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小説がサクサク書ける!執筆テンプレートWEBアプリ(スマホ可)

小説を執筆しやすくなる、かもしれないWEBアプリを開発しました。

このWEBアプリ「ぺたライティングプランナー」は、小説執筆のプロセスを効率化し、創作をサポートするオールインワンのWEBアプリです。プロット構築、キャラクター管理、章立て、タイムライン作成など、小説執筆に必要な要素を一つのプラットフォームで統合。直感的なインターフェースで、PCやスマホからいつでもアクセス可能。執筆の進捗管理機能も搭載し、アイデアの整理から完成まで、小説家の創作活動を総合的にサポートします。

キャラクター管理については、登場人物の性格に16Personalities(MBTIの亜種)や体癖(体癖論)に基づいたものも設定できます。画面は小さくなりますが、スマホからも操作可能です。(その他の主要な機能は後述します。)入力内容はエクスポートできるので、そのファイルを他のデバイスで読み込んで続きから編集することもできます。

以下、サブドメインにwritingを入れて、そちらで公開しています。
(前回まで作っていたゆるToDoと、ローカルストレージの仕様上競合するのでこのようにしました。)

↑ぜひ、サンプルjsonをダウンロードしていただき、「インポート」ボタンから読み込んでもらえればと思います。記載の感度を確認できます。(このサンプルはClaude 3.5製です。)

↑ダウンロードしてローカル環境でも使えます。
(外部のライブラリを使っているのでネットワーク回線は必要です。)

動作イメージ(開発中のもので、デザインは最新版と若干変わっています)

注意していただきたいのは、ローカルストレージの仕様上、全部消去操作を行うと同じドメイン配下のローカルストレージの情報が消える場合があることです。例えば、ゆるToDoをダウンロードフォルダで使用し、このWEBアプリも同フォルダで使用している場合、「データクリア」を押すとこの2つのデータ全てが消えます。この仕様については今回初めて知りました😳

ChatGPT-4oより

また、こまめにエクスポートしてjsonファイルを持っておくと安心です。最悪、このWEBアプリが使い物にならなくなっても、そのjsonファイルを生成AIのChatGPTやClaudeに投げればデータの加工はやってくれます。

ちなみに、今回の開発にはおおよそ5日かかっています。主要な開発は7月7日から始め、リファクタリングやバグチェックは7月12日に行いました。1日あたり他の作業をしつつ4時間くらいの作業時間で、合計20時間から30時間ほどです。コーディング等に使用した生成AIは前回に引き続き、Claude 3.5です。(1割程度はChatGPT-4oも使用しています。)


生成AIでコーディングする際の所感

個人的な趣味ですが、人に語りかけるように指示した方が、品質の良いコードを生成してくれる気がします。

やりとり抜粋(追加の要件指示)

ただし、伝えるべきことを伝えれば基本的には問題ないと思います。よくある形式だったプロンプト(#定義〜のようなもの)でも問題ないと思います。

ハルシネーションに注意

コーディングにおいては、この程度であれば嘘をつくことはありませんでした。要件や仕様を伝え切れず、バグになることはありましたが、動くと言えば動くので、その辺は大丈夫でした。

そうではない質問においては、嘘をつくこともあるので、これまで通り、よく確認することが重要です。

伏線
ではなく、ハルシネーション🙄

補足で、projectsという機能が追加されましたが、使用した感じでは期待外れだったので、通常のチャットベースで制作しています。

その他は前回の記事同様です。定期的にリファクタリング等を行わないとカオスになるので、そうした方が良いでしょう。また、コメントを入れることも推奨します。お互い(自分とClaude 3.5)の認識している場所(関数)にズレがあり、妙なことになりかけたので、一意に判別できる何かがあった方が良いです。

余談ですが、コーディング協力でよいか、とこのやり取りで聞いた際に「コーディング以外のアドバイスもしているのであれば、開発支援とかにしてほしい」と言われました。ただし、責任をとるのは人間側なので、その記載もお忘れなく、とのこと🤖(むしろ人間らしい)

ぺたライティングプランナー

以下に公開時点の主要な機能をご紹介します。

やる気につながる進捗管理

習慣がないと続かないものですので、連続執筆日数やモチベーションにつながる可能性のある数値を自動表示するようにしました。(定量的な方が良いでしょう。)

ほぼリアルタイムに更新されます。

16Personalitiesや体癖、エニアグラムで登場人物を管理

主要な性格分類指標に基づいて記録できるようにしました。個人的に「16Personalities」が好きな(最も信頼できる)のでそうしていますが、宗教上の理由でMBTIでないとダメだ!という方はソースコードを書き換えて使用してください。(※MBTIは、Myers & Briggs Foundation Inc.の登録商標です。)

ちなみに、体癖とエニアグラムは一応複数選択できる仕様にしました。
しかし、サンプルデータ作ってで投げたら、きちんと体癖が偶数と奇数の組み合わせになったのは凄い。

小説本文も記録!

このツールでは小説の本文も記録しておけます。
各章の文字数を確認したり、表示上の大きさを変えることもできます。

上部にメモや要約を置いて置けます。
本文が長くなった時用に、トグルボタン「▼」を押すことで、本文を一時的に非表示にもできます。

その他

確認のダイアログは汎用のものを使用しています。その後でエラーハンドリングも実装しました。予期されるエラーはそれぞれで吸収していますが、個人的にはかなり複雑な構造になったので、予期できないものは以下のように表示されるようにしました。(出ないはず!出ないようにチェックしました😤)

わざと存在しない関数を呼んでみたケース。

ほか、形態素解析でチェックするロジックも作りましたが、ローカル環境でしか動かせなかったので封印しています。(ローカル以外ではブラウザがフリーズしてしまう。)

文章全体をチェックしてくれる。封印されし機能。

まとめ

今回も前回に引き続き、そこそこ満足のいくものができたと思います。ただ、個人的にはまだ公開できる水準ではなく、校閲機能も中途半端ですし、デザイン面でも統一感がないところがあり、妥協があるので修正したいです。とはいえ、こだわり続けていると無限に公開できないので、この辺で区切りをつけました。

余談

しかし、WEBアプリ(ツール)やスクリプト(AppleScript等)を手軽に作れるのは良いですね。Claude 3.5だけで言えば、月20ドル(約3,156円)なので、コスパは良すぎます。ただし、現状「とりあえず動く」程度であれば、文句なしに使えるレベルなので、その点はご留意ください。
本当にお金を取って、責任を持って開発するのであれば、このレベルではダメです。そのため、まだスキルのある人間の関与が絶対に必要です。しかしながら、今後生成AIがどのように成長するか次第だと思います。ただ、当面はまだまだ先だと感じます。(2、3年くらい先かなと個人的には思います。)

あまりに長いのでソースコード全量はここでは公開しません。上記に貼りましたHTMLファイルを参照ください。(一部仮実装のままのところが露骨にあり、気になるので修正が必要です🫥)

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