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最安値戦略から抜け出せたきっかけ

こんにちは。

ファッションバイヤーのたにやんです。


今日はBUYMAに関するお話。

僕は、BUYMAを運営して5年目なのですが、ここ2〜3年は全く価格を気にすることなく販売することができています。

値上げすることはあっても値下げ対応は一切しないですし、最高値で販売することはあっても最安値で販売することは絶対にないんですね。


今でこそこんな販売スタイルですが、実はBUYMAをスタートして2年間ぐらいはずっと最安値戦略をしていたんです。

ライバルより100円でも安く出品。誰かが値下げしたら自分はもっと安く出品。

出品する基準は、「最安値で勝負できるかどうか?」


こんな感じの手法でした。

「それが今の戦略に移行できたのはなぜか?」


今日は、そのきっかけを書いていこうと思います。

きっかけは誰もが経験することだった

遡ること約4年。

いつものように「最安値」で勝てそうなブランドを探し、最安値で出品。

そんなことを続けていたある日、

1件の受注が入ります。


通常通り買付作業を行なっているとラッキーなことにセールになってるではありませんか!?

「ラッキー!!思ってたより利益出るやん」

その当時は、ただただ利益が多く出せたことにテンションが上がるだけでした。


受注を頂いた商品を買付しようと思った時、セールになってて

「ラッキー」

という経験は、BUYMAをされている方なら1度は経験したことがある現象ではないでしょうか。

そして買付時にセール価格で買付できることがある日、頻発します。


1つの商品が人気になったんですね。

その時、ふと疑問に思ったんです。

「あれ?これさすがに誰か出品してるよな?」


いくら最安値戦略を取っているからとはいっても

買付先がセール価格になっているにも関わらず、通常価格から

値付けしたアイテムであって

セール価格からではないんですよね。

その当時の僕の感覚では、セールになった商品は

「セール価格からの値付けをしないと売れない」

そう思い込んでいました。


だからBUYMA内で同じ商品を出品している人がいないかどうか調べて見たんですね。

すると・・・


わんさかいるじゃありませんか!!

そうなんです。

予想通りたーくさん同じ商品が乱立されていたんです。


僕より安い出品者なんて山ほどいたのですが、この瞬間

「価格が高くても普通に売れる可能性あるんじゃないか?」

という1つの仮説が出てきました。

ひたすら仮説検証の繰り返し

最安値戦略を取っていた僕にとっていきなり全て価格を気にせず出品するというのはあまりに難易度が高かったので試しに

「いちいち調べるのが多過ぎて面倒臭いブランドは価格を気にせず出品してみよう」

となったんです。

ある程度、市場の価格相場だけはチェックして細かい金額は気にせず出品したみた所、

やっぱり売れるじゃないですか!!


この経験を繰り返していったことで徐々に移行していき、気づいたら全て出品する際は、大幅な相違がないように相場だけをある程度チェックして出品するようになっていきました。


誰もが経験するような所が、意外にヒントになっていたりするので同じ現象を経験したことがある方は、ぜひ参考にしてみてください。


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