この記事では、拡張子を擬人化し、その性格をチャットAIに考えてもらうユニークな試みをまとめています。AIとの対話を通じて、ファイル拡張子を身近に感じながら、ほんの少し情報リテラシーについても学べる内容となっています。
物語の生成には主にChatGPT-4を使用し、物語をさらに具体的に深めるためにClaude 3も一部で活用しました。拡張子の擬人化自体はあまり真新しさはないかもしれませんが、チャットAIに性格や物語の進行を考えてもらい、進めることは結構新鮮で面白いですね。
以下、ChatGPT-4のやりとり全量です。
拡張子とは
ファイル拡張子とは、ファイル名の末尾に付けられる「.txt」や「.jpg」のような文字列のことで、ファイルの種類やフォーマットを示します。拡張子は、コンピューターがファイルを適切に処理するために不可欠な情報です。(Claude 3より)
キャラクター
以下がChatGPT-4が考えた拡張子ごとの性格です。
なんとなくイメージできますね。
txt(テキストファイル)
.jpg(JPEG画像ファイル)
.mp3(MP3音楽ファイル)
.exe(実行ファイル)
.zip(圧縮ファイル)
.html(HTMLファイル)
.py(Pythonスクリプトファイル)
デジタル・アカデミー
シンプルに「これで学校をイメージした物語を作ってみてください」と指示して作ってもらったものが以下です。
キャラクター名がキャッチーでいいですね。この辺はClaude 3よりセンスがいいです。物語自体は可もなく不可でもないようなものなので、さらに指示をして、味付けをしていきます。
転校生ピー
PDFの転校生のくだりはClaude 3側のアイデアです。
「完璧主義で融通が利かない彼は、なかなか他の生徒たちと馴染めずにいました。」といった一文は、PDFの特性をあらわしているようで面白いです。
PDFは基本的に編集は不可能ですが、Adobe製品で課金をすることで編集が可能になります。このアイデアも取り込んだところ、Adobe神社に課金をしつつ、親睦を深めるという発想につながりました。
偽装された拡張子
「exe. とても勉強になる.jpg」は開くと間違いなく勉強になりそうですね。
このアイデアは、攻撃手法の1つである「RLO(Right-to-Left Override)拡張子偽装攻撃」がモチーフになっています。(というかまんま直接)
この手のネタをうまく取り入れることで、セキュリティ系の教材の開発にも使えそうですね。
その他の展開
この記事では省略しますが、他にもインストール作業が不正に中断されて、関連付けが壊れるといったネタも考えられますね。(やりとり全量参照)
さらに、異なるネタのアイデアも考えてもらいました。
ここにさらにマイナーな拡張子を入れても面白そうですね。
(.cob長老/.ycb導師などなど)
まとめ
身近なものを擬人化してみるというのは、新しい視点を発見する面白い試みです。
今回は、ファイル拡張子という普段はあまり意識されない存在を擬人化し、その性格をAIに考えてもらいました。
擬人化をすると、一気に身近に感じられる気がします。普段目にしても意識されないものは結構多いと思います。他にも身の回りのさまざまなものを擬人化してみると、新たな発見や学びがあるかもしれませんね。
おまけ(見出し画像)