アウトプットしていたら最高のインプットになった話
コロナ禍以前、私は本の執筆の機会をいただき(※)、出版した後は様々なイベントで登壇しました。(※共著です)
本の執筆も登壇も様々な方とのご縁がきっかけで行う事ができました。
また、登壇したイベントで様々な方と出会い、刺激を受け、次のアウトプットへの糧になりました。
インプットをしているうちに人との繋がりができ、執筆も登壇というアウトプットする機会を得ました。そして、アウトプットする事でも学びを得ました。
学びを得る為に本を読む方やセミナーを受ける方は少なくはないでしょう。ご自身が「まだアウトプットをしていない」と思っている方は、ぜひアウトプットをして欲しいです。そこで得られるものは血肉になります。
最終的なアウトプット
私はテレビゲーム(ゲーム業界ではコンソールゲームと呼びます)を開発する仕事をしています。
本の執筆や登壇でのアウトプットは、知見の共有や後進の育成という意味が核での活動であり、私の行いたい最終的なアウトプットは「ゲーム」です。クオリティの高いゲームを開発し、それを届けて、皆様にゲームを楽しんで欲しいと思っています。
成長への欲
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に「岸辺露伴」というキャラクターがいます。岸辺露伴の職業は漫画家で、面白い漫画を書くための情報収集に貪欲です。本物の漫画家が作り出した「漫画家というキャラクター」ですので、そのキャラクター設定は事実に近いでしょう。
ゲームは、最先端のテクノロジーを屈指して開発しますので、開発者にも情報収集に貪欲な人が多いです。
セミナーへの参加
私はテクロノジーだけでなく、プレゼンや組織作りやゲーム以外のエンターテインメントにも興味があり、色々なジャンルのセミナーに足を運んでいます。
ＡＩ関連の仕事もしているので、ゲームＡＩ開発の第一人者である三宅陽一郎さん(※)のセミナーに足を運んでいました。(※肩書はPLANETSの紹介記事より引用)
三宅さんのところへ出版社から執筆の依頼が来た時に、三宅さんは私に声をかけてくださいました。
三宅さんと私は仕事の繋がりもあるので、セミナーの参加と執筆の因果関係があるかはわかりませんが、私に付いている「ＡＩの人」というタグは、ＡＩ関連のセミナーに何度も足を運んでいた事で、印象が強くなっていたようにも思えます。
登壇しながら成長する
最初の私の登壇は、書籍の出版イベントでした。有名な方が出版された場合はよくある珍しくないイベントですが、私には初めての登壇です。
そこでは、ゲームのファンの方やゲームＡＩを学ぼうとする方など様々な方とお会いし、熱い思いを聞いたり質疑応答をしたりしました。それは、とても学びにも刺激にもなり、次のアウトプットへの糧となりました。
出版イベントを皮切りに、他のイベントでの登壇の依頼が来るようになりました。
登壇でのアウトプットは、開発していた事の振り返りと再整理の機会となり、またプレゼンの経験値をあげる事にもなりました。
アウトプットすると血肉になる
「ジョジョの奇妙な冒険」の岸辺露伴が過ごす主な舞台は「Ｍ県Ｓ市杜王町」です。Ｍ県Ｓ市とは作者の出身地でもある宮城県仙台市がモデルになっています。
その仙台にある「仙台高等専門学校(以下、仙台高専)」で、私は、二日間の登壇と授業への参加をし、生徒達に向けて「テクノロジーを学ぶ事とは」「ゲームデザインとは」「ゲーム市場の状況」など多くの事をアウトプットしました。
ここでも振り返りと再整理です。出版イベントとは異なり、テーマの幅が広がり新しく伝えたい事もあり、準備しながらその内容が自分自身の血肉となり吸収されるようでした。
刺激を受ける
仙台高専へのきっかけは「プレゼンの神様」の異名を持つ(当時)マイクロソフトの澤円さんのオンラインサロンです。サロンで仙台高専の准教授である関戸大さんと知り合い、初対面でふたりで飲みに行くほど意気投合しました。
仙台では、関戸さんをはじめ、様々な先生方から「組織や教育の進歩や改革」など貴重な話を伺いました。それは、ゲーム開発だけでなく多くの組織にも通じるものであり、様々な環境で活かせそうな内容でした。これを学校という世界で、教育者が実践している事が衝撃的で、とても刺激を受けました。
仙台での２日間は、Ｍ県Ｓ市杜王町というクリエイティブに満ちた空気感の中で知識を得るという素晴らしい時間でした。
人との繋がりで成長する
ゲーム開発では、テクノロジーの知識やクリエイティブの知識はベースとして必要です。ひとりで開発するものではありませんので、組織作りや情報共有も大切です。
最初は、ゲームという「アウトプット」を目的としたインプットの活動でした。その中で、様々な方と出会い、ここに書いていない方々の力添えもあり、出版と登壇というアウトプットができるようになりました。
そして、そこで新たな出会いをし、新しいインプットをしました。
アウトプットのススメ
ゲームでの「最高のアウトプット」が私の目標ですが、今回のこの私のアウトプットで伝えたい事は「アウトプットする事で新しい学びを得る事ができる」という事です。
ご自身がまだアウトプットをしていないと思っているのであれば、ぜひアウトプットをして欲しいです。
そこで得られるものは血肉になります！
なぜなら、それは経験で得た自分事だからです。その知識は、本で得た知識とは異なり、自然と体に浸み込んで行くでしょう。
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