百瀬ヒバナ×okogeオリジナル曲「不死鳥」shortMV公開に寄せて

※今回記述する内容は、一ファンとして感じた想いを綴ったものになります。この記述が正解ということはなく、100人いれば100通り、その人それぞれが感じたことが正解だと思っております。
また、ご覧になった方にとって「それは違うのではないか」と感じてしまう表記があるかもしれませんが、貶める意図や不快にさせる意図はございませんので、あらかじめご了承ください。
誤字脱字がある可能性もございますので、こちらも温かい目でご覧いただけますと幸いでございます。※


Vtuber、百瀬ヒバナ様
活動開始から半年にして、初のオリジナル曲。
直近の「 #Vtuberオリ曲ライブ 」の投票でワンフレーズのみ聴いてはいましたが、このショートバージョンを聞いて改めて痺れさせられました。


◆曲について



少し長い文になりますが、今回の百瀬ヒバナ様のオリジナル曲を聴くことになるまでの前提となる話をするため、お時間があればご覧いただけますと幸いです。


このVtuberオリ曲コンピでのコラボを知ってから聞き始めた、
ボカロP・okogeさん。

以前から好きで聞いていた、Vtuberのヨシナさんがカバーしていらっしゃる「マチアワセ」を作曲されている方だと知り、
すぐにBoothにてCDを購入しました。

私は音楽の知識は皆無で音符すら読めない人間なので、難しいことはわかりませんが、1~12曲目まで聴いて、
それぞれ曲調や用いられる楽器?EDM?も違い、雰囲気は曲ごとに全く異なるのに、
ギターの音程やリズム、テンポをずらされるような小気味の良いドラム回し、こぶしを利かせた調声等、「あ、自分が好きな音楽を創る方だ」
と感じました。

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これは余談ですが、個人的にバンドベースの曲がとても好きだということに最近気づき、そこにアクセントの様に入るシンセ?キーボード?が入る曲はバンド調から一気にオーケストラのような空間の広さを意識させられ、頭を抱えるくらいに魅了されるようです。
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創られている曲の中では「きろく」「週末、雑多の天気は」がお気に入りなのですが、(いや「同情するなら愛をくれ」も捨てがたい…)
セトリとして、人生転華⇒ヒット&アウェイの流れが個人的にとても刺さっていて、CDにも関わらずライブ会場にいるような臨場感をいつも感じています。

また、元々私がこういったサブカルチャーと呼ばれる文化を知ったきっかけはニコニコ動画・生放送で、
それに伴い当時ボカロをよく聴いていたのですが(といってもランキングに乗ってるような、当時ニコニコを見ていた誰もが知ってるような曲ばかりですが)
最近ではVtuberの方の懐かしのボカロカバー曲ばかり聴き、原曲のボカロや新しい曲や流行りの曲をめっきり聴かなくなっていました。


その熱を取り戻させてくれた方でもあります。


少し熱くなってしまいました。


ここまでが前提となります。


初めからギター・ベース・ドラムで飛ばすようなロック調からテンションを最高潮にもっていかれ、そこから心情を表すようなキーボードのしっとりした曲調。
直後に【胸中 「其処退け」】の歌詞から始まるメロディではすぐにギアを上げ、更にサビ前でシンセサイザーのソロ(?)で頭を真っ白にさせるといったような雰囲気で、常に感情を揺さぶられ続けました。


そしてサビ。




もう全部。全部が入っていました。ここまでの全部。








ここまでこれだけの文字数で書いてきたのに、本命のオリジナル曲の話でここまで語彙がなくなると思いませんでした。
今キーボードをたたいている自分が不思議でしょうがないです。

この一分足らずの曲だけでも間違いなく自分が好きな曲だとわかる。
それぐらいの濃密さを感じました。



◆歌詞について

※ここから一部、「Vtuberの存在の在り方」等について不快に思わせる記述があるかもしれませんが、貶める意図はありません。あくまでリスペクトをもって記述させていただいております。※

今までヒバナ様が歌ったカバー曲が、カラオケ配信を除き、MVとして挙げたものとして4曲。
以前にもツイッターで何度か感想ツイートを呟いたことがあったのですが、今回のオリ曲「不死鳥」で、ヒバナ様が伝えたいメッセージが、
自らの言葉をもって紡がれたことで明確になったように感じています。


再度、前提を綴ります。
併せて上記の感想ツイート、もといヒバナ様が今までのMVの概要欄に綴った言葉。
その曲にどんな想いを込めて歌ったのか、について私が呟いたツイートを添付しておきます。

