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拡張子を擬人化して遊ぼう:ファイル学園物語

この記事では、拡張子を擬人化し、その性格をチャットAIに考えてもらうユニークな試みをまとめています。AIとの対話を通じて、ファイル拡張子を身近に感じながら、ほんの少し情報リテラシーについても学べる内容となっています。

物語の生成には主にChatGPT-4を使用し、物語をさらに具体的に深めるためにClaude 3も一部で活用しました。拡張子の擬人化自体はあまり真新しさはないかもしれませんが、チャットAIに性格や物語の進行を考えてもらい、進めることは結構新鮮で面白いですね。
以下、ChatGPT-4のやりとり全量です。


拡張子とは

ファイル拡張子とは、ファイル名の末尾に付けられる「.txt」や「.jpg」のような文字列のことで、ファイルの種類やフォーマットを示します。拡張子は、コンピューターがファイルを適切に処理するために不可欠な情報です。(Claude 3より)

キャラクター

以下がChatGPT-4が考えた拡張子ごとの性格です。
なんとなくイメージできますね。

  1. txt(テキストファイル)

    • 性格:シンプルで正直、飾り気がなく、どんな情報でもストレートに伝えるタイプ。信頼できるが、時には少し物足りなさを感じることも。

  2. .jpg(JPEG画像ファイル)

    • 性格:ポップでカラフル、視覚的に訴えることを得意とする社交的なタイプ。時には細部がぼやけがちだが、全体の印象を大事にする。

  3. .mp3(MP3音楽ファイル)

    • 性格:リズミカルで音楽的、情緒豊かな表現を愛するタイプ。細部よりも感覚を重視し、周囲を楽しませることが得意。

  4. .exe(実行ファイル)

    • 性格:実行力があり、物事を動かす力を持つリーダータイプ。直接的で、目的を達成するためには厳格な態度を取ることも。

  5. .zip(圧縮ファイル)

    • 性格:内に秘めた多くの要素を持ちながら、外側からはその全貌を見せない神秘的なタイプ。必要な時には価値ある情報やツールを提供する。

  6. .html(HTMLファイル)

    • 性格:情報と構造を重視し、どのように情報が表示されるかに大きな関心を持つ計画的なタイプ。外見だけでなく、内部の整理も大事にする。

  7. .py(Pythonスクリプトファイル)

    • 性格:柔軟で創造的、新しいアイデアや解決策を生み出すことに長けるイノベータータイプ。時には実験的であるが、その発想力は他の追随を許さない。

デジタル・アカデミー

シンプルに「これで学校をイメージした物語を作ってみてください」と指示して作ってもらったものが以下です。

デジタル・アカデミーには、さまざまな性格のファイルたちが集まって学びます。学園祭の準備がピークに達する中、.txt(テキ)は、みんなのアイデアをまとめる大切な役割を任されました。シンプルで信頼できるテキは、情報をわかりやすく伝えるのが得意ですが、面白みに欠けると感じていました。

そんなとき、.jpg(ジェイピー)、.mp3(エムピー)、.exe(エグゼ)、.zip(ジッピー)、.html(エイチ)、.py(パイ)がテキのもとに集まり、学園祭を盛り上げるための特別なプロジェクトを提案しました。各自の特技を生かし、一緒に何か新しいことを始めようというのです。

ジェイピーは華やかなビジュアルで注目を集め、エムピーは心地よい音楽で会場を盛り上げます。エグゼはプロジェクトの計画と実行をリードし、ジッピーは必要な資料や道具をコンパクトにまとめて提供。エイチはプロジェクトの紹介ページを作成し、パイはプログラミングを駆使して、来場者参加型のインタラクティブな展示を作り上げました。

プロジェクトの準備を進めるうちに、テキは自分のシンプルさが、情報を明確に伝える重要な役割であることを再認識します。そして、自分もこのチームに貢献できることを嬉しく思いました。

学園祭の当日、デジタル・アカデミーの生徒たちは、ファイルたちが一丸となって作り上げたプロジェクトに驚きと感動を隠せませんでした。みんながそれぞれの得意を生かし合うことで、想像以上の結果を生み出せることを実感しました。

この経験を通じて、テキは自分の価値と、仲間の大切さを深く理解しました。デジタル・アカデミーでは、それぞれのファイルが持つ「性格」が、大きな力を発揮することを、生徒たちは再確認したのでした。

ChatGPT-4より

キャラクター名がキャッチーでいいですね。この辺はClaude 3よりセンスがいいです。物語自体は可もなく不可でもないようなものなので、さらに指示をして、味付けをしていきます。

Claude 3で同じ指示をした結果。
ワードなのか、花子(Justsystem)なのか。

転校生ピー

デジタル・アカデミーに新たな転校生がやってきました。その名は.pdf(ピー・ディー・エフ)、通称「ピー」。ピーは完璧主義者で、一度決めたことは変えません。どんな環境でも自分らしさを貫く強い意志の持ち主です。ピクセルが乱れることなく、いつでも鮮明な情報を提供できることが自慢ですが、その完璧さゆえに、なかなか周りと打ち解けられずにいました。

デジタル・アカデミーの生徒たちは、ピーが心を開いてくれるようにと、土着信仰の神様であるAdobe様にお願いをしました。Adobe様は、デジタル世界における多くのファイルたちが信仰する、叡智と創造力の守護神です。生徒たちはAdobe様の神殿に集まり、心を込めたお布施として、色とりどりのピクセルを捧げました。そして、みんなで力を合わせて作ったデジタルアートの祈願文を読み上げ、ピーが新しい環境に馴染み、友情を育むことができるよう願いました。

