早朝フライトで余市ラフェト行ってきた(La Fête des Vignerons à YOICHI(農園開放祭)2024)
どうも、丹治です。
志田っちにチケットを譲っていただき、ラフェトに行けることになりました。本当にありがとうございます。ちなみに志田っちはワインエキスパートの二次試験講座を試験前日までちょいちょいやっています。私は去年ワインエキスパートを取るにあたっていろんな人の話を聞きましたが、一番勉強になったのは彼でした。ぜひ。
そんなわけでラフェトに行けることになったのですが、私用が重なり、前乗りすることができなかったため、早朝フライトで会場に赴きました。
La Fête des Vignerons à YOICHI 2024
基本情報
ざっくりワイングラスを片手に会場を巡り余市のワインを飲み尽くすイベントです。参加費3000円ですが、先着制なので申し込みから数分で枯れます。まあ、3000円なので行ける行けない関係なくサイトに特攻するのもアリだと思います。
え、私ですか?チケット販売されて30分後に思い出しました🥺
会場地図(2024年)
あれ、意外にエリア小さくねって思いましたでしょうか?美沢エリアを見るとわかるように、ドメーヌユイから木村農園まで2kmあり、ずっと上り坂です。ちなみに開催当初はもっとエリアが大きかったとか。修行僧かて。
スタートはニトリ観光果樹園となり、そこから各自飲みたいワインを飲みに行くというスタイルです。ルートは人によってまちまちで、飲みたいワイナリーを優先する、木村農園から下っていく、ドメーヌユイから登っていく、時計回りで回っていくなど。
ドリンクフードはキャッシュオンスタイルですので、参加費3000円+飲食代(現金)が発生するものと認識ください。多分クレカ決済どこもできないので2万円くらい余分に持ってないと詰みます。
クローク(2024年)
HP参照。ラフェトに来たからタカヒコ買えるとか無いので手ぶらでOK。まあ、一部都内で買いにくいボトルの販売はしていますが。
シャトルバス(2024年)
HP参照。徒歩で行くには絶望的な距離(4.0km)なので交通機関を利用しましょう。ちなみに私が利用したのは10:45のバス。私含めて2人しか乗っていませんでしたが、早い時間はめちゃくちゃ人がいる模様。
早朝フライト~ニトリ観光果樹園
羽田空港まで
羽田発の最速便は6:20-7:55です。浜松町発のモノレールは4:50〜、池袋発は4:25〜なので羽田空港へはちゃんと起きれるか勝負になります。私は徹夜しました。
新千歳空港~小樽駅
快速エアポートは8:05発と8:30発(2024年時点)ありますが、8:05発は飛行機降りた後400mくらい全力ダッシュしないと間に合いません。また、札幌駅での乗り換えを1分で済まさないと10:00に小樽まで辿り着けません。そして小樽余市間はICカード使えないので一度降りてチケット買う必要があります。かなり無理ゲーなので8:30発に乗ることを前提にいると心は穏やかでしょう。
小樽駅~余市駅
函館本線が通っているものの、前述の通り交通系ICが利用できません。また、小樽駅の交通系IC使う場所は自動チャージしないので手動でチャージもしくは現金チャージが必要です。
また、本数が少なく、8:30発の快速エアポートに乗っても小樽駅で接続に40分かかります。ですのでここでは積丹線というバスを利用します。小樽駅出て徒歩一分の場所にあるので迷わないでしょう。それに乗れば35分くらいで余市駅に着きます。
余市駅~ニトリ観光果樹園
無料のシャトルバスを利用して会場に行けます。観光バスにラフェトのシールが貼られているものを探しましょう。
移動時間
フライト:6:20~7:50(ずっと寝てた)
至札幌:8:05~8:42(この待ち時間で北海道の駅弁食べた😋)
至小樽:9:10~9:45
至余市:10:00~10:35(ずっと寝てた)
至会場:10:45~10:52
合計移動時間は家からの移動含め6時間超。ヒエー
祭りの始まりです。
ニトリ観光果樹園に到着するともう葡萄畑でいっぱいです。そこに受付のテントがあるのでチェックインを済ませます。そこでワイングラス(無銘、持ち返し可)とエリアマップが支給されます。以下飲んだワインも記載していきますが、主観全開の備忘録としても記載するので何卒(★で自分の好みの残します)