私自身、元々Vtuberという存在が曖昧な存在であると感じていた部分があります。
というのも、それぞれの性格・経験・活動意図によって、その定義は大きく変わると思うからです。
活動意図の違いによっては、Vはあくまで”ガワ”として活動している方もいますし、それを否定する意図もありません。


こういうと誤解を生むかもしれませんが、”これまで” どんな環境で育ち、どういった仕事をし、今に至るのか。


その人(V)はその人(V)として存在する、ということを意識したい反面、ある種どこかで前世などを意識してしまうリアリストな面が意図せず湧き上がってしまいます。


ここまでが前提。



この個人的感情と、これまでの4曲のMVを踏まえた上で、「不死鳥」の歌詞に感じた解釈をフレーズ毎に綴らせていただきます。


大枠として感じたのは4曲目の「ヒバナ」でも感じた「葛藤」
そして今回それ以上に感じたのが、「火の子へのメッセージ」

「葛藤」に関しては、特に現実の部分に焦点があてられた歌詞のように感じました。

”目を覚ませなかった
溺れ歪む顔
空気 揺らす 焦燥 朦朧 鷲掴んだ 絶命”

⇒夢を見ることから逃げられず、たどり着いた先の”絶命”=ヒバナ様であること?(彼岸で生きること)


”胸中 「其処退け」自己嫌悪
がらんどうの身 四方無し
一人で悲しい?
通りすがり 朽ち去った本当”

⇒「胸中 「其処退け」自己嫌悪」
=自己顕示欲?もっと聴かれてもいいはずといった感情を抱えている?。多分創作したことある人なら少なくとも一度は、なくても当たり前にある感情。

 「がらんどうの身 四方無し 一人で悲しい?」
 =周りを見渡しても、私を私として見てくれる人はいない?個人V故、また配信者・創作者故の孤独感?
(話がずれますがここのフレーズ、韻を踏んでいてとても好みです。)


”死にかけの事実は喫した
産声 欠いていった
さぁ 見透かして”


⇒前のフレーズの”朽ち去った本当”と”死にかけの事実”は同義?
 とすれば本当(事実)は此岸の姿のことを指す?

 「産声欠いていった」
= 此岸の姿として想いを叫ぶことはかなわなかった?
 
 「見透かして」
=もっと本当の私を見て?

”かりそめに泣いて
嘘だけは愛され
絶望咲かして 枯れてゆく徒花
喰らいつけ
悲しみ刺さって何時の間にか穴だらけでも
愛してくれる?”


⇒此岸で生きる身体でいくら現実の悲哀や情熱を歌い叫んでも、好きでいてもらえるのは”ガワ”としての存在だけ(?)。
 それでも、いくら此岸の身が傷ついた姿であったとしても、好きでいてくれるか? 

 このフレーズの「愛してくれる?」の解釈が本当に難しい。
①実はボロボロの姿でいたとしても、かりそめの”彼岸の姿”を愛してくれるか?
なのか、
②現実との葛藤を叫ぶボロボロな姿の”私”を愛してくれるか?
なのか、はたまたどちらでもないのか。

ここまでが歌詞についての考察になります。
この歌詞を通して感じたことの羅列ばかりで、
なおかつ疑問符ばかりのあまりにも乱雑な箇条書きになってしまいました。

この解釈を踏まえた上での率直な感想として、
この1分と少し、「好きな曲!」と強く感じた反面、
想像のハードルを越えた想いの強さに気圧され、動揺してしまった部分があったことも否めません。
「スッキリしない」「モヤっとする」と言うと語弊がありますが、現状その言葉でしか自分の感情を整理できない、何か胸の中に残るような、すぐには正確な言葉で言い表せない感情を覚えました。
この日ほど、自分の語彙力の低さと感受性が恨めしいと感じたことはありません。



とはいえ今回公開されたのは、ショートMV。
まだ半分にも満たないかと思います。
フルでの音源が1か月後のM3になるかなと思います。
それまでにまた解釈も変わり、またフルを聴いてからの解釈も変わるかと思います。
とても乱雑な、感想とも言えない感想になってしまいましたので、改めてその時に、またそれとは別に何かを感じた時に言葉を綴ろうと思います。


以上




PS:カラオケ配信を含め、これまでにも増して情緒を感じさせる歌いわけが一層映えていて、少々度肝を抜かれました。
コメントやリプライで応援することの少ない私ですが、これからも応援しております。






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