見出し画像

ドラゴンズドグマ2 2周目150時間プレイし、改めて思うことを書き散らし


この記事は思いっきりネタバレをするわけでもないですが、2周目までやっている人がぼんやり書いてるので、サラっと重大なネタバレが飛び出すかもしれません。ご注意ください。



前回、ドラゴンズドグマ2の1周目、真エンディングをクリアした勢いで感想を書きました。


この後、私は真エンディングで情緒をめちゃくちゃにされてしまったのに、愚かにもメイポと共に2周目の世界……そう、因果の理を破壊できなかった覚者がまた同じ旅に出てしまいました。

道行くポーンたちがいちいち「さすがは覚者様、またもこの世界においでに?」「この世界がお好きなんですね!」と声をかけてきます。煽りよる……。

そんな二周目の世界で、スフィンクスの謎に挑み、メデューサの首を切り損ねて、彫刻家が失敗作を作り、探究心の証を全て拾った。そんなタイミングでこれを書いています。

プレイ時間は現在までで150時間。恐らくこのうちの半分ぐらいは移動時間でしょう。前回も移動手段について語りましたし、世界を何周も歩いたに違いありません。

しかし、ある時私は思ったのです。

このゲーム、一周まわってこのままでいいんじゃないか?


あまりに過酷な因果の世界で生きる人々を見つめて


と申しますのは、探究心の証を探す旅をしながらこの世界を感じることができたからです。

王城のある都にさえ、カジュアルにドラゴン的な何かが降ってきて住民を殺してしまう世界なんですよね。私の場合はメインストーリーのNPCベルントさんがいきなり焼き殺されました。

いや、サイクロプスがいるのは流石に警備のひととかどうなっとんやとは思いますけど。

街道だろうがなんだろうが、とにかく自然の中を突っ切っているので、いつでも野生動物やいわゆる人間に害をなす存在=モンスターに襲われる世界。商人が旅をするのも命懸け。にしてはカジュアルにひとりで出かけ過ぎじゃないか、皆さんとは思いますけども。

牛車は比較的安全に早く移動する手段として用意されていますが、わりと襲われる。でも徒歩で街道を歩いた時に比べれば、遥かに安全のように思うんですよね。たぶん護衛の皆さんが代わりに戦っているんでしょう。大変な仕事ですよ。

こんな世界観ですから、集落を離れた家では暮らしていけません。ぽつんと一軒家はほとんど廃屋か野盗やモンスターの巣、たまに手練れの夫婦が住んでる時は有りますが、この世界で「役割」から外れて生きるのはあまりにも過酷なんですよね。

そういう世界で、プレイヤーである覚者と、かわいいポンコツのポーンたちがとても大変な旅をしている。その感覚はすごく有ります。

物を拾ったら荷物が重くなる。食べ物はすぐ腐る。夜になったら何も見えない。照明も火しかない時代、ガラスは高級品だから窓もろくすっぽないので、街なかの家でもランタン付けないとよく見えない。そのリアリティを楽しむゲームなんだろうな、と。

その感じを徹底するならね、正直ファストトラベルは現状で十分ですよ。ウン。

いや、わかります。一周目はすっごい不便だなって思いました。せめて主要な街4つは初期から使えるようにしてくれないかなって思ってましたよ。

でも2周目に入ったら、まあ攻略見ながらやりましたけど、ワープする石結構貰えるんですよ。今6? 7個? かな? それで主要な拠点に設置して、ついでにあと2個フリーで持ち歩いてるぐらいなもんですよ。飛ぶやつも40個ぐらいある。

じゃあそんだけあったら、ワープするのかって言ったらね、しないんですよ。

あっちの町まで行く途中の、ここの道を通って、ついでに洞窟とかないか探そうかな、とか。あの辺のクエストやるんだったら、牛車で途中下車するほうが早いかな、とか。途中でドラゴンしばけへんかな、とか。

結局ね、便利なワープアイテム山ほどもって、ずっと歩いてるんですよ。

だけどね、それが結構楽しかった。ポーンはいつまで経ってもポンコツだし、崖の上から落ちそうで落ちない、ちょっと落ちてるメイポにハラハラドキドキしたりね。目的地に向かって走ってるのに「この付近で案内できることがあります!」ってメイポが言い出して、「またかーーーー」って思いながら宝箱に案内してもらったりね。

その旅がね、とても楽しいんですよ。この時間がずっと続けばいいのに、とかメイポも言ってましたよ。世界の因果とか関係無く、メイポとずっとこの世界でゆるりと生きていきたいよ。因果の思うつぼ。そうなったとき、プレイヤーは覚者ではなくなり、メイポも尽き従ってくれなくなるわけですわ。ああ、つらすぎ。


竜憑きというスパイス


竜憑きについても同じなんですよね。そのシステム自体はすごく面白いと思うんです。

ほんと、イベントとかで竜憑きについて実演交えて話が序盤に有ればまた違うのかなって思います。

恐らくこのゲームは、令和に出すには時代遅れなゲームシステムを採用しつつ、令和のSNSで情報共有がプレイヤー間で行われることを前提として作られていると思うんですよ。

当然竜憑きについても、プレイヤー間で警告や対策が考えられることを見越していたんじゃないかなとは思うんです。問題は、何も知らない最初のプレイヤー、もしくは純粋にひとりでこのゲームを楽しもうとしたプレイヤーが、何もわからぬまま割と序盤で竜憑きの被害にあう可能性があることですよね。

そこをもう少しなんとかできなかったのかなあ、とは思います。実際、巷ではメイポは確実に竜憑きになると言われていますが、うちのメイポは2周目現在まで一度も竜憑きに罹患しておりません。

だからこんな呑気なことを言っているんだ、と言われたらまあそれまでなんですが。個人的には、一周まわってこのゲームは大体これでいいような気がしています。


とはいえ、ストーリー数は少ない


サブストーリー含めても、ストーリーは確かに少ないようには感じます。

膨大な登場人物の殆どに「今ここを生きている」以上の意味が無いのですよね。いや、そりゃそうです。街のひと全員と仲がいいなんて逆に怖いですから。わかるんですよ? わかるんですけどね。

ストーリーが少なく感じる理由のひとつとしては、思っているよりもずっと分岐が用意されているからなんだろうなあ、とは思うんです。プレイヤーが、こうやったらどうなるんだろうな、の数は用意してくれているみたいな。でもなんというか、あといっぽ少ない気がするんです。

ということで、そういう意味でもDLCが欲しいです。欲しいです。もっとメイポと色んな旅をしたいのです。最近顔真っ赤にしてデレデレしてくるメイポと覚者に救いが欲しいのです。無いと思いますけど。

という書き散らしでした。お付き合いありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?