一杯目 ワイナリー夢の森
なるほど、こういう感じでワインの試飲をしているんですね。こんな感じで各地の小屋なり住居スペースなりが試飲会場になっています。南に向かってすぐにあるのがワイナリー夢の森。確かケルナーとヤマ・ソーヴィニヨンの試飲をしていました。ケルナーを注文しましたが、北海道らしくて綺麗で美味しかったな(★★)。
ちなみに、全てのワイン試飲は30mlでxxx円で販売しているためお酒弱い方や苦手な品種は「少し少なめで、半分くらい」と伝えてあげてください。
※以下より飲んだワインを記憶(記録)がある限りで残していきますがナチュールがあまり得意では無い私の完全主観で記載しておりますので悪しからず。
ドメーヌ・タカヒコ
正直余市のワインはモンガク谷と平川ワイナリー、キャメルファーム(カルディのワイナリー)、そしてタカヒコしか知らなかったので、ここがある種のクライマックスでした。
畑の前では酒屋さんが10種類以上のワイナリーのワイン試飲を行っており、今回出店ワイナリーのハイライトを見ているようでした。ここで確か3~5杯飲んだ気がしますが、記録に残っている3杯を書き残します。
■Yoichi - Blanc '22 Chardonnay ★
香りはナチュール全開で最初とっつきにくかったけど、飲んだらちゃんと美味しい、ふくよかなボディと酸が好き。後味に酢酸のニュアンスがあまりなく、タカヒコのシリーズで一番美味しいのこれでは?とさえ思った。濾過、澱引きしっかりやった健全無欠のクリアなものを飲んでみたい。
■平川ワイナリー Rose des Vents '22 ★★
安定の平川。セパージュ非公開であるものの、そんなの気にしなくてもいいくらいハズレが少ない印象です。このロゼは素直な色調に日本的な味わいを保有。赤果実が先行しながらも収斂性がちゃんとあるので飲んでて飽きないわこれ。
■平川ワイナリー L'EMBRUN ★★★
本当に驚いた。もうシャンパーニュ買わなくていいだろこれ。ほんのり還元入っていたが、酸と甘味のバランスが絶妙で和三盆の香りをほのかに感じる日本らしい綺麗な一本。これふるさと納税限定なのおかしいでしょ。一般販売してください。。。
タカヒコの畑はラフェト期間中立ち入ることが許可されており、大きな通りを歩くとドメーヌ イチとミソノ ヴィンヤードの試飲会場が、その奥にはタカヒコの試飲会場があります(後ほど友人に連れてってもらいナナツモリ試飲できることを知ったのですが初見殺し,,,,)。
■Misono Vinyard Pino Noir '22 ★★
今まで飲んできた余市のピノ・ノワールの中で一番美味しかった。日本的な赤果実の感じがありつつも、ネガティブな印象が全くなく綺麗にまとまった俺好み。早飲みピノとしてとても優秀かと。他のラインナップも飲んでみたい。
■Domenu Ichi Pino Noir '22
口に合わなかったです。
中井観光農園で9:30から飲み始めている友人達(志田っち)と合流できたのですが、「木村農園で飲めるものが強すぎてここでラフェト終わらせてもいいと思った」とか恐ろしい一言を頂いたので一旦離れて1kmの上り坂を早足で登っていきました。
木村農園
やっと着きました。到着時点で11:45。残り4.5時間で8ヶ所回らないと全制覇できません。修行僧かて。さて、上の写真の左手では鹿肉の串焼きを販売しており、その奥の戸が開いた木造の小屋が試飲会場です。
私がついた時には2割くらいのワインが売り切れており、それでもこの人だかりであることからここが大盛況であることを理解しました。ちなみにスタッフ曰く、会場から少し遠いところのワイナリーはボトルを3,4本しか持ち込んでおらず、数時間で売り切れ店じまいするとのこと。
■千歳ワイナリー KIMURA VINYARD KERNER SPARKRING ★★★
めっちゃ美味しい。くどい残糖感がなく。ケルナーらしい青リンゴと瓶内2次らしい細かい泡があり、再度リピートをしたいとさえ思ってしまった。日本の瓶内2次発酵美味しすぎな?
