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探求フェス交流会を開催しました!

探求フェス運営メンバーの唯です。

去る5月26日、探求フェスのオフラインイベント「探求フェス交流会」を開催しました!
「5月6日の探求フェスプレイベントに参加してくださった方との素敵な出会いを今後につなげて行きたい!」「参加者の皆さんと共にプレイベントを振り返る機会を持ちたい!」という理由で企画したこの交流会。
元々は、プレイベントの打ち上げとして考えていたため、運営メンバーとプレイベント参加者に対象を限定するつもりでしたが、「探求フェスに興味を持ってくださっている方に探求フェスについて直接お伝えしたい!」という運営メンバーの想いもあり、どなたでも参加OK!より多くの方に開いた形で開催する運びとなりました。

会場となったのは、MIX BAR VOX

VOXのスタッフの皆さまと関係の深い(且つ、VOXの常連でもある)運営メンバーが相談させていただいたところ、快く場所を貸してくださいました。
新宿三丁目駅から徒歩数分、新宿駅東口からも徒歩10分の新宿二丁目にあるバーなのですが、バーという一言では収まりきらないほどの圧倒的な魅力を放つ空間で、いたく感動しました。
というのも、店内には立派なステージが設えてあるのです!くるくる回るミラーボールが一人一人を照らしつつ、ステージの照明もまたムードたっぷりに場を盛り上げる、そんな非日常空間が広がっていて。
様々なジャンルのアーティストによるライブを開催したり、お客さんがカラオケを楽しんだりすることもできるんだとか(私も早速、次回来たら歌いたい曲をオーダーしておきました)。

才能もホスピタリティも最高のVOXスタッフのマナブさんとケイさん

VOXのオーナーは演劇作品のプロデュースをされていたり、スタッフの方は俳優や弾き語りの活動をされていたり、そうしたご経歴故に、接客だけでは終わらない、エンターテインメントとしてのバーを創り上げていらっしゃる、目の前の相手を楽しませることを純粋に楽しんでいらっしゃる、という印象でした。
飲食店で理想とされる美しいおもてなしとはまた違う、その枠を大いにはみ出して、お客様としてではなく人間として向き合ってくださるような、そんな懐の大きさで受け入れてくださるので、あっという間に心を持って行かれたのでした。

さて、開始時間である18時になると、参加者の皆さんが集結。プレイベントに参加くださった方や、探求フェスを主催するピースセルプロジェクト(以下、PCP)と古くからお付き合いがある方、この交流会ではじめましてという方まで、運営メンバーを含めた24名の皆さまと日曜の夜を共有させていただきました。

時折笑いも誘う久美子さんのお話により、場の空気も一気に和やかに

まずは、PCP代表理事の平丸久美子からご挨拶。
探求フェスは、PCP初の日本事業として昨年始動した企画ですが、活動する中で感じている若手の運営メンバーに対する想いを、久美子さんの愉快で温か、且つ気さくな語り口で伝えてくださいました。
その後、久美子さんご自身がPCPに関わるようになった経緯、イラクでのご経験のエピソード、PCPの成り立ちや活動の紹介、IS帰還兵の更生プログラムがこれから始まっていくことなどをお話いただきました。

金さんのお話もまた、一つのステージとして完成されているような、そんなお時間に

しばしの歓談の後は、VOXオーナー金さんによるお話。
在日コリアンとして日本で育った金さん。在日コリアンという一つの属性から受けてきたご経験から、最近の人間関係やコミュニケーションにおける違和感、そして金さん語録(まさに金さんの金言!)まで、豊富なご経験からのエピソードなどを教えてくださいました。
御年71歳だという金さん(とてもじゃないけれど70代には見えない。お若い…!)から繰り出されるお言葉一つ一つに重みと説得力があり、だけれど愛もたっぷりこもっていて、下の世代へのエールであるような、同じ時代を生きる同志への喝の注入のような、そんな姿勢を正される時間でもありました。
金さん、貴重なお話をありがとうございました!

ケイさんの歌声やピアノの音色を聴くと、その曲のストーリーが目に浮かんできます

続いては、VOXスタッフのマナブさん・ケイさんのライブがスタート。
もうね、これは筆舌に尽くしがたい圧巻のステージでした。『上を向いて歩こう』や『幸せなら手をたたこう』といった往年のスタンダードナンバーから、菅田将暉さんの『虹』とGReeeeN『キセキ』のマッシュアップ、そしてオリジナルソングまで、ケイさんの弾き語りやマナブさんのボーカルによるプログラムだったのですが、私は涙が止まりませんでした。
ステージからは全体を見渡しているはずなのに、ずっと私だけ一点を見つめて私だけのために歌いかけてくださっているような錯覚を起こしたり(もうただのファン)、まだ歌が始まっていないイントロの弾き始めから何故だか涙がこぼれて来て、それはやがてむせび泣きになり、嗚咽交じりになったり(おしぼりがあって良かった)。