数日後、不思議なことが起こりました。ピーが他の生徒たちに対して徐々に心を開き始めたのです。Adobe様へのお願いが届いたかのように、ピーは学校のプロジェクトに積極的に参加するようになり、自分の持つ完璧な情報伝達能力を生かして、グループ活動に貢献しました。

特に、次回の学園祭の準備で、ピーは重要な役割を果たします。彼の能力を活かして、プロジェクトの資料やポスターを作成し、その完璧な出来栄えは来場者を驚かせました。ピーの努力と完璧さに感動した生徒たちは、彼に対する理解を深め、学園内でのピーの位置づけも変わり始めました。

Adobe様へのお願いとお布施が、みんなの心を一つにし、ピーが新しい友情を育むきっかけを作ったことを、生徒たちは大切に思いました。デジタル・アカデミーでは、ピクセルとコードが織り成す独自の信仰が、生徒たちを結びつけ、新たな友情の芽生えを促すことを再び証明したのでした。

そしてピーは、自分がどんなに完璧であっても、周りとの協力と友情があってこそ、その能力を最大限に発揮できることを学びました。デジタル・アカデミーの生徒たちは、それぞれの個性を認め合い、支え合うことの大切さを再認識するのでした。

ChatGPTより

PDFの転校生のくだりはClaude 3側のアイデアです。
「完璧主義で融通が利かない彼は、なかなか他の生徒たちと馴染めずにいました。」といった一文は、PDFの特性をあらわしているようで面白いです。

PDFは基本的に編集は不可能ですが、Adobe製品で課金をすることで編集が可能になります。このアイデアも取り込んだところ、Adobe神社に課金をしつつ、親睦を深めるという発想につながりました。

Claude 3側のやりとり
信仰はお金です

偽装された拡張子

デジタル・アカデミーには、一見穏やかで日々が続くかのように思えましたが、ある日、学園は未曾有の事件に直面します。その事件は、生徒たちの間で「偽装された拡張子」として知られるようになりました。

事件の発端は、デジタル・アカデミーの掲示板に現れた一つのファイルでした。「exe. とても勉強になる.jpg」と名付けられたそのファイルは、一見すると役立つ学習資料のように見えました。多くの生徒たちが興味を持ち、ファイルを開こうとしましたが、.jpgだと思われたそのファイルは実は.exe、つまり実行ファイルでした。

このトリックは、RLO(Right-to-Left Override)拡張子偽装攻撃を模しており、ファイルの本当の性質を隠していました。幸いなことに、デジタル・アカデミーには最先端のセキュリティシステムが備わっており、不審な活動はすぐに検知され、実害はありませんでした。しかし、この事件は生徒たちにとって大きな衝撃を与え、学園内には緊張が走りました。

事件の解決のため、.py(パイ)、デジタル・アカデミーの探偵部部長が立ち上がります。パイは、プログラミングと解析のスキルを駆使して、事件の真相に迫ります。彼はまず、ファイルが掲示された経緯を調査し、続いて、ファイルのメタデータやログ情報から、その出所を突き止めようとします。

推理の過程で、パイは一つの重要な発見をします。ファイルは、外部から持ち込まれたのではなく、学園内部からアップロードされたものでした。この事実は、犯人が学園の誰かであることを示唆していました。

緻密な調査と論理的な推理を経て、パイはついに犯人を特定します。犯人は、新しいセキュリティシステムのテストを目的としていた生徒でした。その生徒は、学園のセキュリティ意識を高めるために、偽装されたファイルを使用したシミュレーションを行ったのですが、事前に許可や説明を行わなかったために、大きな混乱を引き起こしてしまいました。

事件が解決に向かい、真実が明らかになると、学園は再び平和を取り戻します。生徒たちは、デジタル世界に潜む危険と、セキュリティ意識の重要性について深く学びました。また、この事件を通じて、パイの推理能力と、デジタル・アカデミーの団結力が改めて証明されたのでした。

ChatGPT-4

「exe. とても勉強になる.jpg」は開くと間違いなく勉強になりそうですね。
このアイデアは、攻撃手法の1つである「RLO(Right-to-Left Override)拡張子偽装攻撃」がモチーフになっています。(というかまんま直接)

この手のネタをうまく取り入れることで、セキュリティ系の教材の開発にも使えそうですね。

その他の展開

この記事では省略しますが、他にもインストール作業が不正に中断されて、関連付けが壊れるといったネタも考えられますね。(やりとり全量参照)

さらに、異なるネタのアイデアも考えてもらいました。

Claude 3

ここにさらにマイナーな拡張子を入れても面白そうですね。
(.cob長老/.ycb導師などなど)

まとめ

身近なものを擬人化してみるというのは、新しい視点を発見する面白い試みです。
今回は、ファイル拡張子という普段はあまり意識されない存在を擬人化し、その性格をAIに考えてもらいました。

擬人化をすると、一気に身近に感じられる気がします。普段目にしても意識されないものは結構多いと思います。他にも身の回りのさまざまなものを擬人化してみると、新たな発見や学びがあるかもしれませんね。

おまけ(見出し画像)

DALL-E 3

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