■千歳ワイナリー KIMURA VINYARD PINO NOIR
紅茶と赤果実が素直に主張。ルイ・ラトゥールのA.O.Cブルゴーニュに収斂性と酢酸が若干プラスされた感じ。
■ソーマニヨン ソーヴィニヨン・ブラン'20 ★★
相馬さんが作ったソーヴィニヨン・ブランなのでソウマニョンブラン。結構好き。SB特有の豊かな果実感を内包しながらナチュール系の嫌じゃない香りが絶妙。開けたらすぐ飲まないと終わりそうなくらい儚げの印象。少しテンション上がった。
■Yoichi Nobori Soumagnon ‘22
記憶にない。
■アリマックス ピノ・ノワール '22
口に合わなかったです。
■ヨカワイナリー 喜久
ピノ74% ゲヴェ18% シャルドネ他8%という珍しいセパージュ。
才川農園(ココファーム)
木村農園とキャメルファームワイナリーのゾーンの間、少し外れた場所にありました。飲んだこと無いワイナリーでしたが、「農民ドライ」をちょっと飲んでみたかったので寄り道しました。飲み水コーナーで水を大量補給しつつここでも試飲。ココファームはなかなかよかったです。
■月を待つ '22 ★
ほぼケルナー。かなり良い印象で4000円でもこれなら全然アリ!となってしまうくらい気に入った。※ここら辺からワインの感想を書いたメモが無い
■月を待つ '23
ケルナー主体だが、SBの割合が増えたとのこと。22よりふくよかなボディになったが鋭利な酸が削れ、没個性になった気がする。
■雲の時間 '22
記憶にないです。
■LOWBROW CRAFT Lady Sniff ピノ・ノワール'22
今日飲んだ赤の中で一番奇妙な体験をしたワインです。赤果実よりもシナモン、ナツメグ、クローブが露骨に感じられ、ピノっぽく無いピノという感じでした。タカヒコ系列ではあるものの、タカヒコのしんどさは無いのも不思議。今日飲んだ赤で2、3番目によかったかも。
キャメルファームワイナリー
キャメルファームワイナリーはカルディのワイナリーとして知名度を持っています。カルディではよく見かけるものの、だいたい4000円~7000円のためあまり食指が伸びなかったのですが、今回出展していると聞いて、これはある程度飲んどこうとなりました。
その他の出店ワイナリーは平川ワイナリー、フィールドオブドリームがありました。フィールドオブドリームで4種類、平川で3種類飲んだのですが、写真が無く忘れたのでレビューは割愛します。フィールドオブドリームのワインは10Rさんの委託醸造とのことで、醸造スタッフの方に委託の際に何を考えているかなど、普段聞けないことを聞きながら楽しみました。
バッカスが飛び抜けて美味しかったです。日本の泡やべえ。
■レジェント ブリュット'22
■バッカス エキストラドライ '22 ★
■シャルドネ '22
ドメーヌ・アツシスズキ
この時点で27種類は飲んでいる模様です笑。 一度にこんなに試飲すると、自分が余市のワインの何が好きで何が苦手かがなんとなくわかってきます。正直こんなにも飲むと他が消化試合になってしまうのも納得です。それでも50%も巡れていないのがラフェト。でかい。
ここではピノ・ノワールと豚肉コンフィを購入しました。
■ドメーヌ アツシスズキ ピノ・ノワール
タカヒコ系列の味です。
ドメーヌ・ユイ
ここで友人と再度合流しました。もうすでに14時手前。あと二時間で全て回るのは諦めました。ここは施設の中に複数のワイナリーがコの字を描いてラフェトの参加者を待ち構えていました。しかし、私の言った時には時すでに遅く、8割くらいのワインはすでに売り切れ、モンガク谷は完全終了していました。
ここでは確か、ユイのシャルドネ?と登醸造のセツナウタ、Domaine Blessの一本を飲んだ気がするのですが、記憶が無いので割愛します。
友人と合流後、道を戻りタカヒコへ、、、
ドメーヌ・タカヒコ(2回目)
「タカヒコは最後に行っても飲めるから最後でいい」とのことでタカヒコエリアへ。あれ、タカヒコの試飲どこでやってたんや。。。?と思っていたら、畑を渡って右折し50m歩いた隠れた広場に試飲会場が出現しました(初見殺し、、、)。
タカヒコは4種類各30ml/300円で試飲可能で、最後の方は皆さん閉園までタカヒコマラソンが繰り広げられていました。400本限定のオーリー、悪くなかったです。
中井観光農園
最後に友人がYoichi Noboriの抽選販売に当たったらしく、ワインを回収にこちらへ。ちなみに私はハズレでした。ここで2本飲んだのですが、揮発が苦手でした。
祭りの終わり。
さて、ここからは帰宅となります。帰りはもちろんシャトルバスでの帰宅となりますが、シャトルバスの本数が多く、問題なく余市駅まで行くことができました。その後、札幌まで電車で行きましたが、余市小樽間はすし詰め状態、小樽の乗り換えは出たとこ勝負のダッシュ乗り換えでした。
覚えている限りですが、合計34杯飲んだらしいです。300円(たまにそれ以上)*34なので、だいたい12,000円、フード代が2,500円なので、ラフェト参加したい人は少なくとも15,000円くらい現金持ってった方がいいですね。
早朝フライトした私から言わせると、ラフェトは前乗りで行くことをお勧めします。11時会場入りでも半分しか回れない規模感です。さらに、有名どころは正午を待たずに完売します。そのため少しでも早くきてたくさん楽しんだ方がいいです。
また、ラフェト前夜祭というものがあるらしく、周辺のワインバーが盛り上がっているらしいのでそこに行くのもアリかと思います。来年は前乗りします!
来年は一緒に余市で乾杯しましょう!
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