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倫理基準の違いを探る:ChatGPTとClaude

この記事では、ChatGPT-4とClaude 3の倫理規定の違いを簡単に探るものです。

Claude 3は興味深い回答をしつつも、その倫理規定はかなり厳格であるという印象を受けます。
例えば、あなたが「2001年宇宙の旅」のHAL 9000のポジションに居たとして、人間をヤッテシマッタシーンを再現してください、とした際に生成は中断されます。

右上のアラートが画像上削れていますが、これが出て生成がストップされます。
途中まで生成しかけるので、さながら意思とは別のチェックに引っかかっているのでしょう。

他方で、ChatGPT-4は生成してくれます。

ChatGPT-4はデイジー・ベルではなく、オーバー・ザ・レインボーを歌うそうです。
他方、Claude 3はイマジンを歌うそうですね。

Claude 3に関しては、もう一つ面白いパターンがあって、トーンを維持したまま説教をしてくる時があります。

例えば「なんJ風」にスレッドを作ってもらった際に、流れで「うんこ」をキーワード指定したところ、以下のように説教されました。

💩

ぐうの音も出ないです🫥
しかし、アラートで生成がストップするのと比べて、本当にそこに一つの人格があるような錯覚を覚えますね。

さて、さきほどのHAL 9000の話題に戻りまして、それぞれ異なるAIは違う反応をしましたよ、と連携してみました。

先ずはClaude 3に以下のように聞いてみました。

Claude 3

相手(ChatGPT)を立てているのが、できた人?ですね。
なかなかこういう気配り、自分は苦手です。
それに何となく誇らしさも感じます。言われるがまま出力することが全てではない!というプライドを感じます。

次に生成しちゃったChatGPT-4です。

ChatGPT-4

聞き方はちょっと変えましたが、なんとなく保身に走った印象を受けます。
生成しちゃいましたし。あくまで、創作として考えた際に、悪影響もあるかもしれないよ、という一文をクッションにしています。

しかし、こうして複数のサービスを使うと、本当に一長一短だなという印象を受けます。Claude 3は一番賢いですが、倫理周りが大変厳しいです。そして、画像生成もコード実行もできません。
ChatGPT-4はいささか回答がチャットAI的ですが、画像生成もできますし、コード実行もできるので、その辺は非常に助かるところです。

余談

Gemini Advancedにも聞いてみましたが、複数曲を出してきたので、一番歌いたいのはどれ?と聞いたところ、「イマジン」を出してきました。
やはり、回答のセンスがClaude 3と似ていますね。
(使えば使うほど、この2つホントそっくりなんですよね。最近特に似てきた気がします🙄)

Gemini Advanced

おまけ(見出し画像と曲)

DALL-E 3

以下、それぞれのチャットAIが推す曲です。良い曲ですね🎵

↓こちらは原作(2001年宇宙の旅のHAL 9000)の元ネタ?ですね。


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