋で時間を潰していた)
同じクラスの数十名の人と1日の大半を過ごさなければならないので、そこに馴染めないと相当辛い日々を送ることになる。
大学は高校ほど人間関係が固定されていないので大分過ごしやすいが、授業で課題が出た時に友達と協力し合うことができないので、すべて自力でどうにかしなければならない。グループワークがある授業もあり、1人だけ余らないかヒヤヒヤしたものだった。
当時はもちろん、学生時代に友達がいなかったことは今でも後を引いている。友達ができなかったことで、物理的にも精神的にも大きなダメージを抱えてしまったような気がするのだ。
まず物理的な話をすると、学生時代の人脈は人生において大きな財産となる可能性が高い。
特に結婚相手に関しては、学生時代の出会いは大きい。男性は有名大企業の社員になればモテるだろうが、まだその肩書がなかった学生の頃から付き合っていた子とそのままゴールインするパターンも多いらしい。私は有名大学に通っていたため、将来有望な人はいくらでもいたはずだ。
結婚相手以外の人脈づくりにおいても学校はうってつけの場である。特に大学時代は、都内で1人暮らしをして有名大学で授業を受けられるという最高の環境があったにもかかわらず全く活かせなかった。本当にもったいないことをしたと思う。
ただ、物理的なダメージは精神的なダメージに比べるとまだマシである。大学時代に友達がたくさんできたとしても、結婚や出産など、ライフステージの変化に伴って疎遠になっていくのはよくあることだ。
それに、人間関係を維持するにはそれなりの時間とお金がかかる。若い頃の時間とお金は特に貴重で、それに見合うリターンが得られるとは限らない。
友達ができないことで本当にヤバいのは、
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