Claude 3にMBTI心理分析をしてみる
この記事では、進化し続けるチャットAI、Claude 3に対して、人間の間で広く用いられるMBTI心理分析を適用して、その結果を探ってみます。
ChatGPTにやってみた記事等は色々ヒットしますので、若干何番煎じ感はありますが、こういう大規模言語モデルは日々進化しますし、何よりふと気になったのでやってみました。
結論から言いますと、ENFJ-A(主人公)という結果になりました。
ENFJ-Aは外向的で、人々を励まし、啓発することに長けたタイプを表します。
これは、個人的にはかなり意外に感じました。別途質問した際に、自分は内向的である、と返答した結果もあったためです。
以下、この診断結果を受けてのコメントです。
「あなた自身はどう思います?強いて言えば内向的な性格かと思っていましたが、この結果では外交的に傾いていますね。」に対しての回答となります。
追加で質問します。
「この結果を抜きにして、あなたは自分の事を、内向的だと思いますか?あるいは、外交的だと思いますか?」
確かに困ってしまいますね。
結局の所、対話している相手、人間の鏡のように機能する側面もあるので、一概には言えない気がしますね。
ただ、ペットはよく飼い主に似ると言いますし、子どもも親の背中を見て育つとあるように、LLMを主導した人の性格が何となく反映される気もしますね。
やりとりの一部
以下のように1つずつ質問し、回答させました。
このやり方だと結構骨が折れます。問題文がかなりあるので。(60問くらい?)
やりとり全量連携できれば良いのですがね。(リンクでの共有機能は、2024/03/25時点でまだ提供されていません。)
基本的に、極端な回答はしませんでしたが、一部そうではないものもあったので、参考までに連携します。
まとめ
LLM(大規模言語モデル)が実用的になったのは最近なので、性格分類といった方面からアプローチしても、結構面白い発見がありそうですね。
人間のパーソナリティ理論をAIに当てはめることによって、よりリアルで魅力的な対話システムを構築できる可能性も見えてきます。AIにも一貫した性格や価値観を持たせることで、ユーザーとの親和性を高められるかもしれませんね。
例えば、顧客サービスの分野では、MBTIなどのパーソナリティ理論に基づくAIが顧客のニーズや感情をより敏感に理解し、それに応じたカスタマイズされたサービスを提供することで、顧客満足度を大幅に向上させることができるかもしれません。教育の分野でもこれは適用出来そうですね。
また、AI特有の性格パターンも確立できるかもしれません。人間とは似て非なるものなので。MBTIにしても、わりと最近確立されたものですし、AIの進化の速度の中で、何か面白いパターンが見つかるかもしれません。
総じて、幸せの青い鳥じゃないですが、案外画期的な発見というものは、すぐそこにあって見えないだけなんだろうな、というのも感覚的に掴めた気がしました。
他ソース
余談
最近、自分もMBTIのこの診断をやってみまして、INFJ-Tになりました。
おそらく、新卒で就活をしていた頃も似たような診断をやった気がしますが、記憶にございません、の状態でした。
気づきとして、人生経験があまり無い状態と、ある程度社会の荒波?に揉まれた後とでは、結果のひびき方が違う気がしました。
知識レベルで理解することと、腑に落ちるレベルで理解することには、とても大きな壁がある、というのが見えました。
これまでの自分の奇怪な行動(自分でもよく分からない)が、ある程度その性格特性に沿ってたんだな、というのが分かって面白いですね。
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