「こころ」の大原則
仏陀の言葉
仏陀の言葉に、こういったものがあります。
ダンマパダの冒頭の一文です。
この言葉の意味は、人それぞれの解釈がありますが、わたしの最初に捉えた意味はこのようなものでした。
「すべては心が創り出している。つまり、すべては物の見方である。すべては主観であり、妄想に囚われないことが重要である。」
最初は、この意味しか理解していなかったのですが、
よくよく読んでみると、どうやらもう一つの意味を含んでいるような気がします。それを、こころの大原則と名付けました。
こころの大原則
もう一度引用します。
この仏陀の言葉の意味には、2つあると思っています。
一つ目は、先ほど述べたとおり、「すべては主観であり、妄想に囚われないことが重要である」という意味ですが、
わたしが考えたもう一つは、以下の通りです。
「すべての事柄。例えば、世の中における成功、出世、快楽の充足、お金持ちになること、不労所得を得ること、自由を得ることは、すべてこころの統一を前提として成り立つのであり、こころの統一なき、それらの達成は無価値である。」
言い換えるとこういうことです。
この世での、一般的な成功は、心が穏やかで、幸福を得る基礎を持った心でなければ意味が無く、そのような心を持たないまま達成した成功は、塩水を飲むようなもので、さらなる渇愛(いわばもっと成功したい欲望)を生む。
こころの統一という表現をしていますが、いわば、平穏で、清浄な心のことです。
欲望に囚われず、三毒(貪欲、怒り、妄想)をきちんと流し、「いまここ」に生きている心のことです。
そんな心を持たずして得た幸福は、さらなる欲望を生じさせ、際限なき欲望は、身を滅ぼす。
以上が、わたしが思ったこころの大原則です。
ちなみに、この考え方自体は、
原始仏教伝来のものですが、今回の言葉にも内包されているという気づきを得たのでご共有させて頂きました。
すべては、こころを前提としています。
そんな、こころを大切にした生き方をすることが大事。いや、必須なのかもしれません。
以上になります。ご拝読ありがとうござました。
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