俳優としてもご活躍されているマナブさん。心が伝わってきます

歌であるから音楽の力も大きいけれど、何より言葉が言葉としてダイレクトに入ってくる。きっとメロディーに乗せなければ届かないものがあって、しかもそれは歌い手またはその時の聞き手の状態によって、言葉の入り具合が違うのかなと。
人の心に響くパフォーマンスとは一体何なのか、果たして何がそうさせるのか、そんなことをも考える時間でした。
人柄、生き様、情熱、想い、技術。その全てであるようでもあるし、もっと別の次元のことなのかもしれない。私の拙い言葉では到底掬いきれないけれど、密度の高い欠片が集まって結晶になるような、そうして輝きを放つような。それとも、心が通じ合ったという感覚?自分のことを理解してくれたという安心感?そうしたものを抱かせるのは、歌い手の包容力なのか、信念なのか。

考えてもまとまりません。まとめる必要もないのですが、またあのステージに足を運ぶであろうということには確信を持つのでした。
マナブさん、ケイさん、ありがとうございました!

事務局長として運営メンバーを引っ張る夏穂さん

自由に歓談する時間を挟みながらも、交流会らしからぬ(?)盛りだくさんで豪華な内容が続く本イベント。
運営メンバーの夏穂からは、プレイベントの報告の他、探求フェスに関わるようになってから感じていることのお話も。「自分自身が国際協力にはあまり携わってきていないけれど、人のつながりで活動に関わるようになっていろんな人に会えたのは嬉しいこと」「自分の周りにあるちっちゃなことでも突き詰めて話せる仲間と出会える場」「探求の種を持って帰ってほしい」といった想いが語られました。

各テーブルでどんな話が交わされていたのかも気になるところ

3時間に及ぶ交流会はここでお開きに。
運営側で席順も決めさせていただき、この場が初対面の方とテーブルを囲む方が多かったはずなのですが、それぞれお話が大変盛り上がっていて、かなり声を張るか耳を近づけないと聞こえないよね、という盛況ぶりでした。

こうした場でも活発な対話が生まれるのは、探求フェスに集うメンバーならでは。積極的に他者と関わろう、互いに知り合いたいという好奇心や探求心が対話に駆り立てるのだと、その熱を帯びた好循環の中にいられることをとても幸せに思うひとときでした。

また、プレイベントに参加しての感想や今後に向けたご意見もいただける貴重な機会となりました。まずは8月のメインイベントに向けて動いて参りますが、今後どういった形で探求フェスが展開して行くかはまだまだ未知数。それはつまり、無限の可能性を秘めているということでもあるなと。
プレイベントやメインイベントのような規模の大きな企画もあれば、今回のようなミニマムな形でのイベント、イラクと日本をつなぐオンラインイベントなど、あらゆる可能性を模索して行けたらと思っておりますので、引き続きご意見もいただきつつ、皆さんと一緒に探求フェスを拡大していけたら一同嬉しい限りです。

最後になりますが、MIX BAR VOXの金さん、マナブさん、ケイさん、そしてご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!またお会いしましょう!

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👉探求フェスメインイベント👈

▶日時 2024年8月25日(日)13:00〜8月26日(月)16:00
▶会場 長瀞げんきプラザ
▶参加対象 学びを深めたい方*年齢制限なし(多世代間での学び合い促進のため)

🎤ゲスト🎤
🌱小原美由紀(こはらみゆき)
「ピースウォーク金沢」「コッカイオンドク!」『新・戦争のつくりかた』『18歳からの民主主義』
🌱哲学者 永井玲衣(ながいれい)
人とと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。Gotch主催のムーブメンびトD2021などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
🌱ピープルポート株式会社(ZERO PC) 藤井優花(ふじいゆうか)
ボーダレス・ジャパンに入社、「For Good」の立ち上げに従事後、ピープルポートに移籍。2024年4月より、ZERO PC事業統括に就任。文科省トビタテ留学ジャパン9期派遣生。埼玉親善大使(2019-2020年度)。
🌱『杜人』監督・撮影・編集 前田せつ子(まえだせつこ)
『辰巳芳子の展開料理』『いのちと味覚』『フジコ・ヘミング 14歳の夏休み絵日記』等。2011年5月~2015年4月、国立市議会議員。2018年3月~アップリンク主催ムービー制作ワークショップを受講。『杜人』が初の長編ドキュメンタリー。

🎥ドキュメンタリー🎥
🌼『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして』
監督:伊藤めぐみ
製作・配給:有限会社ホームルーム
2013年/95分
🌼『プリズン・サークル』
監督・制作・撮影・編集:坂上 香
2019年/136分
配給:東風
🌼『杜人』
制作・監督・撮影・編集 前田せつ子
2022年/101分
製作・配給 リンカラン フィルムズ

🌲others🌲
🎤PCP代表 高遠菜穂子 講演
👜国連UNHCR協会 いのちの持ち物けんさワークショップ
🤝演劇的手法を用いたコミュニケーションワークショップ

参加受付は6月中に開始予定です。
たくさんのご参加を心よりお待ちしています😌✨

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今後の情報は、note・SNS・ホームページで随時更新してきます!
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