「探究舎」をつくった経緯

我が家の現在年長の息子は、恐竜が大好きです。彼の恐竜との出会いは、幼稚園にあがる前に初めて行った、科博の「恐竜博2019」でした。

その後科博には何度か連れて行ってやりましたが、年が明けた2020年の今頃から突然のコロナ禍に突入。

都内では緊急事態宣言が発令され、
息子の幼稚園入園も6月に延期で待機状態。
大好きだった科博も、それに動物園や水族館も休館。

新しい感染症がどんなものなのかわからず、外出も1日1回に。
公園で綿毛やシャボン玉を吹くのさえ、周りに人がいないかためらうような、異常な日々でした。

そんな折、入場者数の制限と度重なる休館から、「地方博物館経営難」のニュースを聞きました。

「子どもには、なにより体験することが興味のきっかけになる」と考えていたので、
家庭保育をしていた身としてはとくに
「これは未来の子どもたちにとっても危機的な状況だ」と思いました。

行政や国が動くかなと思いながら、

そんな折、博物館からの発信で、
「おうちミュージアム」の企画を知り、
生命の海科学館さんのYouTubeを見ました。
(館長さんがティラノサウルスのエプロンつけてパエリア作って、節足動物の説明をしてくれたり、アノマロ体操してる)

親子で明るく笑えて、ありがたかった笑。

探究舎はこの年の8月に作りました。

「自分も、子どもの大好きな博物館になにか恩返しできないか」と考えたからです。

自分は出産を機に退職してしまって
「ただのお母さん」だけれど、SEO施策(検索エンジン最適化)の知識は多少ある。

地方博物館へ行ってみたい人を集客することが、応援になるのではないか、
専門家ではないけれど、場所を作るなら、
自分にも作れるのでは、と思いました。

そこで、この探究舎をつくり、
全国の恐竜イベント、地方博物館の素敵なイベントの掲載を始めてみたところ、SNSでも沢山の親御さんに応援して頂き、
pvも伸びて、やっぱり需要を感じました。

次段階として、
鉄道でも恐竜でもそうだと思うのですが、
我が家のように「子どもが先に興味をもった場合」親は事前知識がなく、

・「子どもの興味を深められるような所に連れて行ってやりたいけど、どんな所に連れて行ったらいいのかな」とか、

そこから、

・「もうちょっと子どもを楽しませたい」と思っても、どういう補足説明をしてやったらいいんだろうとか、

・「子供をこの恐竜博に連れていくけど、その前にちょっと親が勉強していくとしたら、どんな本を読んでおくといいのかな」とか

そんなことにも、いつか専門の方からお話を聞かせて頂けるようになったらいいな、なんて思うようになりました。

まだまだ拙いサイトですが、いろんな方のお力も借りながら、このメディアが、

同じような親御さんや、
そして恐竜や古生物を愛する全ての皆さんのお役に立てれば嬉しいなと思っています。

探究舎 ホウボウ

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