Detroit: Become Human:2018年 v.s. 2024年のアンケート
別の記事でも少し触れましたが、『Detroit: Become Human』のPC版を改めて購入しました。このゲームには、(トップのメニュー画面から)プレイ中に答える簡単なアンケートがあります。答えなくても良いのですが、10問ほどの質問がプレイヤーに投げかけられ、現代のAI技術や未来の可能性について考えさせられます。
今回は、2018年に答えたアンケートのキャプチャを偶然一部発見したので、2024年の自分の回答と比較して、どのように自分の考えが変わったのかを振り返ってみました。
アンケート結果
代表として3つだけに絞っています。
Q:無人島に何か一つだけ物を持っていけるとしたら何を持って行きますか?
2024年の回答: 紙とペン
2018年の回答: 紙とペン
この質問の回答は、2018年も2024年も変わりませんでした。当時の自分がなぜ「紙とペン」を選んだのかは正確には覚えていませんが、今の自分としては、暇つぶしとしても役立ちますし、何かを書くことで時間を過ごせると考えて選びました。(コンテンツがないなら自分で作っちゃえ!)
確かに本も捨てがたいですが、既に出来上がっているコンテンツをただ受け取るだけでは、無人島生活の中では物足りないかもしれないと感じました。また、携帯やゲーム機などはバッテリー切れや故障のリスクがあるため、選びませんでした。壊れたときに自力で修理するのは厳しいでしょう。
ほか、世界のアンケート結果を見ても、昔も今も「楽器」がトップに来るのは興味深いです。どの楽器が選ばれているのかも気になるところですね。
Q:どの技術が一番楽しみですか?
2024年の回答: アンドロイド
2018年の回答: 脳への機器接続
この質問の変化は非常に興味深いですね。2018年当時は「脳への機器接続」を選んでいますが、当時はアンドロイドや脳への機器接続といった技術は、すべて遠い未来のSFの話として捉えていたように思います。2024年の今では、特にアンドロイドが現実の技術として急速に伸びてきています。
2018年当時はAIや自律ロボットがまだ遠い未来の技術だと感じていましたが、最近では、大規模言語モデル(LLM)を使ったAIの進化や、自律ロボット技術の研究が急速に発展しており、SFのような未来が現実に近づいてきています。
Q:いつの日か機械に自我が芽生えると思いますか?
2024年の回答: はい
2018年の回答: いいえ
この質問については、自分の考え方が大きく変わりました。2018年は、機械が自我を持つなんてことはあり得ないと考えていました。ゲームをプレイした後も、プログラムされた範囲内でしか機械は動けないと思っていたのです。しかし、昨今のAI技術、特にLLMを活用した対話型AIを目の当たりにすることで、自我や意識についての考えが変わってきました。(これは間違いなく、ChatGPTやClaudeといった対話型AIの影響ですね🤖)
もちろん、映画やゲームのように機械が独立運動を始めるといった未来はまだ遠い、というよりあり得ないと思います。しかし、人間同等の心を持ったAIが登場する日は、そう遠くないかもしれません。
まとめ
過去と現在のアンケート結果を比較することで、自分自身の考え方の変化だけでなく、AI技術が社会に与える影響についても再認識することができた気がします。特に、AIがもたらす未来についての想像力が、2018年から2024年にかけて大きく進化しているのを感じました。
『Detroit: Become Human』が私たちに問いかけるAIと人間の未来は、ますます現実的なものになっています。このゲームは、ただのエンターテインメントではなく、私たちに技術と倫理の未来を考えさせる重要なツールになりつつあるのです。